科学

2024年11月19日 (火)

多極化後の世界とAI?

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。


今回は、下の報道から生まれた妄想である。

マスク氏、報酬ゼロで週80時間以上働く「高IQの革命家求む」…「政府効率化省」の人材募集を開始

新設される米国の「政府効率化省」のトップに就く米実業家のイーロン・マスク氏は14日、X(旧ツイッター)上で同省の人材募集を開始した。報酬はゼロで、週80時間以上働くことなどを条件としている。

Xへの投稿によれば「地味なコスト削減に週80時間以上取り組む意欲のある、高IQ(知能指数)の革命家を求む」として、履歴書をXを通じて直接送るよう求めている。申込者の上位1%をマスク氏らが直接審査するという。

マスク氏によればこの仕事は無給だが、「短期間でも高い能力と誠実さを持つ人々が政府にいれば米国は大いに助かるだろう」と投稿している。

NVIDIAのファンCEOが断言「ロボットAI革命をリードするのは日本がふさわしい」

フアン氏は「フィジカルAIによるロボットのAI革命をリードする国として、ロボットが大好きな日本こそが最もふさわしい。最新のAIによるブレークスルーと、日本が持つ最先端のメカトロニクス技術を組み合わせることで、最大のチャンスをつかむことができる。NVIDIAとしてぜひ協力していきたい」と力を込める。
(中略)

AIエージェントとフィジカルAI
ファン氏は、生成AIの登場などによって進化を続けるAIアプリケーションの有用な事例として「AIエージェント」と「フィジカルAI」を挙げた。
AIエージェントは、デジタルAIワーカーと呼び変えることもできるが、基本的にはこれまで人が行ってきた業務の多くを担ってくれる存在である。NVIDIAは、AIエージェントの処理に必要なトークンを発行するだけでなく、生成AIモデルの開発と展開を支援するフレームワークである「NVIDIA NeMo」なども提供している。
(中略)

講演の後半でフアン氏は、ソフトバンクのグループトップを務める孫氏との対談を行った。孫氏は、ソフトバンクグループが国内に導入を進めているAIインフラのリソースを研究者や学生などに提供し、スタートアップの起業などに役立てたい意向を示した。
(中略)
孫氏は、PCやスマートフォンと同様に1人1人にAIエージェントが行き渡る未来を見据えてソブリンAI(国家独自のAI)の重要性についても言及した。「そういったAIエージェントは、その国の文化や慣習、知識を反映したものであるべきで、基になるデータはその国に帰属しなければならない。そのためのソブリンAIのデータセンターであり、国家としてのデータセキュリティにも関わってくる」と述べている。


◆多極化後の時代運気?
トランプら多極派陣営の当選は、いわば革命勢力が米国の従来勢力から政権を奪取したようなもの。古今東西、革命が実現すれば必ず従来勢力の粛清が起きる。現在は軍幹部の粛清が検討されているとの報道()があるが、いずれ軍だけでなく「忠誠不足」と見なされた色んな分野の連邦職員が粛清の対象になるだろう。
かつて世界革命実現(=世界覇権化)に燃えるソ連のトロツキスト達が対立派閥のスターリン(粛清大好き)によって活力を奪われたように、これで米国の世界覇権パワーは失われる。

米国でトランプが当選し、既にBRICSペイも始動した事で、世界の多極化はほぼ実現する目途が立ったかもしれない。
「ドナルド(あるいはマクドナルド」はケルト系の言葉で「世界王者」とか「世界の支配者」、トランプは「切り札」という意味がある。即ち、「世界支配者の切り札」という名前を持つ大統領が来年アメリカに誕生する。まさに世界のパワーゲームをひっくり返すジョーカー(道化)みたいな大統領になることは容易に想像がつく。それよりむしろ切り札が属している「世界支配者」が気になるところw
(なお、トランプと同じ多極派の現ロシア大統領の名前『ウラジーミル・プーチン』の意味はロシア語で『世界支配者の道』である。二人は仲良し。こんな偶然ある?w)

そんな情勢なので、そろそろ多極化後の世界について色々妄想してみてもいい頃か。
多極派達は、ただ単に世界を多極化させて今まで欧米一極覇権に経済発展を抑圧されてきたBRICSに投資して新しい商売を展開出来ればそれで満足なのか、それで儲ける事がゴールなのか?

確かに多極派達の中には目先の餌だけを見てそれをゴールと設定して動く人達もいるだろう。
が、多極派の源流になったトロツキスト達の背景を見ると、陰謀脳には多極化の潮流は単なる目先のビジネスだけで終わらない気がするのだ。
以前の記事でも少し書いたが、おそらく世界の多極化は何らかの形でゆくゆくはいわゆる「隠然とした世界政府(世界連邦政府)」かそれに一部似通ったものが実現しやすい世の中にするための通過地点に過ぎないのではないかという印象が今になって再度強まっている(個人の感想)。
実際に、そういう噂も聞いたことはある。当時は半信半疑だったので、この記事では「世界政府システムというレトロSFチックな構想は現実的ではない。最悪、世界政府出来る前に大勢が嫌がって揉めまくって人類が滅ぶw」的な事を書いたのだが、今回は「技術革新とやり方次第では将来直接統治的な世界政府ではないものの、隠然としたそれっぽいものが実現可能になっていくかもしれない」という前提で再度非現実的な妄想をしてみたいと思った。

で、その矢先に上のような報道を見つけたわけだ。
私がとくに注目したのは「PCやスマートフォンと同様に1人1人にAIエージェントが行き渡る未来を見据えてソブリンAI(国家独自のAI)の重要性について~」というくだり。
これ、要するに国民一人一人から国家の営みまで、ぜーんぶAIエージェント及びその企業に監視されて筒抜け・・・やり方次第でものすごい監視社会が作れる。集まった膨大な情報をどう使うか・・・
もしAIが国家運営に関与する時代になると、採用されたAIの企業にAIが関与した国家運営の全情報が集まっていくことになる。その情報は、ビッグデータとして「サービス向上のため」に他企業と共有されるかもしれない。
ビッグデータと言うものは、表向きこそ「プライバシーを特定されない形」になっているが、別のデータと突合することで個人を特定できてしまうことが判明している。これ、10年前から問題視されていたが、未だ解決していない。解決する気もないだろう。

仮に国民~国家の営みまで全部AIが関与していたら、膨大なデータと突き合わせてプライバシーや機密が推定できる。名探偵より頭のいいAIが素早く真相を見つけてしまうだろう。諜報も防諜もサイバー戦も、人間はAIに敵わなくなる。
そこに危険を感じたとしても、既に人類はAIに依存しなければ国家運営も生活も出来なくなっている可能性が高いんじゃなかろうか。そうなれば、人類が依存するAIを扱う資本達の思うがまま。隠然と都合よく社会を動かせる。そんな彼らは陰で「テクノクラート」のような立場になれる。彼らが各国を直接統治するわけではなく、各国有力政党の支持母体として政権を取らせ意向を反映させる。現在も(支持母体・支援母体の財界によって)各国で時々似た事が起きていると言われている(多くの投資を受け急成長した経験のある米中露は典型)のだが、社会のAI依存化で今より国家に対しての立場が強くなり、政権に意向を反映させるのが今より簡単になる(それが難しいほどの大国は潰すし、作らせない→世界の多極化)。
彼らがもし各国に対してそんな事が出来たら、それはもはや「隠然とした世界規模の連邦政府」みたいなものだ。世界革命2.0だ。
「マスク達シリコンバレー界隈は、そんな時代運気の推進にも関与しているのか?」と私の陰謀脳が囁いた。


◆抵抗を封じるには
EUという概念や、(計画の妨げになる)超大国覇権を無くすこと、隠然と進む監視社会化、疫病を口実にした国家主権制限が懸念されるパンデミック条約と世界保健規則改正、トランスヒューマニズム(先端技術を使って人間が肉体や場所の制約を超越した存在になることを目指す。当然、国境の制約を超えたライフスタイルが普及する)などは例の計画実現に向けて人々から徐々に抵抗感をなくさせるためのものと聞いたことある。AI依存社会推進もその一つだろう。
現在この流れに対して人々に抵抗感が無いわけではない。特に監視社会化は多くの人が違和感や不安感や嫌悪感を感じている。しかしマイナンバー制度などでもお分かりの通り、その抵抗感は無視されて強引に進められている。AI依存推進も同様だろう。
何より、便利な技術を普及させ「それ抜きでは生活できない(させない)時代」へ強引に移行させることで人々の抵抗感を封じている。またはパンデミックや災害や治安悪化などの「危機」を口実に抵抗感を封じている(そのためなら危機を意図的に作る)場合もある。
そうやって「大勢が嫌がって揉めまくる」ことを防いでいるかのように見えなくもない(幻覚)。

さらに、AIは便利ゆえに使い方次第で人間が本来持っている能力を退化させてしまい、長期的には国民の能力が退化して国家の力を奪うことにつながる。変な使い方をさせれば人類が更にAIへ依存していき、種族としての生きる力がAI無しには保てなくなるほど退化する未来もありえる。そうなれば技術を通して隠然とした支配を受け入れざるを得ない。考える力もIQも下がっている。
人類が今までできなかったことを出来るようにするためのAI利用ならいいんだけど、人類が今まで出来ていたことをAIに依存し代行させるようになっていく(今まで出来たことを出来なくしていく)と退化が始まる。するといずれは「退化し弱体化した人類をAIとテクノクラートが効率的に飼育する世界」になってしまう。
「便利さゆえの弱体化(情報筒抜け)」は、隠然世界政府実現に好都合である。そんな未来になれば人類の抵抗力は消えたも同然だ。国民主権がこれまで以上に形骸化してしまう。
まさに、依存と支配は表裏一体。退化と弱体化によるこんな手口はこのブログで語った事のある「地母神」とは真逆のものだ。
「育む母性」ではなく、「甘やかし発達を阻害していつまでも依存させ支配する毒親」だ。

そんな「便利さを使って抵抗を封じ隠然世界政府化を進行させる計画」があるとすれば、そこには大資本(国際金融資本)やAI企業やマスク、孫正義などが関与していると思う。トランプ政権の中にマスクがいるのは意味深だ(陰謀脳)。
「政府効率化省(DOGE)」なんて効率化を目的に「AI依存=便利さゆえの弱体化(情報筒抜け)」を推進する格好の口実だ。超大国の覇権弱体化も兼ねられて一石二鳥である。超大国を制するものは世界を制する。課題はEMPと電力不足か。

多極派は世界規模で社会のAI依存(=AI支配)を進めていくはずだから今後AI資本の株は安定資産になると思う。万一世界恐慌が起きてもAI株は強い。だが、将来自分達を監視し支配するものに投資することは自分達の首を絞めることになる。
AI資本の思惑を考えると彼らに寄与したくない・・・と考える投資家達もいるだろうが、「不景気でAI株ぐらいしかいい資産の逃げ場がない事態」にしてしまえば世界中の投資家達をほぼ強制的にAI投資へ向かわせることもできる。溺れさせて藁を掴ませるわけだ。

個人的に、マスクが政府効率化省で募集している「高IQで誠実な革命的職員」は、人間じゃなくてAIだとしても驚かないw
(ついでに軍人やCIA職員やサイバー戦関係者に高IQで誠実で無給で働くAIロボが採用されても驚かない)


◆歴史は螺旋状に進む
マスクも関わる「資本主導による多極化からの隠然世界政府化」とも言えるこの潮流、源流は欧州の封建制度崩壊を促したフランス革命から始まっていたのかもしれない。
徐々に国家権力が骨抜きになって資本に凌駕されて行き、資本に好都合な価値観や国家運営がされていくようになった流れがフランス革命以降の歴史にはある。そして今後見えてくる世界は、昔コミンテルンの一派であるトロツキスト達(多極派の源流)が目指してた「世界革命」の後の世界ともいえそう。革命後は、「世界支配者」 が統治するのか。
かつて大資本がコミンテルンを使ってやろうとしたけど出来なかったことを別の方法でやり直そうとしているようなこの情勢、占星術界隈でよく言われる『20世紀前半の焼き直し・カルマ再現』とも無関係ではあるまい。
「やり直し」のためには、世界人類の全てを監視し把握する(そして依存させる)目が必要になる。昔は技術的に難しかったけど、今はできそうな気配がある。恐らく、本当に「プロビデンスの目(神の全能の目」的なものを作れちゃう時代になったのだ。 
この前スプートニクが報道していた欧州各国の諜報機関を統合する汎欧州諜報機関新設計画 もそんな計画の一例に見える幻覚を発症した。
(どーりで英国がブレグジットしたわけだ; この計画が実現したら、英国はEU離脱で独自の諜報機関を死守したことに)

多極派が目指す「AIテクノクラートによる隠然統治」・・・その視点で見ると、台湾の半導体は今後さらに重要なカギになる。台湾は多極派の思惑(が良いかどうかはともかく)と合致すれば香港化せず今まで通り台湾のままでいられるかも。中国と同じ多極派各国の中にもそれ以外の国にも、「自国が『半導体の台湾依存』はともかく『半導体の中国依存』は嫌だ」と思う国も多い。多極派の大国であるインドとロシアも多分そう。日本もそう思っている。みんな世界が多極化しようがすまいがそう思ってる。そういった国々が中台関係改善に協力してあげられるといい。

ここまで書くと、世界のパワーゲームをひっくり返す切り札(トランプ)の持ち主たる「世界の支配者(ドナルド/マクドナルド)」について、何となく想像がつくかもしれないし、つかないかもしれない。
そんな事をこの写真見ながら妄想した次第であるw

今回の妄想は以上。
この先の時代、人々の「考える力」はますます必要になっていくかもしれない。己の「考える力」をAIに明け渡してはいけない。
愚民化は世界政府化にとっても各国政府にとっても資本にとっても好都合なのだから。
「効率的な支配・管理のためなら地球人類の大半をAIに依存させて退化・弱体化させて進化の可能性を奪っても構わない」と本気で思える存在は、もしかすると地球人じゃないかもしれない(真顔)


一人ぼっちの革命と独裁
マスク達が陥ってる心理ってこれじゃないだろうな?;

「シンギュラリティ」で妄想←例え将来、全世界が一つの国になって政府が一つしかなくなるとしても、「人権」や「主権者」という概念と機能は退化も弱体化もさせずにきちんと残しておいて欲しい。

人間はその技術を幸せに使えるのか?←トランスヒューマニズムについて。トランスヒューマニズムの政党が提唱する理想社会(理想の王国)を示す隠語「ゾルタクスゼイアン」がどんな世界なのか今となっては何となく想像がつくかもしれないし、つかないかもしれない。
トランプ政権とゾルタン・イシュトヴァンは親和性が高いと思う。siri(逆から読むとiris=虹彩)もまた、「プロビデンスの目」の一部なのかもしれない。

 

2024.11.27追記
イーロン・マスクがトランプへ密かにあてがう「超優秀な新ブレーン」の正体
似たような懸念を持つ学者の記事。同じような懸念を持つ人は多いかもしれない。
ふと思う。習近平やプーチンが「優秀な後継者」を育てている気配が無いのは、社会がヒトより優秀なAIを使って統治される時代を見越してのことか? と。

2024.12.2
本日、ヒトラーも似たような未来予測をしていたと知って鳥肌。「進化した者と退化した者の二極化」という未来予測をしていて、退化した被支配層(ロボット人間)の様子が「AIテクノクラートによる隠然統治」を受け退化した人々のイメージそっくり;
進化した支配層(神人)はさしずめ「AIテクノクラート」ってところか。

2025.2.14
イーロン・マスク氏「政府機関全体の廃止が必要」

2025.2.18
AIによって批判的思考は損なわれるのか--マイクロソフトらの研究で警鐘

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2024年5月 6日 (月)

「シンギュラリティ」で妄想

※以下に書いたことは個人の妄想です。

 

日本人が知らない「脱成長でも豊かになれる」根拠 若き経済思想家・斎藤幸平が語る貧困解決策

――ベーシックインカムについてはどうお考えですか。

今の日本で議論されているベーシックインカムは、例えば月7万円を配る代わりに社会保障をすべて削る、究極の「自己責任社会」になりかねない。
さらに「ベーシックインカムの分給料を下げる」という企業側の要求もはねのけられず、結局ますますお金に依存する社会になることを危惧しています。

ですので、私はベーシックインカムよりもベーシックサービス、必要なものを無償化して現物給付で渡す「コモン化」の道を選びたい。それによって貨幣の支配を弱め、市場に頼らずに生きていける領域を増やしていくほうがよいと考えています。

斉藤氏の考え方に100%迎合する気はないし、貨幣一元依存経済が前提のマルクスや共産主義にも興味はないが、「貨幣の支配を弱め、市場に頼らずに生きていける領域を増やしていく」という考え方についてはある程度共感した。彼が言う所の「コモン化」含め、企業主導ではなく主権者(政府)主導の前提でこの方向を目指す仕組みを運用するのが大切だろう。コモン化を言い換えれば「共有財産化」とでも言えばいいか。
もし「コモン化」の制度を運用する国が国民主権じゃなくなっていたら、国民はコモン化の支給を得て生きるために支給者の奴隷になって飼い殺しだ。前回取り上げたナイジェリアの場合、かなり資本主権と化している。資本主権状態だといずれ企業主導でコモン化が起き、国民主権は死にそうだ。
(日本も他人事じゃない。主権者=オーナー様が政府に運営させてる事業のうち、民営化しちゃマズイ部分を民営化させると資本主権に・・・)

今回はこれまでの「多極派の陰謀」的な妄想話とは全く違う視点の、全く異なる未来予想を妄想してみた。
前回まで、「多極派(特に資本層)はドル覇権を崩して(民主主義のプレゼンスを低下させて)人権意識が低く労働者を安い賃金でこき使える(独裁性多めの)途上国(中露グローバルサウス)と癒着して投資し、各国を適度な経済成長を与えた上で成長しすぎればすぐに(中国みたいな)管制バブル調整を入れて恒久的な「世界の工場」にし続けられる世界秩序を求めているのだろうか?」などという妄想に耽って遊んでいたが、昨今のAI技術・自動化技術の進化を見ると、どうもその妄想視点は「シンギュラリティ(技術的特異点)」という要素が欠落しているように思えてきた。アレが起きたら「労働者の搾取」が成立しなくなる。労働者がいなくなるからだ。
シンギュラリティとは、科学技術(特にAI)が発達・普及した結果、人類の生活や文明に従来とは異なる不可逆的な変化が起きる時点のこと。とくに最近はAIや無人化・自動化技術がもたらすシンギュラリティが注目されている(記事)。これが起きると大半の職業や貨幣経済が消える説もある。早ければ2050年にはそうなるとの説もある。
そんな事を考えていたら、私の脳は従来とは異なる視点の、すごくお気楽で能天気とも言える妄想を出してきたので以下に記す。


◆シンギュラリティの上手な使い方
まず、以前の記事を思い出したのでそこより抜粋:

環境考えるなら「CO2削減のために電気一元依存推進」とかいう茶番よりも大量生産と大量消費が不可欠な行き過ぎた市場競争をやめること。産業の自動化・無人化を(特定の企業や国家やテクノクラートが君臨する世界政府のものではなく、人類全員の共有財産として)導入し、自動化・無人化技術で作れちゃうものに関しては希望者が注文すると一定量まではタダで支給されればいいと思う(妄想)。
それらを管理・運用するのは一部のテクノクラート(テクノクラシー社会における支配階級にして監視者)達ではなく、腐敗なく民主的に選ばれ作られた組織と人々であった方がいいと思う。即ち、そこに住んでいる主権者自身がやるのだ。
とりま、自動化・無人化が進んでも世界が相変わらず従来型の貨幣経済・市場経済に一元依存し続けて世界中に失業者があふれて物が売れなくて世界中が貧困化とかいうオチは勘弁してほしいw 

将来、AIが発達して無人化が地球規模で普及し、ほとんどの職業が消えるという。安い賃金でこき使う以前に人を雇って働かせる必要すらなくなる。官僚さえ消えそうだ。無人化技術普及というシンギュラリティ(技術的特異点)のお陰で賃金も労働も無くなって貨幣一元依存経済が続けられなくなる。ほとんどの職業が消えた時代に今まで通りの経済システムを無理に続けると人類皆が貧乏になるからだw 
「シンギュラリティ後は大半の職業や貨幣が無くなることで従来とは別の独裁的な政権や資本勢力が生まれ、彼らが無人化技術で生産・支給するものに依存し、支給者に支配されてしか生きられない家畜のような人々が大量発生し、主権も自由も失ってどんな酷い目に遭っても逃げられず飼い殺しになる」なんて陰謀論もあるが、各国主権者同士が連携・協力して計画的に広範囲にコモン化を進めていけばそうでもない。
シンギュラリティをうまく使い、無人化技術が普及しほとんどの職業が消えて貨幣経済が立ち行かなくなった時、無人化技術を使った生産と生活のインフラを世界人類及び各国主権者の共有財産・共通の利益として当事者達が協力・連携しながらコモン化する方向に進むと社会は開運しやすいかもしれない。必要なのは「財源」ではなく、広い意味で「資源」になる。(←多極派によって成長する国の多くが資源大国な理由?)
その様な無料のコモンインフラが実現し、健全に適切に運用・管理されれば、例の「地母神」が甦る。インフラが地母神の器になるだろう。
既に振動医学は草の根的にコモンインフラ化する気配

昨今の文明全般に言えることだが、IT化も暗号化も無人化も等しく電気に一元依存するので災害や電磁パルスに脆弱だ。今後は文明を人質にとるEMP兵器が核に代わる戦略兵器の一つになりうるだろう(もう一つが生物兵器か)。
が、そも貨幣経済がなくなり奴隷も必要としない世界は各国が私利私欲のために軍隊を動員しリソースやリスクを費やして人や領土や経済を支配・所有・搾取する動機が従来より低下するので領土侵略とか覇権主義とかを選ぶ動機があまり生まれず、戦争が発生する動機や原因が減っていくかもしれない。無人化技術を使った生産と生活のインフラを地球規模でコモン化することで「奪わなくても得られる」度合いが上がるからだ。
どうしても欲しいものが「奪わなければ得られない」時、即ち何かに飢えた状態の時、人は争いやすい。
しかし無料のコモンインフラとその維持・管理が世界共通の利益となりえた場合はどうだろう。人々(主権者)が自分達に恩恵をもたらすコモンインフラの維持・管理のために世界規模で連携・協力する潮流が生まれれば、平和促進の一助になるまいか。
それでも残る戦争の動機や原因で今思いつくものは、命を捨てても先祖代々の歴史的な恨みを晴らしたい人達がいるとか、既得権を守りたかったり過去に買った恨みから身を護りたいなどで力を誇示して他人を思い通りに支配し続けるために権力・覇権を捨てられない連中が暴走するとか、あるいは狂信的なイデオロギーや宗教動機などだろうか。

自動化・無人化技術による生産・生活インフラが地球規模でコモン化された未来。人類は労働よりも文化や学問に意識を向ける古代ギリシャ人と共通点のあるライフスタイルになっていき、かつて労働を担っていた奴隷はAI搭載の自動機械になるかもしれない。
とは言え災害などで広範囲に停電した時など、人間が手作業やアナログ作業を全くできないと今以上に不便である。最悪、災害や停電時に機械やインフラが壊れたら運転も料理も計算も焚き火も手術も蘇生・応急措置も出来る人がいなくて被害が拡大したり死者が増えるかもしれない。無人化機械やコモンインフラの管理やメンテナンスだって必要だ。シンギュラリティの使い方を間違えて人類が生来持っている能力(知能含む)が低下した挙句、機械なしでは何もできない赤ん坊同然になったり、もしもの時生存率が下がったり、それで結果的に文化や文明が衰退したら本末転倒すぎる。
なので、人類は一応アナログ作業を身に着けておき、それを忘れないように定期的に作業を実行するという意味での「労働時間」は多少残した方がいい。当然だが長時間労働や過重労働はする必要が全くない。労働のモチベーションを維持するための賃金ぐらいはあってもいい。希少品や贅沢品がいつもより多く手に入る。さらに、アナログな技術と機材を保つためにも、リスク分散の面でも、エネルギーは電気に一元依存せず、かつコモン化できるといい。あと、くれぐれも社会を独裁政権やAI主権とかにしないこと。世界人類一人一人が主権を保つこと。
貨幣は一元依存したり社会や生活に対し支配的にならない程度なら存在していても問題ないと思う。無人化技術では代替できない職業だってゼロじゃない(カウンセラーやダンサーや占い師とかw)。また、貨幣だけでなくモノやサービス同士での交換・循環経済も併用するといい(私はイラスト使用権と麺類を交換したことがある)。
国土と人口があまり大きくなく技術力の高い台湾などは主権者主導のシンギュラリティ社会が比較的早期に作りやすいんじゃないかと思う。最初のコモン化は国内だけで生産・実行できるものに限るだろうし、いずれもEMPに強い機材と設備とインフラ、イントラネット網が作れればだが(コモン化された大事なインフラをネットなんかにつないじゃダメ。独自の専用イントラネットでスタンドアローン化&暗号化必須)。

将来、シンギュラリティが起きて各国主権者主導でポスト貨幣経済&コモン化のシステム(ポスト資本主義社会)が生まれ、ヒトに代わる労働機械による無料インフラが発達・普及した世界になると、飢えの恐怖(に裏打ちされた強迫的な欲望・野心)を動機と原動力に依存した経済の有様から人々は解放され、貨幣一元依存(貨幣支配)の経済システムを維持する理由や権力・財力を使って何かを奪ったり人間を支配・搾取したくなる人、腐敗・癒着する人等が減るんじゃないかと思う。利害調整の失敗で会議が進まず何も決まらない状態も緩和できるかもしれない。
その反面、経済含めすごい激変が起きそうなので従来世界のシステムで既得権を得てきた人々には面白くない変化にもなりうるとも思う。
民主主義の衰退(国民主権の制限)さえ匂わせるいわゆる「多極化」と呼ばれる流れは、シンギュラリティによって起こりうる変化を見越して従来得てきた自らの利益や地位を守りたい/シンギュラリティ後の世界を自分達が有利な形に作っていきたい人々が先手を打って動いている結果起きてる流れなのだろうか? 彼らにとって、人権意識や国民主権や民主主義といった近代自我の発達・拡大はよほど目障りなのだろうか? 
よもや、シンギュラリティ後に世界中の主権者達から主権を奪い、権力を自分達だけで独占したいのか?
相変わらず陰謀脳の妄想は尽きない・・・


多極化後の世界とAI?

経済ド素人の占い師があえて書いてみる経済関係の妄想はここが発端
多元的に豊かさを循環させる
目覚めよ我らが発達本能
目覚めよ我らが発達本能2
「グレートリセット」で妄想
楽園が蘇る時
←最近、エデンの園があったとされる中東の乾燥地域で降水量が増加しているのは象徴的。
「君たちはどう生きるか」~巨匠の呪術~←今思うとすごい暗示的な作品かも


2020年5月 9日 (土)

人間はその技術を幸せに使えるのか?

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。

内閣府が作成した“2050年の目標”「人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」にネット困惑

内閣府が1月下旬に発表した「ムーンショット目標」に突っ込みが相次いでいる。ムーンショットとは、「従来の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発」のことで、関係省庁が協力して研究を推進しようとするもの。発表された目標は以下の6つだ。

目標1:2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
目標2:2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
目標3:2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
目標4:2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現
目標5:2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
目標6:2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現

■攻殻機動隊の世界観? 「何言ってるか全然わからない」という反応も
目標1に混乱する人は特に多く、「何言ってるか全然わからない。電脳化、義体化するって事??」と言った疑問が寄せられている。確かに、人間が肉体の制約から開放されるという点では「攻殻機動隊」の世界観に近いように感じる。
内閣府の資料によると、目標1は「2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築」することを目指しているという。2030年までには「1 つのタスクに対して、1 人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する」ことを目標としているようだ。
(中略)
ほかにも、目標2「2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現」の達成のためには、2030年までに臓器間のネットワークを包括的に解明し、
「2050 年までに、臓器間の包括的ネットワークの統合的解析を通じて疾患予測・ 未病評価システムを確立し、疾患の発症自体の抑制・予防を目指す」
「2050 年までに、人の生涯にわたる個体機能の変化を臓器間の包括的ネットワー クという観点で捉え、疾患として発症する前の『まだ後戻りできる状態』、すなわち 『未病の状態』から健康な状態に引き戻すための方法を確立する」
ことを具体的な目標として掲げていた。

他にも、「2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる」「2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する」などといった内容が書かれている。

これが内閣府から発表されたのは1月下旬。新型コロナウイルスの世界的流行が現実味を帯びてきた時期と一致。それから程無くして一人の内閣府職員が飛び降り自殺。陰謀論界隈は色々噂するが、当然ながら因果関係は不明。


◆人間はその技術を幸せに使えるのか?

「ムーンショット」とは、「困難で莫大な費用が掛かるが実現すれば社会を大きく変化させるチャレンジ」を意味する表現らしい。確かに攻殻機動隊やマトリックスみたいな話だw 脳や体になんか埋め込むとかいう話だったら気持ち悪いし頭や体に悪そうw 電磁波すごそう。
当然だが新しい技術が普及すればそれを悪用した犯罪や独裁や汚職が発生することもある(そして公安9課設立w)
AIによる自動化が進むと生身の人間が現場で仕事することが減る代わりに、AI管理職(一人十役)が必要になったりもするのだろう。時間や空間の制約を解放という意味ではテレワークもその一種だが、プライベートな空間に職場の圧力がやってきて逃げられないという問題が出て来た。ご自宅でパワハラ・モラハラに遭ったり、職場が家庭生活や家族団らんや育児といった人間らしい生活を今まで以上に直接的に圧迫・破壊しうる事態。制約から解放されるはずが、(とりわけ人間性に対して)今まで以上の制約を受けるはめになったり、「能力拡張してまで過重労働」「能力拡張の代償が人間らしい生き方の喪失・人間性の否定」というオチにならなきゃいいがw

目標の中にある「疾患として発症する前の『まだ後戻りできる状態』、すなわち 『未病の状態』から健康な状態に引き戻すための方法を確立する」 だが、これに関しては「未病」という概念を作った中医学、または振動医学が得意な分野。振動医学に関しては日本国内でもいくつかの歯医者や獣医が自分のクリニックで導入していて、未病のうちに体の異変を見つけたり日本語で自分の症状を説明できない相手(動物や赤ん坊や外国人)の診療にも向いている(だが、こういう分野が汚い利権や癒着の温床になるのは忍びない)。

言うまでもなく、どんなテクノロジーも使う側の発想や品性次第で社会を幸せに発展させることも荒廃・滅亡させることも出来てしまうものだから、(宗教的・カルト的でない形で)人間の民度を上げないとどうしようもない。飢えの恐怖や弱肉強食を動機と原動力に文明や経済作ってるうちは色々と問題が起きやすいだろう。拡張された能力が犯罪に使われたり、それを抑止すべく窮屈な管理社会・監視社会になりかねない。
テクノロジーが高度であるほど使う側の意識や発想の持ち方次第で破壊力も大きくなってしまうことは、広島や長崎の悲劇を見ればよく分かる。ムーンショット目標を使って新しい世界を目指すという構想の背後にある意識や発想が世界をディストピア化し人間性や幸せを破壊するものにならないことを祈る。もしもこれが陰謀論界隈で噂の「テクノロジーを使って強引に世界人類を統一するような発想」であれば、大きな歪みや反動(抵抗)や摩擦は必至だ。仮に統一が実現したって長続きしない。

何よりまず、ムーンショット目標が提唱する社会構想は日本に向かない。災害に弱すぎるからだ。日本政府はこれを本気で実現するというより、これを口実に甘い汁吸おうと思ってるだけの人が多いんじゃないかとw

◆「ゾルタクスゼイアン」の秘密を妄想してみたw
「やりすぎ都市伝説」をご覧になった方はご存知かもしれないが、この「ムーンショット目標」は何も日本だけの話ではなく、世界規模で進められているとの噂。背景には陰謀論界隈でも有名な「ダボス会議」や「ビルダーバーグ会議(1951年から続けられている世界的に影響力の大きい資本家や政治家などが集まって行われる秘密の会議。オバマはこの会議に招待されて大統領になったとの噂)」が関わっていると言われている。
(余談だが、サビアン占星術で今年の世界運勢を占ったら、試練や抑制を司る土星のキーワードがズバリ「秘密のビジネス会議」だったw)

個人的に、この世界規模で進められている(かもしれない)ムーンショット目標なるものはゾルタン・イシュトヴァンがトランスヒューマニズム(科学技術で人間の身体と認知能力を進化させ、人間の状況を前例の無い形で向上させようという思想。精神転送論などもその一部)の政党を米国で立ち上げた事とも関わってるんじゃないかと思った。まるで、何かの実現を強引に進める意図があるような?
この「トランスヒューマニスト党」が提唱する理想社会は「貧困や戦争を無くし、教育は無償化。人類が加齢や病気を克服する研究を大々的に進め、ロボットが仕事をする一方、人間は余暇を楽しみ世界を探索できるようにする」というもの。この「理想社会」は飢えの恐怖を第一の動機と原動力に依存しない代わりに死の恐怖を動機と原動力に依存しているように見える。それだと死の恐怖を手放せないので、結局飢えの恐怖も手放せまい(災害への恐怖もね)。恐怖を手放せなければ、恐怖を動機と原動力にしたシステムに依存し囚われ支配されてしまう。
トランス・ヒューマニストのゾルタン・イシュトヴァンが唱えるお題目、一見すると楽しそうな理想郷だが、はてさて・・・?

「ゾルタン」はアラビア語の「スルタン(王、権力者、権威者)」が語源。「イシュトヴァン」はハンガリーを統一・建国した初代の王イシュトバーン1と同じ名前だ。彼の名前を直訳すると「イシュトヴァン王」とか「権力者イシュトヴァン」になる。


そこではっと思い出したのが「ゾルタクスゼイアン(Zoltaxian)」。これは人々の質問に対してsiriが「楽しい場所だ」と答える謎の言葉だが、しがない占い師のカンではあの言葉の「ゾルタ」の部分が表しているのは先述の「ゾルタン・イシュトヴァン(Zoltan Istvan)」ではないかと思った(電波)。
即ち、ゾルタン・イシュトヴァンが代表になって立ち上げたトランスヒューマニズムの政党が提唱する理想社会(理想の王国)を示す隠語が「ゾルタクスゼイアン(ゾルタクシアン)」で、その実現プロジェクトの中にムーンショット目標が含まれているのかもしれない(まさかラテン語で『王冠』を意味するコロナウイルスの流行も?)。
ゾルタクスゼイアン実現プロジェクトにsiriは活用されるのだろう。siri曰く、「私はゾルタクスゼイアンの卵運び(Zoltaxian Egg Toss)」で抜群の成績でした」・・・活用すればゾルタン達の唱える理想郷が生まれる可能性(卵)を最も効率よく未来へ運べるAIがsiriってわけか? 
siriを逆から読むと、神と人の懸け橋にもなる虹の女神「イリス」になる。神話になぞらえれば、イリスの協力で生まれる太陽神アポロがsiriの「卵運び」で実現するゾルタクスゼイアンに相当するのかな(太陽にも『コロナ』はある。ムーンショットという表現自体、『アポロ』の月着陸計画が由来)。そしてイリスは「虹彩」という意味もある。陰謀脳なら「太陽神の目(プロビデンスの目)」をロゴマークにした例の秘密結社を想起するかもしれないw
予言風に表現すれば、
イリスの運ぶ卵から生まれし太陽神、冠(コロナ)を被りてゾルタクスゼイアンの王とならん」

siri、ムーンショット目標、トランスヒューマニズムの理想郷「ゾルタクスゼイアン(災害に弱く死の恐怖に動機と原動力を依存?)」・・・それら全ての背後には、あの「秘密のビジネス会議」が・・・?w 
私にはトランスヒューマニズムが「肉体的制約の解放(生身を超えた能力拡張)」を強く謳うことで却って潜在する「肉体へのこだわりと囚われ(死の恐怖含む)」を強調しているように見えるし、その他人間性にも関わる様々な問題や歪みを内包しているように見える理想郷「ゾルタクスゼイアン」・・・いつかあの会議にゾルタン・イシュトバンが招待されて大統領になる日は来るのだろうか? 

信じる・信じないはあなた次第w

 

余談:
攻殻機動隊S.A.C2」のクゼ・ヒデオは「難民の記憶とゴーストをネット上に運び去り、ネットと融合させて新たな生命体として進化しよう」という、トランスヒューマニズムの精神転送論に基づいた革命を考えていた模様。

 

多極化後の世界とAI

2016年12月10日 (土)

時間と運勢についての妄想

※以下に書いたことは全て個人の非科学的な妄想です

奇妙な科学ニュースを発見した。

物理学者「時間は実在しない」

ブロック宇宙の中で起こるすべての事象は、アインシュタインの一般相対性理論で記述される四次元時空の中で、その事象固有の座標を持っている。つまり、過去にあったとされる事象、未来に起こるであろう事象も含め、すべての事象は、様々な座標を取って四次元時空内に「同時に」存在していることになる。

MITの物理学者マックス・テグマーク氏:
「現実とは、時間の経過にともなって事象が生起する三次元世界であると考えても、どんな事象も起こらない四次元世界であると考えても、どちらでも説明をつけることができる。そして後者が正しいとすれば、変化とは幻想であるということになる。過去・現在・未来すべては同時にあるのであって、変化は起こらない」


>時間の経過にともなって事象が生起する三次元世界

これが私の妄想スイッチを押した。以下、物理学を全く理解できていない文系占い師の勝手な非科学妄想である。よもや上記の物理学者の学説とは全く無関係なので悪しからず。

時間(時系列)とは、この世(3次元)に発生する様々な固有の事象一つ一つに専用に付随している固有のものであって、もしもその事象が発生しなければその時間も発生しない。その事象が固有なら、その事象に付随する時間も固有だ。その固有性を、物理学者達は「その事象固有の座標を持つ」と表現するのだろうか?

なぜ物事がその時系列に沿って発生するのかと言えば、その事象の発生因子、すなわち「運勢」が(3次元より上の次元→4次元に?)発生するからである。まず運勢(事象発生因子)が上位次元に創られ、そこにその物事の運勢に合わせた固有の時系列(=時間)が設定される。この運勢が上位次元から3次元に降りて現象化する(=事象が発生する)段階になって初めてそこに「時間(=時系列)」が生まれる。
その物事が実現する運勢が無ければその物事は発生しないし時系列(時間)も発生しない。
私たちがその時間軸・時系列で生きているのは、私たちにそういう運勢があるからだ。
上位次元で運勢が作られ、それがこの世(3次元)に降りて「事象」というものにならない限り、この世に時間は存在しないとしたら、一切皆空だ。

観客が劇を見ているとき、観客の目には第1幕→最終幕という順番(時系列)でのみ物語が発生している。 しかし劇の台本には上演される全ストーリーが1冊の中に同居(=同時に存在)しており、第1幕から突然再終幕へとページを飛ばして閲覧ことも逆から読むことも可能だ。しかし観客だけはそれが出来ない。決まった順番でしか劇は上演されない。
事象は物語、3次元世界(物語の世界=舞台)を見ている私達は観客。運勢は台本だと思えばいいか。しかもその台本、上演しうる(発生しうる)物語の展開が何通りもあってどれが上演されるかは本番まで決まっていない。そう。運勢は予め決まっているわけではないのだ。だから人生の可能性は無限だ。

劇が上演される前(=事象が発生する前)の段階では、舞台に時間(物語の時系列)が存在しない。劇が上演される時(=事象が発生する時)、劇の台本(事象の持つ運勢)に合わせて初めて時間(時系列)が発生するのだ。
例えば、「車同士が衝突してケガ人が出る」という運勢(台本)なら、「車が衝突する→ケガ人が出る」という時系列で事象(劇)が発生する(上演される)。
これを、私という占い師はそういう時間の流れで発生する物事の運勢があり、それが実現したからだと考える。
衝突事故でケガをした人が自分の運の悪さ(台本展開の不愉快さ)に悩み占いをしに来たら、占い師は運勢を変える(台本の展開を変更する→何通りもある別の展開と差し替える)方法を占う。即ち、開運法を占うわけだ。

じゃ誰が運勢を創るかって? それは自分自身(無意識含む)であり、自分を含めた集合無意識だったりする。
その都度台本(物語展開=運勢展開)を何通りも創り、何通りもの展開の組み合わせを創り、その組み合わせの数だけ何通りもの人生があって、別の展開の組み合わせによってつくられた運勢・人生を歩む自分がパラレルワールドにはいるのかもしれない。などと妄想してみた。

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