経済・政治・国際

2025年1月25日 (土)

第2次トランプ政権占ってみた

※以下は趣味で使っている占星術ソフト「アストロロギア」の鑑定結果です。いかなる個人・団体も誹謗中傷する意図はありません。

 

2025.1.20正午 ワシントンDC 実際のホロスコープはこちら


◆アスペクト
月と水星が非常に強いスクェア
神経質で移り気。情緒不安定。イライラしやすい。実際に感じることと表現することとのあいだにギャップがある。虚言癖、または、生まれ育った環境のせいで気持ちを素直に表現できない。行動にも気紛れで軽はずみな要素あり。知的好奇心は旺盛だが、飽きっぽく、物事を表面的にしか理解しない傾向あり。
(実はトランプ、手相を見た限りでは演じているキャラと本性が大きくかけはなれている。それが政権の運気にも象徴的に反映されてしまうかもしれない; また、軍とは意見が一致しにくいかも。医療や公衆衛生や福祉に関する問題が浮上?)

水星と金星が非常に強いセクスタイル
出生図ではトラインはできない。水星・金星のセクスタイル、クィンタイルは、ともに多彩な才能・素質を表す。
(口が達者でハッタリが効く。しかしハッタリであることがばれれば・・・)

太陽と冥王星が非常に強い合
異常なまでの活力を持ち、驀進。瞬発力は最高。「もう一歩も動けない」というところまで全力をふりしぼり続けるといった極端な面があり、消耗も早い。(この政権、自己犠牲も辞さない感じで、末期には力尽きるというか、失速しやすい? しかし国や情勢を極限的に変化させたと後世に語られそう)

火星と天王星が強いセクスタイル
情熱と独創性の調和。新しい分野を切り開くことのできる才能あるいは素質の持ち主。変革の指導者としての適性あり。ユニークな感性で成功。自分のやり方を貫き通す。(物事を変革させる力は強いが、反動・反発に注意。『政権に反感持つ人達のカリスマ』みたいな存在さえ出うる)

金星と土星が強い合
見た目はぱっとしないが、内面の深い美しさを持つ。多少屈折している。恋愛においても美的な分野においても、不器用だがまじめで誠実。地道に努力する。フットワークが重く、あまりにいちずなので、試練にあいやすい。鈍重でややアクがある。あかぬけない「ださい人」として悪い意味で目立つことも。でも、そんなあなたの、芯のある、内面の美しさに気づく人がいるでしょう。
(しばしばやりたい事とできる事の間にギャップが)

水星と土星がセクスタイル
知性・表現力と抑制の調和。研ぎ澄まされた簡潔な表現をなす才能ないしは素質を持っている。勉学においては、地道で着実な努力を行い大成する。どちらかといえばやや陰気だが、控え目で魅力的な人柄。
(外交はハッタリを使うのではなく、地道にコツコツやった方がいい。)

太陽と海王星が弱いセクスタイル
活力とビジョンの調和。意識の高い理想主義者。単なる理論に終わらず、未来に向けて実際に行動してゆくことができる才能ないしは素質がある。美しい夢を持ち、精力的に活動する。行動にはうるおいと深みがある。豊かなインスピレーションに恵まれ、想像力も大。
(リスクを顧みずに夢や理想を実現するべく邁進する)

火星と海王星が弱いトライン
情熱とビジョンの調和。未来に向けて美しい夢を描き、夢の実現のために情熱を傾ける。勇気があり、勘も鋭い。直感的に大胆な選択をできる。
(目標実現のためなら、時には野党や反対者さえ利用し、あえて国や政権を攻撃させることも辞さない?)

海王星と冥王星がごく弱いセクスタイル
信じられないような夢をもたらす世代。終戦直後の1940年代後半、および1960年代にもこの角度ができている。
(目指す目標は、極限的な変化・変更。そのためなら政権の寿命さえ・・・)

天王星と海王星がごく弱いセクスタイル
平均すると半世紀に1度ほど生じる世代的座相。美しいビジョンにもとづく変革を表す。とくに意識の変革という意味がある。
(この政権期に国民の意識が大きく変化する。特に若者?)

木星と土星がごく弱いスクェア
発展と抑制の衝突社会の動きが混乱する世代。世代的な座相であるが、個人的な意味もかなり強い。この凶角を持つ人は非常に緊張感のある人生となる。(急激な変革とそれに伴う混乱や失敗が米国の膿み出しみたいな効果をもたらす可能性)

 

◆サビアン  サビアン 解釈例の順に表記。()内は私個人の解釈
ASC:マフラーと粋なシルクハットを身につけた男 完全装備で物事にかかわっていく
MC:山の巡礼 最終目標へ向けて苦しさを乗り越える
DEC:5つの砂山のまわりで遊ぶ子供たち 組織のトップに立つ 人の輪で形成される集団的な力の頂点に立ち、強いパワーや支配力を手に入れようとする。権力志向になることが多いものの、この人のパワーは支えとなる集団を失うと急激に失われる。 (お神輿ってそんなもの)
IC:渓谷での嵐 外敵から大切な物を守り抜く 硬直化した価値観にたいして、社会的な危機が再考をせまる いびつで不自然に落差の大きい物事・状態が正される。その時自分の環境や立場が危機や変化に直面し努力を迫られることも (米国と縁が深くていびつさや不自然さ、硬直化した部分を抱える物事は国内外・与野党問わず運気が揺らぎ、再考を迫るような危機がおきやすい。日本も例外じゃない。また、トランプが領土獲得や経済侵略を狙う地域にもやはり同じような『いびつさや不自然さ、硬直化した部分を抱える物事に対し再考をせまる危機』がおきやすい運勢になるかも)
第2ハウス:荷物を運ぶ男 より深く社会生活にかかわろうとする/社会的利得を動機とする(金融政策や税制に対し、利益誘導めいた動きが顕著?)
第3ハウス:列車に破壊された自動車 失敗や衝突の経験から得るものは大きい (危機や失敗から学んでください)
第5ハウス:伝書鳩  自分の能力を人のために役立てる 地道さに戻る (短期で儲けを出すことやあぶく銭は夢見ない方がいい運気。下駄をはかされていた物事は実寸大となる。市場ではバブル銘柄ではなく本当に実力のある銘柄、地道にやってきた銘柄が吉)
第6ハウス:スキンヘッドの男  体裁を取り繕うことのない生き方 (この政権は目的のためなら軍事や福祉の分野でなりふり構わぬこともする傾向。その分反発も・・・)
第8ハウス:明るみに出る未亡人の過去 未来に向かうための過去の精算 (国や政権や閣僚や支持母体の隠蔽された過去が暴露・清算されそう。孤立やイメージダウンを招いても暴露優先か)
第9ハウス:カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン  仲間と協力し自分の役割を果たす (外交面、特に紛争において独自の役割を果たす傾向)
第11ハウス:絶望し幻滅した女  個人的感情を捨て義務を優先 (議会においてはしぶしぶ決定に従う人多数。経済は芳しくない?)
第12ハウス:満月の下の肥沃な庭  捨て身の意志が大きなチャンスにつながる (水面下ではリスクを伴う大胆な計画や裏工作。時に恨みを買ったりダメージを負うことも辞さない。『政権自らダメージを負って米国の膿を出す』まである)

太陽:古いレンガ造りの伝道所  理想の実現を目指して飛び出す・価値ある功績は長く残る (歴史に残る政権になるかも)
月:権力に屈しないアウトロー集団(義賊集団) 未知の可能性にかける (ある人々にとってはトランプ陣営こそがアウトロー集団であり体制を崩壊させる革命勢力か。また、従来のワクチン政策に反論する人が増加?)
水星:大きな買い物袋を下げた5歳程度の子供 ちょっと無理をして結果を得る (外交や先端技術分野がそんな感じ)
金星:巨大なテント 枠を設けることでより楽しめる 大衆心理や集合無意識を動かす(演出や表現などの)力 (イメージ戦略や煽動を試み、フロント組織も多用する。相手や大衆を驚かせて自分のペースに引き込もうとするが、手口を学習されてしまうと苦戦)
火星:右肩越しに突然投げられた黒い影または外套 強い意志と魅力に満ちて人々を圧倒する (トランプ以外に良くも悪くも強いカリスマ性を持つ存在が現れるかも。それがメディアや野党を味方につけた時・・・)
木星:生意気に自己主張する少女トプシー(「アンクルトムの小屋」に出てくる黒人奴隷の子供) 集団に迎合せず、強い意志で主張する (金融や通貨に関しては、相手を選んで押しの強い主張をする。孤立を恐れないどころか、あえて孤立する道を選ぶ。嫌われる事さえ恐れない・・・)
土星:復活祭の歩道 お祭り騒ぎに乗じることで隠れた本性や潜在能力を解放 (ここに抑制の土星。政権の本性はあくまで隠す必要があり、それ故に『能ある鷹は爪を隠す』必要に迫られることも)
天王星:馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン 守るべきもののために全力で戦う (急激な変革・改革に対する激しい抵抗や反動がおきやすい)
海王星:満月の下の肥沃な庭 捨て身の意志が大きなチャンスにつながる (水面下ではリスクを伴う大胆な計画や裏工作。これに石油やガスなどのエネルギー関係もふくまれそう)
冥王:予期されなかった雷雨 形式を壊して次へ進む・時に試練がそのきっかけ (政権自体が予期せぬことで大きな変化・変更を迫られることで、歴史的に注目される結果となる?)
キロン:冬に鳥に餌をやる若い少女 物事にじっくりと取り組む気持ちに従う・共感を通じて危機的な状況を乗り切る (福利厚生の削減。本来なら支援や保護を受ける人々が見捨てられ切り捨てられる。それは弱点にもなる。最悪、人権問題に発展しなきゃいいけど;)
DH:巨大な石の顔 人生のビジョンを明確にする 本性に沿った自分とその生き方や本音を自覚し実現しようとする (従来の『超大国アメリカ』という姿は、かの国の本当の個性ではなかったようだ。トランプ政権もまた自らの本性をさらけ出そうとするのだが、色んな意味でリスクもハードルも高い印象。それでも超大国の肩書を捨て、等身大の米国に戻るためなら大胆で捨て身の努力をするかもしれない)

おまけ

 

 

パンデミックにまつわる奇妙な偶然「◆トランプ達は知っていた?」をご参照


 

2024年11月24日 (日)

ロシア語で考えてみた

※以下に書いたことは全て個人の妄想と冗談です。


露、ウクライナに発射の中距離弾道ミサイルを「量産化」 プーチン氏、迎撃は不可能と強調

ロシアのプーチン大統領は22日、ウクライナに向けて21日に発射した新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」について、「量産化する決定がなされた」と述べた。実戦使用を含む実験を続けるという。プーチン氏はまた、このミサイルの効果や威力は「戦略兵器に匹敵する」とし、迎撃は不可能だと強調した。国防省高官や軍需企業幹部との会合で発言した。

西側がウクライナに長距離ミサイルと地雷を供与したことでロシアが怒ってウクライナ情勢が混迷していくような雰囲気を出しているが、恐らく「混迷と緊迫が強まる欧州情勢をトランプ達が見事鎮めた→評価UP」的なシナリオが既に用意されていると思う。トランプは戦闘終結を見越してウクライナ特使を新設する予定だ。そこにトランプやプーチンと同じ多極派のエルドアンなども関与して来るだろう。


◆カギは「近距離無双」?
ロシアは新しく開発した極超音速弾道ミサイル「オレシュニク」を欧米西側へドヤ顔でアピールしているように見える。ロシア西部から発射した場合のオレシュニクが欧州各地に着弾する時間まで自信満々に発表している。
その様子を見る限りでは、まるでロシアがあのミサイルを使って自国の西側へプレゼンス拡大を狙っているだけのように見えるが、それは恐らく、より重要な戦略を隠すブラフだ。ウクライナにあのミサイルを使ったのは、あくまで実用試験。ウクライナで実験したという事は、本命は別の場所を想定していて、本命は欧州というよろむしろ多分違う方向にある。
あのミサイルは確かに高速で飛べるが、欧米の防空システムなら迎撃可能だ。なので、プーチンが強調する「迎撃不可能」な地域は近距離に限られている印象。大げさにミサイルの威力範囲をアピールしているロシアも、それをあえて伏せていると思う。むしろ「近距離から撃たれると迎撃不可能」な事が重要なのだと思う。そういう狙いと思惑で開発された戦略兵器に見える。
では、ロシアは「オレシュニク」を本当はどんな狙いや思惑で開発したのか。ロシア語で考えてみた。

ロシア語で「オレシュニク」はハシバミを意味する。ハシバミの熟した実は殻を割ってナッツのように中身を美味しく食べることが出来る。
なぜロシアは物騒なミサイルに美味しい木の実の名前を付けちゃったのか、どんなネーミングセンスしてるのかと思ってしまうが、それには多分ちゃんと理由がある。
私が注目したは、「ハシバミの分布・生育地」だ。実はロシア周辺でハシバミが生えている地域は、結構限られている。

ハシバミの分布・生育地(by ウィキペディア):
ロシア沿海地方から東アジア北東部の全域、詳しくは、ウスリー川流域(ロシア沿海地方)、および、アムール川流域(中国東北部を含む)から中国陝西省にかけての地域、ならびに朝鮮半島、日本列島(北海道・本州・四国・九州)に分布する。
山地や丘陵の日当たりのよい林縁などに自生する。

お分かりだろうか? 「ロシア側から見てあのミサイルが地政学的威力を発揮しうる迎撃不可能エリア」と「ハシバミの分布・生息エリア」が丁度うまいこと重なる。だからあのミサイルにハシバミの名をつけた可能性がある。もしそうなら、ブラフ出しても戦略を隠しきれてない。
政治的にはむしろ戦略性の全く分からないミサイル名にした方が良かったんじゃなかろうか。「胆石」とか「糸ようじ」とか。
このミサイル、少なくとも中韓蒙にはプレッシャーを与える効果を持っている。
ウクライナ戦争勃発時は中露関係が中国優位になるのではないかと思っていた()。が、ロシアはそうならないよう強かに動いているようだ。


◆ハシバミと龍脈が暗示するロシアの思惑?
冗談で脱線したが、以前からこのブログをご覧の方々はお気づきかもしれない。ロシア周辺の「ハシバミ分布」と「迎撃不可能エリア」の2つともが例の巨大龍脈「北龍」と重なる事に。北京もエリア内だ。ロシアと組んでる中国だが、ロシアと国境を接するエリアが全部「迎撃不可能エリア」になってしまった。通化の基地とかも無理だろう。だが要注意エリアはそこだけじゃない。
中でもとりわけ「朝鮮半島」は要注意。以前書いた通り、最近のロシアは北朝鮮を衛星国化しつつある。もしも北朝鮮にオレシュニクが供与・配備された場合、北の目と鼻の先にある韓国はあのミサイルを迎撃できない。発射から着弾までの時間が短すぎて対応しきれない。即ちあのミサイル、北が韓国にプレッシャーを与えるにはエグいほどぴったりの戦略兵器なのだ。
それは要するに、「ロシアを後ろ盾にした北朝鮮主導による南北統一」が実現しやすくなったという事。ロシアからすれば、日中のお隣を自国の裏庭(核つき)にできる。
そうなる場合、トランプは南北統一が穏便に済むよう調停役をした上で、在韓米軍を引き上げる可能性あり。それで支持率は上がるだろう。
奇しくもハシバミの花言葉には「和解」「平和」「一致」といった意味がある。南北統一にぴったりの花言葉なのは偶然か否か・・・
恐らく今後韓国では、北寄りのロビー組織や政治派閥(隠れ親露派とも言える)がアップを始めるかもしれない。

ロシア語で考えると、あのミサイルに込められたロシアの思惑はさしづめ「ウラジオストク(東方を制する)」か。同じ名前の美しい都市がロシア沿海州の州都である。ロシア沿海州と言えば、偶然にも、21日の昼(日本時間)にはロシア沿海州で珍しく龍脈変動が起きていた(しかも異常震域)。同時に、雛形論でロシア沿海州と照応関係になっている青森の陸奥湾で群発地震が発生。そんな照応地同士の龍脈が共鳴するかのような現象、何かただならぬ大きな暗示ではないかと当時思っていた()。
そしてその日の夜、オレシュニクが史上初めて使用された。
そんなことがあったので、「この偶然は多分、オレシュニクに込められたロシアの強い念が『ウラジオストク』なことを暗示するシンクロニシティーではないか?」と妄想するオカルト脳であった。

ウラジオストク(東方を制する)・・・その名を持つ都市には古くからロシア海軍の港があり、原子力潜水艦もある。あのミサイルを潜水艦に積んで標的国の領海ギリギリまでこっそり近づいて不意打ちのように使えば、場所によっては日本でも迎撃に苦労するかもしれない。
奇しくも、ロシア沿海州と照応関係にして龍脈共鳴が起きた陸奥湾の沖には、「潜水艦からのオレシュニク不意打ち」がしやすく、青森や秋田の自衛隊基地・米軍基地に効率よくダメージを与えることが出来る丁度いい海域がある。津軽海峡だ。国際海峡なので、無害通航(を偽装)する限り、どの国の船も通れる・・・

・・・などと物騒な妄想をしたが、ロシアがオレシュニクで日本を狙うメリットは、今のところ全く無いと思うw
そもそも、軍艦を民間船に偽装するのは無理がある。男性レスラーに女装させて女湯に忍び込ませるぐらい無理がある。
ロシアはあのミサイルを自国から放てば迎撃できない地続きの近隣を衛星国(緩衝国)にしたいだけだ。海を隔てた日本まで攻め込むのは割に合わない。ましてや米軍基地があるうちは(=日本が今もアメポチしてる理由の一部はロシアのせい)。

ロシア以外で今一番あのミサイルが欲しいのは、北龍エリアでロシアの子分になりつつある北朝鮮かも。同じ北龍エリアでも北京の政府はミサイルに苦虫か(あの国は北を自分達の衛星国にしたかったのだ)。
今年元旦に北陸で大地震を起こした北龍エリアの運気変動、未だ目が離せない・・・
(そう書いた後、早速変動が始まった。北龍終点にあるパワスポの霧島で火山性地震増加のニュース

 

トランプ当選と東アジアの運気変動?

能登半島地震と龍脈の奇妙な偶然

北龍と地震について。雛形論だと能登半島の照応地はデンマーク。オレシュニクが登場してしまったことで、地政学的にかなり従来運気が揺れ動きかねない国の一つ。多分、ロシア(特にカリーニングラード)と近すぎてアレを迎撃する時間が無いかも; 「地域の運勢が大きく揺らぐ」という点で照応地同士が何らかの形で運気共鳴する可能性は元旦の頃から感じてはいた・・・
地政学的にも、北極海航路的にも、グリーンランドを持つ国が変動する意味・・・(グリーンランド照応地は礼文島。9月にロシア軍機が領空侵犯していた地域)

2024.11.25追記
どうやら今回の記事、某有名スピリチュアル系霊能者(?)に文章を一部パクられていた模様www(

2024.11.26
石川県能登地方で震度5弱
。霧島に続く北龍エリアの変動。照応地はあのデンマーク・・・

2024.12.7
北龍の韓国で戒厳令騒動。変動がユーラシア側に伝播。伊大統領は誰か(恐らく多極派)に戒厳令を唆されてハシゴ外された感。今回の戒厳令で韓国は従北派(隠れ親露派)が優勢になったかも; ロシアや多極派達の思う壺; トランプ政権になったら半島の運勢はもっと変動する。北龍の変動も続くだろう。トランプ(もとい多極派)主導で北朝鮮に有利な南北統一が現実味を帯びて来る・・・

2024.12.25
トランプまでデンマーク欲しがり始めた件(報道)。

2024.12.31
ロシアが10年前から日韓との戦争想定 東海原発など160の攻撃目標リスト策定 英紙報道
丁度クリミア危機の頃。多分その頃からオレシュニクの前身になる構想はあったかもしれない。

2025.1.1
ロシア、最新弾道ミサイル「オレシュニク」に日本技術、開発のため日本の大手工作機械メーカー知見の技術者を採用、英報道

2025.1.7
北朝鮮“新型で極超音速 中距離弾道ミサイル きのう実験成功”
ほぼオレシュニクと同じ技術だろう。

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2024年11月19日 (火)

多極化後の世界とAI?

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。


今回は、下の報道から生まれた妄想である。

マスク氏、報酬ゼロで週80時間以上働く「高IQの革命家求む」…「政府効率化省」の人材募集を開始

新設される米国の「政府効率化省」のトップに就く米実業家のイーロン・マスク氏は14日、X(旧ツイッター)上で同省の人材募集を開始した。報酬はゼロで、週80時間以上働くことなどを条件としている。

Xへの投稿によれば「地味なコスト削減に週80時間以上取り組む意欲のある、高IQ(知能指数)の革命家を求む」として、履歴書をXを通じて直接送るよう求めている。申込者の上位1%をマスク氏らが直接審査するという。

マスク氏によればこの仕事は無給だが、「短期間でも高い能力と誠実さを持つ人々が政府にいれば米国は大いに助かるだろう」と投稿している。

NVIDIAのファンCEOが断言「ロボットAI革命をリードするのは日本がふさわしい」

フアン氏は「フィジカルAIによるロボットのAI革命をリードする国として、ロボットが大好きな日本こそが最もふさわしい。最新のAIによるブレークスルーと、日本が持つ最先端のメカトロニクス技術を組み合わせることで、最大のチャンスをつかむことができる。NVIDIAとしてぜひ協力していきたい」と力を込める。
(中略)

AIエージェントとフィジカルAI
ファン氏は、生成AIの登場などによって進化を続けるAIアプリケーションの有用な事例として「AIエージェント」と「フィジカルAI」を挙げた。
AIエージェントは、デジタルAIワーカーと呼び変えることもできるが、基本的にはこれまで人が行ってきた業務の多くを担ってくれる存在である。NVIDIAは、AIエージェントの処理に必要なトークンを発行するだけでなく、生成AIモデルの開発と展開を支援するフレームワークである「NVIDIA NeMo」なども提供している。
(中略)

講演の後半でフアン氏は、ソフトバンクのグループトップを務める孫氏との対談を行った。孫氏は、ソフトバンクグループが国内に導入を進めているAIインフラのリソースを研究者や学生などに提供し、スタートアップの起業などに役立てたい意向を示した。
(中略)
孫氏は、PCやスマートフォンと同様に1人1人にAIエージェントが行き渡る未来を見据えてソブリンAI(国家独自のAI)の重要性についても言及した。「そういったAIエージェントは、その国の文化や慣習、知識を反映したものであるべきで、基になるデータはその国に帰属しなければならない。そのためのソブリンAIのデータセンターであり、国家としてのデータセキュリティにも関わってくる」と述べている。


◆多極化後の時代運気?
トランプら多極派陣営の当選は、いわば革命勢力が米国の従来勢力から政権を奪取したようなもの。古今東西、革命が実現すれば必ず従来勢力の粛清が起きる。現在は軍幹部の粛清が検討されているとの報道()があるが、いずれ軍だけでなく「忠誠不足」と見なされた色んな分野の連邦職員が粛清の対象になるだろう。
かつて世界革命実現(=世界覇権化)に燃えるソ連のトロツキスト達が対立派閥のスターリン(粛清大好き)によって活力を奪われたように、これで米国の世界覇権パワーは失われる。

米国でトランプが当選し、既にBRICSペイも始動した事で、世界の多極化はほぼ実現する目途が立ったかもしれない。
「ドナルド(あるいはマクドナルド」はケルト系の言葉で「世界王者」とか「世界の支配者」、トランプは「切り札」という意味がある。即ち、「世界支配者の切り札」という名前を持つ大統領が来年アメリカに誕生する。まさに世界のパワーゲームをひっくり返すジョーカー(道化)みたいな大統領になることは容易に想像がつく。それよりむしろ切り札が属している「世界支配者」が気になるところw
(なお、トランプと同じ多極派の現ロシア大統領の名前『ウラジーミル・プーチン』の意味はロシア語で『世界支配者の道』である。二人は仲良し。こんな偶然ある?w)

そんな情勢なので、そろそろ多極化後の世界について色々妄想してみてもいい頃か。
多極派達は、ただ単に世界を多極化させて今まで欧米一極覇権に経済発展を抑圧されてきたBRICSに投資して新しい商売を展開出来ればそれで満足なのか、それで儲ける事がゴールなのか?

確かに多極派達の中には目先の餌だけを見てそれをゴールと設定して動く人達もいるだろう。
が、多極派の源流になったトロツキスト達の背景を見ると、陰謀脳には多極化の潮流は単なる目先のビジネスだけで終わらない気がするのだ。
以前の記事でも少し書いたが、おそらく世界の多極化は何らかの形でゆくゆくはいわゆる「隠然とした世界政府(世界連邦政府)」かそれに一部似通ったものが実現しやすい世の中にするための通過地点に過ぎないのではないかという印象が今になって再度強まっている(個人の感想)。
実際に、そういう噂も聞いたことはある。当時は半信半疑だったので、この記事では「世界政府システムというレトロSFチックな構想は現実的ではない。最悪、世界政府出来る前に大勢が嫌がって揉めまくって人類が滅ぶw」的な事を書いたのだが、今回は「技術革新とやり方次第では将来直接統治的な世界政府ではないものの、隠然としたそれっぽいものが実現可能になっていくかもしれない」という前提で再度非現実的な妄想をしてみたいと思った。

で、その矢先に上のような報道を見つけたわけだ。
私がとくに注目したのは「PCやスマートフォンと同様に1人1人にAIエージェントが行き渡る未来を見据えてソブリンAI(国家独自のAI)の重要性について~」というくだり。
これ、要するに国民一人一人から国家の営みまで、ぜーんぶAIエージェント及びその企業に監視されて筒抜け・・・やり方次第でものすごい監視社会が作れる。集まった膨大な情報をどう使うか・・・
もしAIが国家運営に関与する時代になると、採用されたAIの企業にAIが関与した国家運営の全情報が集まっていくことになる。その情報は、ビッグデータとして「サービス向上のため」に他企業と共有されるかもしれない。
ビッグデータと言うものは、表向きこそ「プライバシーを特定されない形」になっているが、別のデータと突合することで個人を特定できてしまうことが判明している。これ、10年前から問題視されていたが、未だ解決していない。解決する気もないだろう。

仮に国民~国家の営みまで全部AIが関与していたら、膨大なデータと突き合わせてプライバシーや機密が推定できる。名探偵より頭のいいAIが素早く真相を見つけてしまうだろう。諜報も防諜もサイバー戦も、人間はAIに敵わなくなる。
そこに危険を感じたとしても、既に人類はAIに依存しなければ国家運営も生活も出来なくなっている可能性が高いんじゃなかろうか。そうなれば、人類が依存するAIを扱う資本達の思うがまま。隠然と都合よく社会を動かせる。そんな彼らは陰で「テクノクラート」のような立場になれる。彼らが各国を直接統治するわけではなく、各国有力政党の支持母体として政権を取らせ意向を反映させる。現在も(支持母体・支援母体の財界によって)各国で時々似た事が起きていると言われている(多くの投資を受け急成長した経験のある米中露は典型)のだが、社会のAI依存化で今より国家に対しての立場が強くなり、政権に意向を反映させるのが今より簡単になる(それが難しいほどの大国は潰すし、作らせない)。
彼らがもし各国に対してそんな事が出来たら、それはもはや「隠然とした世界規模の連邦政府」みたいなものだ。世界革命2.0だ。
「マスク達シリコンバレー界隈は、そんな時代運気の推進にも関与しているのか?」と私の陰謀脳が囁いた。


◆抵抗を封じるには
EUという概念や、(計画の妨げになる)超大国覇権を無くすこと、隠然と進む監視社会化、疫病を口実にした国家主権制限が懸念されるパンデミック条約と世界保健規則改正、トランスヒューマニズム(先端技術を使って人間が肉体や場所の制約を超越した存在になることを目指す。当然、国境の制約を超えたライフスタイルが普及する)などは例の計画実現に向けて人々から徐々に抵抗感をなくさせるためのものと聞いたことある。AI依存社会推進もその一つだろう。
現在この流れに対して人々に抵抗感が無いわけではない。特に監視社会化は多くの人が違和感や不安感や嫌悪感を感じている。しかしマイナンバー制度などでもお分かりの通り、その抵抗感は無視されて強引に進められている。AI依存推進も同様だろう。
何より、便利な技術を普及させ「それ抜きでは生活できない(させない)時代」へ強引に移行させることで人々の抵抗感を封じている。またはパンデミックや災害や治安悪化などの「危機」を口実に抵抗感を封じている(そのためなら危機を意図的に作る)場合もある。
そうやって「大勢が嫌がって揉めまくる」ことを防いでいるかのように見えなくもない(幻覚)。

さらに、AIは便利ゆえに使い方次第で人間が本来持っている能力を退化させてしまい、長期的には国民の能力が退化して国家の力を奪うことにつながる。変な使い方をさせれば人類が更にAIへ依存していき、種族としての生きる力がAI無しには保てなくなるほど退化する未来もありえる。そうなれば技術を通して隠然とした支配を受け入れざるを得ない。考える力もIQも下がっている。
人類が今までできなかったことを出来るようにするためのAI利用ならいいんだけど、人類が今まで出来ていたことをAIに依存し代行させるようになっていく(今まで出来たことを出来なくしていく)と退化が始まる。するといずれは「退化し弱体化した人類をAIとテクノクラートが効率的に飼育する世界」になってしまう。
「便利さゆえの弱体化(情報筒抜け)」は、隠然世界政府実現に好都合である。そんな未来になれば人類の抵抗力は消えたも同然だ。国民主権がこれまで以上に形骸化してしまう。
まさに、依存と支配は表裏一体。退化と弱体化によるこんな手口はこのブログで語った事のある「地母神」とは真逆のものだ。
「育む母性」ではなく、「甘やかし発達を阻害していつまでも依存させ支配する毒親」だ。

そんな「便利さを使って抵抗を封じ隠然世界政府化を進行させる計画」があるとすれば、そこには大資本(国際金融資本)やAI企業やマスク、孫正義などが関与していると思う。トランプ政権の中にマスクがいるのは意味深だ(陰謀脳)。
「政府効率化省(DOGE)」なんて効率化を目的に「AI依存=便利さゆえの弱体化(情報筒抜け)」を推進する格好の口実だ。超大国の覇権弱体化も兼ねられて一石二鳥である。超大国を制するものは世界を制する。課題はEMPと電力不足か。

多極派は世界規模で社会のAI依存(=AI支配)を進めていくはずだから今後AI資本の株は安定資産になると思う。万一世界恐慌が起きてもAI株は強い。だが、将来自分達を監視し支配するものに投資することは自分達の首を絞めることになる。
AI資本の思惑を考えると彼らに寄与したくない・・・と考える投資家達もいるだろうが、「不景気でAI株ぐらいしかいい資産の逃げ場がない事態」にしてしまえば世界中の投資家達をほぼ強制的にAI投資へ向かわせることもできる。溺れさせて藁を掴ませるわけだ。

個人的に、マスクが政府効率化省で募集している「高IQで誠実な革命的職員」は、人間じゃなくてAIだとしても驚かないw
(ついでに軍人やCIA職員やサイバー戦関係者に高IQで誠実で無給で働くAIロボが採用されても驚かない)


◆歴史は螺旋状に進む
マスクも関わる「資本主導による多極化からの隠然世界政府化」とも言えるこの潮流、源流は欧州の封建制度崩壊を促したフランス革命から始まっていたのかもしれない。
徐々に国家権力が骨抜きになって資本に凌駕されて行き、資本に好都合な価値観や国家運営がされていくようになった流れがフランス革命以降の歴史にはある。そして今後見えてくる世界は、昔コミンテルンの一派であるトロツキスト達(多極派の源流)が目指してた「世界革命」の後の世界ともいえそう。革命後は、「世界支配者」 が統治するのか。
かつて大資本がコミンテルンを使ってやろうとしたけど出来なかったことを別の方法でやり直そうとしているようなこの情勢、占星術界隈でよく言われる『20世紀前半の焼き直し・カルマ再現』とも無関係ではあるまい。
「やり直し」のためには、世界人類の全てを監視し把握する(そして依存させる)目が必要になる。昔は技術的に難しかったけど、今はできそうな気配がある。恐らく、本当に「プロビデンスの目(神の全能の目」的なものを作れちゃう時代になったのだ。 
この前スプートニクが報道していた欧州各国の諜報機関を統合する汎欧州諜報機関新設計画 もそんな計画の一環に見える幻覚を発症した。
(どーりで英国がブレグジットしたわけだ; 英国はEU離脱で独自の諜報機関を死守)

多極派が目指す「AIテクノクラートによる隠然統治」・・・その視点で見ると、台湾の半導体は今後さらに重要なカギになる。台湾は多極派の思惑(が良いかどうかはともかく)と合致すれば香港化せず今まで通り台湾のままでいられるかも。中国と同じ多極派各国の中にもそれ以外の国にも、「自国が『半導体の台湾依存』はともかく『半導体の中国依存』は嫌だ」と思う国も多い。多極派の大国であるインドとロシアも多分そう。日本もそう思っている。みんな世界が多極化しようがすまいがそう思ってる。そういった国々が中台関係改善に協力してあげられるといい。

ここまで書くと、世界のパワーゲームをひっくり返す切り札(トランプ)の持ち主たる「世界の支配者(ドナルド/マクドナルド)」について、何となく想像がつくかもしれないし、つかないかもしれない。
そんな事をこの写真見ながら妄想した次第であるw

今回の妄想は以上。
この先の時代、人々の「考える力」はますます必要になっていくかもしれない。己の「考える力」をAIに明け渡してはいけない。
愚民化は世界政府化にとっても各国政府にとっても資本にとっても好都合なのだから。
「効率的な支配・管理のためなら地球人類の大半をAIに依存させて退化・弱体化させて進化の可能性を奪っても構わない」と本気で思える存在は、もしかすると地球人じゃないかもしれない(真顔)


一人ぼっちの革命と独裁
マスク達が陥ってる心理ってこれじゃないだろうな?;

「シンギュラリティ」で妄想←例え将来、全世界が一つの国になって政府が一つしかなくなるとしても、「人権」や「主権者」という概念と機能は退化も弱体化もさせずにきちんと残しておいて欲しい。

人間はその技術を幸せに使えるのか?←トランスヒューマニズムについて。トランスヒューマニズムの政党が提唱する理想社会(理想の王国)を示す隠語「ゾルタクスゼイアン」がどんな世界なのか今となっては何となく想像がつくかもしれないし、つかないかもしれない。
トランプ政権とゾルタン・イシュトヴァンは親和性が高いと思う。siri(逆から読むとiris=虹彩)もまた、「プロビデンスの目」の一部なのかもしれない。

 

2024.11.27追記
イーロン・マスクがトランプへ密かにあてがう「超優秀な新ブレーン」の正体
似たような懸念を持つ学者の記事。同じような懸念を持つ人は多いかもしれない。
ふと思う。習近平やプーチンが「優秀な後継者」を育てている気配が無いのは、社会がヒトより優秀なAIを使って統治される時代を見越してのことか? と。

2024.12.2
本日、ヒトラーも似たような未来予測をしていたと知って鳥肌。「進化した者と退化した者の二極化」という未来予測をしていて、退化した被支配層(ロボット人間)の様子が「AIテクノクラートによる隠然統治」を受け退化した人々のイメージそっくり;
進化した支配層(神人)はさしずめ「AIテクノクラート」ってところか。

2025.2.14
イーロン・マスク氏「政府機関全体の廃止が必要」

2025.2.18
AIによって批判的思考は損なわれるのか--マイクロソフトらの研究で警鐘

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2024年11月13日 (水)

陰謀論をばらまく陰謀

以下に書いたことは個人の妄想です

今回米国の政権を取ることになったトランプ陣営と言えば、外せないのがQアノン だ。

「ディープステートとの戦い」石破政権の外交ブレーンが陰謀論 玉木代表が「危うい」投稿

玉木氏が取り上げたのは、日刊サイゾーが「石破茂首相のブレーン・川上高司内閣官房参与が語る“日本一わかりやすい”米大統領選挙報道の見方」との見出しで掲載した川上氏へのインタビュー記事。そこで川上氏は、2021年に陰謀論集団「Qアノン」の信奉者らが引き起こした米議会議事堂襲撃などについて語っている。

玉木氏は同記事についてXで、「石破政権の外交ブレーンである川上内閣官房参与がインタビューで『ディープステート(闇の政府)との戦い』や『Qアノンによる革命政権』を賛美するような発言をしています。もはや陰謀論の類いです」と紹介。

米国の一極覇権を支えてきた「DS」という存在はあるのかもしれないが、いわゆるQアノンによって広まった「DS陰謀論」はトランプも属する多極派がばら撒く情報戦の一種だ。
Qアノン創設者はトランプの腹心だったスティーブ・バノン。Qアノン(qannon)の頭文字qを上下左右逆にすると「bannon」になる。
要するに、そういう事。

対米自立志向の石破は米覇権を崩したい多極派にとっても好都合な存在なので、同じ多極派のトランプ陣営が選挙前から接近していたと思う。
スパイジャーナリストで有名な山田氏によると、日本の某公安調査庁の方もDS型陰謀脳症に罹患したらしい(動画)。
その御仁とは、個人的に一度酒を酌み交わしてみたい。大して飲めないけどw
石破の周囲にはトランプ陣営の情報戦にどっぷりハマった人が今後も増える可能性はある。公安調査庁の人と外交ブレーンの2人だけで済むとは思えない。恐らく議員や官僚達の中も・・・


◆DSvs多極派?
陰謀脳としては、トランプのバックについたネオコン系シンクタンク「ヘリテージ財団」が主導する「プロジェクト2025」の話を聞く限り、むしろ今は多極派(欧米ドル覇権崩し隊)がディープステート(DS)に成り代わろうとしている印象(過去記事参照)。
今まで欧米一極覇権をけん引してきたDSは衰退しつつあり、トランプが当選するとそれが不可逆的になりそうだ。

多極派が(主にQアノン経由で)情報戦としてばらまいてるDS陰謀論は「トランプ陣営は米国に長年巣食う悪のディープステートと戦う光の戦士達。プロジェクト2025でDSを倒し、悪の手からアメリカを取り戻す」みたいな内容だが、陰謀脳として言いたい。くれぐれも鵜呑みにしないように。分裂した統一教会の一派閥もトランプ側につき、Qアノンの陰謀論をばらまいている。

トランプ陣営は別に光の戦士()じゃない。ただ単にDS(欧米ドル一極覇権推進派)と利害対立する別派閥(多極派)なだけだ。喧嘩は、同レベルの者同士の間でしか成立しない。
多極派のヘリテージ財団がプロジェクト2025で「DSを倒してトランプ主義の機関化」を目指しているという事は、トランプ引退後もホワイトハウスで「機関」が存続し、支配的に機能し続ける可能性があるという事だ。まるで共産主義を機関化させた旧東側の国みたいに。
そのせいか、プロジェクト2025は、既に多数の法律専門家達から「法の支配、権力分立、政教分離、市民の自由が弱体化する懸念」が指摘されている。
多極派のネオコン。彼らの起源が米に亡命した元トロツキスト(コミンテルン)だからなのか、例のネオコン系財団が作ったこの計画は民主主義を軽んじているように見える。
結局、多極派もDS同様に自分達が専横をほしいままにしたいような。喧嘩は同じレベルの者同士の間でしか成立しない。
しがない陰謀脳として提唱する。「DS陰謀論」ならぬ「プロジェクト2025多極派陰謀説」を。
場合によっては、多極派によって米国にゾルゲ事件以上のヤバい展開が発生するかもしれない(妄想であってほしい)。


◆「世界革命」と多極化
多極派の元ネタとなったトロツキズムと言えば、世界革命論(革命を一国規模でなく世界規模で行うべきとする理論。スターリンの主張する一国社会主義論に敗れ、トロツキー派は粛清or亡命)で有名。
トランプ当選によって今後は加速度的に進むと思われる「世界の多極化」は、恐らくあの時トロツキスト達が実現できずに終わった「世界革命」の生まれ変わった姿なのかもしれない。当時とはイデオロギーも形もだいぶ違うが、目指す結果は同じ。
多極派もトロツキスト達も、バックには等しく国際金融資本の支援がついていた(アカいトロツキスト達が米国に亡命できた意味多分これ)という事実をお忘れなく。そもそも共産主義を発明したマルクスさんはロスチャイルドのご親戚である。
なので、トロツキストと多極派の目指す方向はどちらも結果的には「スポンサーにとって都合のいい世界になるための世界秩序変更(革命)」てことには変わらないと思われる。どおりで共産圏の大国だった中露が多極化の主導的役割をしているわけだ。
それが今起きている時代の流れなのだとしたら、やはり占星術界で噂されていた「20世紀前半のカルマ再現」そのものだ。
(なんか多極派が某90年代少女アニメキャラの『世界の果て』に操られる者達みたいに見える幻覚発症w)


◆革命の末に・・・

「溺れる者は藁をもつかむ。経済難で多くの者が溺れ苦しむときこそチャンス。痛めつけた愚民共に『藁』を投げ与えてすがらせることでパワーゲームとマネーゲームを有利に進めることが出来る・・・」

そんなふうに考えている連中が、いつの時代も多分いる(陰謀脳被害妄想)。
「藁」にコロリとだまされて積極的に受け入れ支持する人々。はたまた「藁」だと分かっていてもそれにすがるしか生き残る道が無いから仕方なく苦渋の決断で彼らの思惑を受け入れるしかない人々も今後沢山出てくるかもしれない。

いずれにせよ気を付けておきたいのは、「水に突き落とす側と藁を投げてくる側はグル」という可能性。
(例えば、予め息のかかったロビー組織に自滅的政策をするよう政権に圧力をかけさせ、失政が実現して国民の不満を買い政権交代した後、息のかかった野党政権を誕生させて『こんなひどい政策は今日で終わり!』と救世主を演じさせるとか、ドルバブルを崩壊させて金本位制のBRICSペイや新しい通貨を資産逃避先に誘導するなど)

個人的に、多極化革命はフランス革命や共産主義革命と手口が似て見える幻覚を発症した。その後の展開まで似る可能性(妄想)。
しばしば蔑ろにされて怒れる民衆は不満を都合よく利用され、使い捨てられる・・・
「歴史は繰り返す」というが、正確には螺旋状に進化する。過去から学び、革命後にやって来るのが「大粛清」や「民意を排除した恐怖の独裁政治」とかにならないようにしなければ。
(トランプ主義の機関化に反対する人は当然共和党内にもいるはずで、彼らも粛清対象にならなきゃいいけど;)

多極派がどうして原油高(物価高)を引き起こしたり石油利権を失い国を脆弱化させる電気一元依存政策を西側にゴリ押ししたり脱ドル化を進めてドル余りを加速させ、世界の大混乱が不可避なドルバブル崩壊を急ピッチで仕掛けているのか、今のうちに色々考えておいた方がいいかもしれない。「考える力」を鍛えるためにも。

 

ウクライナ戦争の背景とヘリテージ財団

情熱の矛先

 

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2024年11月 7日 (木)

トランプ当選と東アジアの運気変動?

※以下に書いたことは個人の妄想です。

 

今年の大統領選はトランプが勝った。トランプ優勢を報じるワイドショーに出演したデープ・スペクターはお通夜のような顔になり、トランプの勝利宣言に対してパックンは「一生続くショック」とコメントした。
以前トランプを占った結果にご興味がある方はこちら

以下、トランプ当選で発生しうる東アジアの運気について妄想してみた。

◆日本について
米大統領選の結果に関わらず、脱ドル化進行でだぶつくドルはいずれバブル崩壊して欧米の世界覇権は縮小し世界が多極化していく運気が強まってきた事は多くの人がうすうす感じていたのではないかと思う。ドル余り加速中ゆえ円安になるのも無理はない。今後さらにドル高円安が進む(NY株は高騰する)だろうが、それでも円は安いままでいい。この状況で円が高くなるということは、ドルインフレにつられて日本円までインフレするってことだから。今後、「インフレしていない信用通貨」が残っていた方がいい事もある。
欧米一極覇権の縮小・・・トランプ政権になると、その流れが加速するんじゃなかろうか。
それは、長期的に見て日本の対米自立(日米が対等な関係になる)を考えている石破にとっては好都合な運気でもある。多分、安倍と石破は前からその運気を見越していた(妄想)。また多極派にとっても、彼らの考え方は利用できる。
多極派(欧米ドル覇権縮小し隊)のトランプは、大統領になると在日米軍とも関係する防衛費負担増を日本に求めることが以前から予想されている。そうなった場合、石破はこれを逆手にとって対米自立(日米地位協定撤廃含む)への追い風にしようとするだろうし、過去に「世界警察辞める宣言」を出した多極派のトランプもそれを見越してかなりボッタクるのではないか。
その結果、辺野古に入って来るのは米軍じゃなくて自衛隊になるかもしれない。
さらに、トランプメリカ再発で日本だけでなく東アジア全体の運気がかなり変わるのではないかと妄想した。


◆中台について
こう書くと、「万が一台湾有事になったら辺野古に来た自衛隊が出動するイメージ」が湧きやすいが、仮にトランプ大統領の任期中に中国が台湾統一を狙うとしたら、恐らく「台湾有事」という形にはならないかもしれない。
それは、トランプ政権になると以前書いたジョセフ・ナイの『対日超党派報告書』 の計画が実現しにくい運勢になるという事でもある。
というのも、過去に世界警察辞める宣言を出したトランプメリカは、台湾支援に消極的と言われている。そもそも米国は、核保有国と戦わない。というか、そもそも核保有国同士はどこも危なすぎて戦争が出来ないのだ(相互確証破壊)。これはウクライナ情勢を見ても何となくわかると思う。その結果、NATOは対ロシアで全く頼りにならないことを世に知らしめた。自らも核保有国の大統領を長年やっているプーチンも知っているからこそ、彼は「やったもの勝ち」と考えてウクライナに侵攻したのだろう。
それもあって、万が一中国が台湾侵攻した場合、台湾はウクライナ化しかねないと言われている。

だがそれ以前に、中国は半導体先進国の台湾を無傷で手に入れたい。なので、獲物の価値を下げるような仕留め方(軍事侵略)はする意味が無い。
ペロシ訪台時みたいに台湾使って米が中国を挑発すると、中国内部には怒って台湾侵攻したくなる人より「米ウザいから早く経済潰れろ」と考える人の方が増えつつあるという噂を最近聞いた。
そして現在、脱ドル化の潮流でドル余りが絶賛加速中。ドルバブルはいつか崩壊するまで加速度的に膨らみ続けそうだ。大統領が誰になろうが、それが米の大きな弱点というか、爆弾抱えてるようなもの(仕掛けたのは多極派)。
米をウザがる多極派の中国が、それを見逃すはずもなく・・・

かくして、台湾有事より前に米側の経済がどうにかなってしまい、中国と戦うどころではなくなる可能性あり。特に世界警察辞める宣言した多極派のトランプが当選すると、ハリスが当選した場合よりその可能性が高まると妄想していた。
そんなこんなで米の支援が期待できなくなった台湾に、中国と戦争する選択肢は消える。
台湾からすれば経済的に厳しくなった西側の支援を受けながらの戦争では国土も国民も守れない。中国も台湾をボロボロにして価値を下げたくない。
台湾はどうすればいいのか。恐らく、公式・非公式を問わず中台関係の改善と自治の現状維持に全力を尽くすだろう。
個人的に、台湾まで香港みたいになって欲しくない。
だから中国とうまく交渉して中台関係が現状維持に戻れるようナアナアにできればと思う。
そのためにも、多くの国が台湾の味方になって対中交渉を有利に進められるよう公式・非公式に支援できればと思う。
交渉は戦争と違い、長引いても双方が兵器で傷つくことはない。せいぜい諜報機関のフォルダが火を噴く程度だ。
中国もそれ以外の国も、台湾の半導体に依存している国は多い(インドも)。自国が依存する大事な半導体だから国際的に信用のある台湾とは取引したいが、素行不良ゆえにあまり信用できない中国とは取引したくない国も多い。台湾が中国化せず存続してくれていた方がいい。そこが台湾側に有利に働いてくれれば・・・

今回の中台関係についての妄想は、ある衝撃的な話を知って生まれた。以下、海外のニュースサイトから一部抜粋&翻訳

台湾軍、米国に半導体工場を爆破させないと発言

台湾の国防相は月曜日、中国が台湾に侵攻した場合、米国が台湾の半導体工場を爆撃するという考えに反論した。
セス・モールトン下院議員(民主党)は最近、米国は「中国に対して、もし台湾を侵略したらTSMCを爆破するとはっきり言うべきだ」と述べた。
モールトン氏の発言について質問された台湾の邱国成国防相は、「軍はそのようなことはさせない」と述べた。
サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、「台湾を守るのは軍の義務であり、他国が我々の施設を爆破することは容認しない」と述べた。
台湾のチップ工場が中国の支配下に入るのを避けるために爆撃するというアイデアは、ワシントンで人気を集めている。
米陸軍士官学校が2021年に発表した論文によれば、アメリカと台湾は「焦土戦術」を計画すべきであり、それによって台湾は「武力で掌握された場合、魅力的でなくなるだけでなく、維持するのに多大な費用がかかる」ことになるという。

同論文は、この戦術は「世界で最も重要なチップメーカーであり、中国の最も重要なサプライヤーである台湾半導体製造会社の施設を破壊すると脅すことによって、最も効果的に行うことができる」と述べている。

むしろ米軍の方が台湾傷つける気満々だった; そんな脳筋策、「#爆撃ダメゼッタイ」で中台の意見が仲良く一致してしまうではないか。
どーりでTSMCが熊本をはじめ日本に拠点を移してるわけだ; 
なぜアメリカが中国にこんな変な脅し方をする必要があるかと言うと、米国が表立って中国と戦争できないからだ。核保有国同士だもの。
結局、(ジョセフ・ナイの『対日超党派報告書』に唆された?)米国は中国を挑発するくせに台湾をきちんと守れない。
台湾もその事を知って中台関係改善に力を入れるんじゃないかと思う。安倍氏が存命なら調停役になれたかも・・・
(台湾国防相を怒らせ国際社会の信用を低下させるような米の脳筋策、もしや多極派の仕業かも?)←陰謀脳

今年から北龍の変動現象が激しいことは1つ前の記事でも書いた。
中国の首都北京は、北龍の真上に置かれた都である。
北龍の様子から中台運気の今後を妄想すると、台湾だけでなく北京政府側の運気もかなり大きく変動する可能性を感じる。
そして北龍沿いの地域で変動の気配が濃い場所は、中国だけではない。多分、朝鮮半島も、だ。

◆朝鮮半島について
日本人の多くは「東アジア情勢の変動」といえば台湾有事にばかり注意が向きがちだが、ロシアと同盟組んだ北朝鮮が自分達主導で南北統一しかねない運気になってる事に気付いてる人はまだ少ないかもしれない。
「北がそんなこと始めたら在韓米軍も米本国も黙ってない」と考えられがちだが、先述の通り米国は核保有国とガチの喧嘩などしない。ましてや核保有国同士が同盟組んでるならなおのこと。当然、韓国側も北朝鮮と本気で戦争する気にはならないだろう(例え米国に焚き付けられても)。表向きは一触即発or朝鮮戦争再開的な演出はあるにしても。
金正恩はそれが分かってるので、韓国軍どころか米国や在韓米軍をそんなに怖がらなくなってしまった可能性がある(リアル世界にゴルゴはいないので)。統一が実現すれば在韓米軍は存在理由が無くなり、米覇権はさらに縮小し、多極派に好都合だ。
運気の大きな変動は、台湾よりむしろ半島で起きてもおかしくないのだろうか・・・という妄想が湧いた。
米国は核保有国と交戦できないので、もしそんな運気の流れが発生した場合、効果的に流れを止めることが出来ない。
もし今後「統一朝鮮」が誕生すると、その国は間違いなく核保有国になり、旧北朝鮮の支配層が優勢になりやすい(特に軍事分野)。
しかもその核保有国は、同じ核保有国のロシアと仲良し(というか衛星国)な上に、グアムまで届くミサイルを持っている。

北が軍事力を背景にして韓国へ南北統一を求めた場合、韓国は北と戦争をするより、統一が韓国側にとっても無難なものになるよう北との交渉に全力を尽くす方を選ぶだろう。北にとっても韓国が無傷のまま統一できた方がいい。「戦争より交渉」という点では台湾と一部共通する。その南北交渉を調停できる立場にいるのが、プーチンと同じく多極派で金正恩と会談経験のあるトランプ大統領だ。多分、支持率Upを狙ってドヤ顔で調停役を買って出る可能性がある。

万一朝鮮半島がロシアの衛星国みたいになってしまうと、ロシアにとっては「ユーラシアの西側で失った衛星国を東側で補填した」ことになる。比較的北朝鮮に近いモンゴルは前からロシアの同盟国だ()。
半島に親露国。日中にとっては「お隣に核保有&BRICS参加で経済成長するロシアの衛星国が誕生する」ことになる。もうホラー。
いつか東アジアで今まで以上にロシアの影響力が広がってしまう可能性が今までより高まったんじゃないかと一人で勝手に懸念する陰謀脳は、もしや(対米自立目論む)石破も(ドルがバブル崩壊しそうな)アメリカも、東アジアがそうなる可能性をすでに織り込んだ上で対米自立路線とか、「玉木とエマニュエル大使の会談@大統領選選挙前夜」とかが起きているのではないかと妄想した(まさかトンデモ論扱いされてる『アジア版NATO構想』も??)。

プーチンとトランプは、どちらも多極派であることも忘れてはならない。表向きはともかく、裏では世界の多極化に向けて連携しているだろう。
今のうちに日本はロシアと(お互いに政治的価値観を押し付合わない形で)関係回復して、何らかの形で経済成長を目指すロシアの日本依存度をもっと高めておく方法を考えた方がいいのだろうか。将来、政権が変わっても維持できる良好な関係という形で。
依存と支配は表裏一体。日本だけ一方的にロシア依存度が高いのは、あまり良い状況とは言えまい。
もし南北が統一するようなことがあれば、やはり日本は経済成長を目指す統一朝鮮と良い関係を作っておいた方がいいのは言うまでもない(拉致被害者が帰還しやすくなるためにも)。
また、ロシアの衛星国が新たに生まれるようなら日中は対露で協力した方がいい。両国ともロシアと領土問題がある。その協力関係と引き換えに日本が中台関係改善調停(に協力)できればなおいい。

そんな妄想をしていると、日本における北龍のパワスポの一つ「白山」で4日から地震が急増し、米大統領選の結果が出た6日にも震度3の地震が起きた()ことは「トランプ大統領当選によって、アメリカだけでなく北龍エリア(日・半島・中)の運気も大きく変わる予兆」に思えてしまうオカルト脳であった。


11月10日追記
プーチン大統領は9日、北朝鮮と6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」の批准に関する法律に署名した(報道)。
署名後の現在、「お金の不徳を正す龍脈」も太平洋上(日本本土よりグアムに近い場所)で地震を増やしている。この龍脈、北陸新幹線経由で北龍と繋がったため、日米中朝韓(の運気)とつながっていることになる。
また、プーチンの署名後にモンゴルの龍脈も反応を始めた(M5.0)。モンゴルの運気にも注目しておきたい。

11月12日追記
「またトラ」でウクライナ停戦が成立すれば、北朝鮮兵が平和維持軍に?
かつて中央アジア(旧ソ連領)の大使になった経験がある記者が「北朝鮮兵を平和維持軍として境界のロシア側に駐留させてはどうか」と書いている。彼も北をロシアの衛星国と見なしてそのような役割を提案している。停戦してロシアとウクライナの間に非武装地帯(DMZ)を作るのは、朝鮮戦争と同じやり方だ。前の記事で「ウクライナ戦争は長期化すれば朝鮮戦争レベルになるかもしれない」と書いたが、ホントにそんな雰囲気になって来た;
ウクライナ戦争によって経済成長したロシアにとっては、この戦争が朝鮮戦争みたいに「ずっと停戦中(=戦争中)」ってことにしておいた方が経済的なメリットが大きい。西側も対露制裁を続ける羽目になって疲弊してくれる。

11月26日追記
ロシア語で考えてみた
ロシアの新型ミサイル「オレシュニク」も北龍エリアの運気を変える可能性。

12.7.追記
北龍の韓国で戒厳令騒動大統領と現政権の運気が変動した・・・

2025.1.7追記
北朝鮮もオレシュニクの技術供与を得た模様。北が実験に打ち上げたミサイルの最高速度が同程度。
万が一北主導で南北統一して例の速いミサイルが韓国南岸に配備された場合、日本は・・・

2024年11月 5日 (火)

欧州のガス事情で運気変動? その②

※以下に書いたことは個人の妄想と、以前の記事の補足のようなものです。

中露を軸とした「BRICS+」の狙い G7を超えて「米一極支配からの脱出」を図る

インドのモディ首相はインドに帰国するとすぐに、インドを訪問していたドイツのショルツ首相と首都ニューデリーで会談を行った。インドは旧ソ連時代から武器の購入をソ連に頼っており、旧ソ連が崩壊してロシア時代になっても保守などの関係もありロシアからの輸入を継続していた。
そこでアメリカは露印の緊密さを遮断するために好条件をつけてアメリカからも武器輸入するように仕向け始めたのだが、ドイツはそこに割り込み、インドとの防衛・軍事関係強化を図っている。

ロシアは経済維持のため戦争を止められない?迂回貿易や並行貿易も…経済制裁の“抜け穴”

ここ数年のコロナ禍やウクライナ戦争をきっかけに世界経済を巡って分断の動きが広がるなか、ロシアは欧米などと距離を取る一方、中国やインドをはじめとする新興国との関係を深化させている。

さらに、欧米などによる経済制裁にも拘らず、実際には中央アジアやコーカサス、トルコなどを通じた迂回貿易や並行貿易を通じて欧米などの製品やサービスがロシアに流入しているとされる。

そして、中国やインドなど新興国との貿易拡大の動きは、経済制裁を受けた欧米など向けの輸出減を補って余りある展開をみせるとともに、欧州などは依然としてロシア産天然ガスの輸入に依存せざるを得ない状況にある。

このように欧米などによる経済制裁には様々な形で『抜け穴』が存在しており、開戦直後に大きく下振れした景気はその後に一転して底入れの動きを強めており、足下の実質GDPも開戦直前を上回る水準となるなど実態として克服が進んでいると捉えられる。

IMFがロシアを世界第4位の経済大国にランク付け。購買力平価で日本を抜く

IMFは 10月23日に発表した世界経済見通しの中で、2024年のロシアの国内総生産(GDP)は購買力平価ベースで世界の GDPの 3.55%に達し、3.38%の日本を上回ると述べた。
報告書によると、ロシアは、購買力平価で中国(18.8%)、米国(15%)、インド(7.9%)に次いで第 4位となっている。
最新の数字によれば、購買力平価で世界をリードする経済圏には現在、中国、インド、ロシアの3つの BRICS 諸国が含まれていると報告書の著者たちは指摘し、ロシアの格上げは西側諸国の制裁によるものだと指摘した。

今回はこれらの記事から妄想が生まれた。
今思えば、ロシアは自分が悪行をすれば欧州が悪側の自国から資源を(表向きでも)買えなくなることを見越して、即ち西側からの制裁を最初から見越して制裁を逆手に取るつもりでウクライナに侵攻した気がする。
多極派のプーチンには、自国が西側から制裁されても困らない理由が裏にある。多極派によるBRICS成長計画だ。ウクライナ侵攻後の迂回貿易・平行棒益によるロシアの経済成長もその流れの一部とみていいかも。
この戦争がロシアの経済成長を兼ねているのなら、ロシアとしては確かに長引かせたいだろう。長期化すれば朝鮮戦争レベルになるかもしれない(朝鮮戦争は今なお停戦中という扱い)。
長引く方がロシアやBRICS成長にとってメリットなら、少なくともウクライナで核が使われるわけがない。核云々はロシアの悪役演技だ。ロシアが対ウクライナで苦戦しているように見えるのも、長引かせるための動きだからか。
ウクライナ側の停戦キーマンが停戦交渉直前にウクライナ保安庁から射殺されたのも、英国のトラス首相がゼレンスキー大統領に停戦を思いとどまるよう説得したのも、停戦計画を持っていたゼレンスキーの頭越しにウクライナの一部隊がロシアに逆侵攻して停戦計画を潰したのも、恐らくそんな「ウクライナ戦争長期化計画」が背景だろう。要は(国を超えて連携する)多極派さん達の仕業?
逆に西側は、ロシアへの制裁とウクライナ支援によって自ら負担を増やすことに。これは22年の記事を書いた時から懸念していた。


◆BRICSペイと脱ドル化
当初、中国は一帯一路を通して元を広めようとした。ドル基軸と同じで中国元を使った「元の大帝国」を実現したかったのだろう。2年前の記事でそんな妄想をした。中国がやりたかった「元帝国」だが、これは中国だけが一方的に得をするだけで、一帯一路各国は得をしない。
そこでロシアが新しい決済システムを提案した。これはSWIFTに代わるシステムで、コルレスバンクの代わりに国が金を備蓄して決済を保証するというやり方で、貿易は貿易相手国の通貨で決済できる。それが「BRICSペイ」だ。
このシステムに参加する国の通貨は、実質金本位制となる。昨今の金価格高騰の裏にはそういう経緯もあるわけだ。
これ、BRICSが将来EUみたいになる場合にも便利なシステムかもしれない。サウジもこのシステムに参入済みなので、BRICS各国は自国の通貨で石油決済が出来る。ペトロダラー協定失効の裏にはこんな経緯があった。
そして人口の多いインドネシアがBRICS入りするとのことなので、BRICSペイの市場規模は一気に拡大することになる。
インド、インドネシア、中国・・・BRICSには地下資源や人口資源が多い国が結構ある。これらの国々がBRICSペイを通して脱ドル化へ進んでいる。ペトロダラー協定が機能していた時代に各国が石油決済のために用意し続けてきたドルは、ダブついてしまった。いずれインフレになり、「ドルバブル崩壊」的な展開にもなりうる。多極派主導のBRICS各国による脱ドル化の流れには、多分それを促進する狙いがある。
(7日追記:インドネシアのBRICS入りが決まった約1週間後、インドネシアの龍脈が変動開始。トランプ当選直後の11月7日には火山が大噴火した)


◆インドと迂回貿易

欧州へガスを供給していたノルドストリームは去年既に米の支援を受けたウクライナによって爆破済みだし、一つ前の記事で書いた通りウクライナが「自国領通ってるロシアからのガスパイプライン止める宣言」した以上、欧州は米からガスを輸入するか、インド経由の迂回貿易拡大が必要になった。
そして、ドイツは後者を選び、それも踏まえてインド(多極派)にすり寄った。独印の軍事・防衛関係強化の流れにはそのような背景も含んでいるのではないかと妄想した。
(自国のガスを欧州にもっと輸出したい米には不本意だろうが)

欧州各国からすれば、ロシア産のガスや石油をうまいこと迂回貿易でもっと手に入れることが出来れば、米から輸入するよりコスト面がマシになるかもしれない。例え迂回貿易がロシアの経済を利するとしても・・・
一つ前の記事で、「欧州向け輸送船の多くがフーシ派のせいでスエズ運河を通れないため、欧州で足りなくなった分のガスは多くを米から輸入する可能性が高い(=露のガスより高コスト)」と書いたが、そうならないように引き続きロシア産ガスを欧州へ輸入する抜け道がある事を忘れていた。それがロシアと仲の良い「インド」だ。欧州で、インド経由の迂回貿易は以前から行われていたという(フーシ派はロシアと中国の船を襲わないことを宣言した。要するに、BRICSの船は襲わないようだ。フーシ派が多極派の思惑で動いていることがこれで明らかになったと言うものだ。彼らを支援するイランが多極派だもの)。

そういう側面もあって(インドとの防衛関係強化と迂回貿易拡大を望む)ショルツ首相がデリーまで出かけて(BRICS会談から帰国したばかりの)モディ首相と会談したのかも。多極派のインドがドイツに対して「そっちの出す条件次第では迂回貿易の拡大にも協力してやるよ」と言う幻聴が聞こえる。今後、場合によっては、独をはじめ欧州でもBRICSペイに参入する国が今後出てくるかもしれない(妄想)。
「ドイツとインドの軍事・防衛関係はあくまで欧米とインドの共通仮想敵である中国をするためで他意はない」という意見も当然あるが、実は中印、既に和解し始めている。今後のインドは中国と対立する動きを徐々に減らしていくだろう。多極派の国同士はケンカしにくくなるという。今後はインドが西側主導の中国包囲網に意欲的ではなくなるかもしれない。中印は同じ通貨決済システムを利用する仲になった。


◆欧州で各国諜報機関が統合される??
一方、欧州各国では(インドと同じく多極派の)ロシアと繋がりを持つ右派政党が人々の不満を背景に影響力を伸ばしつつある。
安いエネルギー輸出国ロシア、ロシア産エネルギーの迂回貿易地インド、ロシアと繋がる右派政党・・・かくして欧州は、否応なく多極派国とのつながりを余儀なくされる。かくして米国という将を支える駒は射られる・・・
今、EUでは「汎欧州諜報機関新設計画」なる話が持ち上がっている。EU各国の諜報機関を統合すると言うものだ。諜報機関の統合は、EUが連邦制に移行するフラグとも言われている。
これ、報道ソースがスプートニク(露)系なのである意味眉唾な話でもあるのだが、もしガチならこの計画は多極派の発案かもしれない。もしこの計画が実現すれば、欧州各国は独自の諜報機関(=例えるなら目)を失う。各地に散らばる小さな目の代わりに、大きな一つの目が生まれる。
そして統合された諜報機関(大きな一つ目)は多極派のために機能するだろう。EU連邦は多極派のものになる。その前に独仏も多極派の政権になっていくだろう。
欧州での右派台頭はその布石にもなっていると思う。そんな流れがいいのか悪いのかは別として・・・


◆所感
今は米大統領選の結果が出る直前期。世界中がアメリカに注目しているが、時代運気の流れを見ていると、アメリカだけに気を取られてはいられない。能登で北龍が変動した時から気がかりだった朝鮮半島にも運気変動の気配が濃くなってきた(後述)。

多極派(欧米一極覇権崩して世界を多極化させてBRICSを成長させ隊)の思惑により、西側の対露経済制裁は西側にとってセルフ経済制裁になった。これは2年前の記事で妄想した通りになった。当時は他にも多くの人がそんな予想をしていた。
欧米西側の一極覇権が続くと中露やグローバルサウス(BRICSに多い)はずっと貧しいままなので世界全体が効率よく経済成長しない。当時国や大資本家達にはうまみが少ない。だからみんなでこっそり連携して世界を多極化させることにしたのだろう。
その計画の中にウクライナ戦争やペトロダラー協定失効&BRICSペイによるドル余り(脱ドル化)があり、中露の経済成長、パンデミック、西側への電気一元依存政策ゴリ押し(独占してた石油利権を放棄させ国を脆弱化させる)、朝鮮半島の運気変動気配などなどがあると見た。

かつてコミンテルンの支援者が大資本家達だったように、(トロツキストの系譜を持つ)多極派の支援者も恐らく大資本家達だろう。
ネオコン(多極派)が生まれた頃から流れは始まっていたのかもしれない。

トランプとハリス、どちらが当選しようとドル余りは解消できず、脱ドル化は進み、ドルバブルの膨張(インフレ)と崩壊へ向かう方向へと運気は進んでいくだろう。それに合わせてNY市場の株はどんどん値上がりしていくが、それはアメリカが好景気になったわけではなく、インフレの証。一般投資家が喜べるような現象ではなさそうだ(多極派は喜ぶけど)。
昨今不穏な変動現象を起こしている北龍と繋がる「お金の不徳を正す龍脈」を生み出した西之島の噴火は、日本の領海内であると同時に日本本土よりグアム(=アメリカ)に近い場所で起きたことを忘れてはならない。あの龍脈を生んだ噴火、米国への影響が小さいはずが無い(噴火当時にその件についての記事を書いたら在日米海軍のドメインで何度もアクセスがあったが、それを見越してのことかは不明)。
グアムは朝鮮半島(北龍)に最も近いアメリカ領であり、半島に有事があればグアムの基地が反応する。そして北朝鮮は既にグアムまで届くミサイル兵器を持つようになっている。
北龍の朝鮮半島エリアで運気変動気配が濃くなった今、奇しくも北龍のパワスポである白山で地震(龍脈変動現象)が増加している(報道)。
白山は能登半島地震の10分後に上空の電子数が急増したエリアだ(過去記事参照)。
この現象が尚更半島の運気を気がかりにさせる・・・半島の運気についてはいずれ書くかもしれない。まだちょっと自信がない。



欧州のガス事情で運気変動?
ウクライナの逆侵攻で懸念
中東発のドル覇権変動?

2024年10月19日 (土)

欧州のガス事情で運気変動?

※以下に書いたことは基本的に個人の妄想です。

 

「ウクライナ、ロシアとのガス輸送協定を終了へ」より翻訳・抜粋

この決定は、ロシアのエネルギー収入を抑制するためのウクライナの広範な戦略の一環である。
「我々の戦略的目標は、ロシアのガスに制裁を加えることだ。クレムリンから炭化水素の売却益を奪うことだ」
シュミハルはテレグラムのアカウントでこう宣言した。
現在の ロシアのガスがウクライナを経由してヨーロッパに流れることを認める現在の通過協定は 2024年に期限切れとなる。この協定が更新されなければヨーロッパのエネルギー事情に大きな影響を与える可能性がある。
特にロシアの供給に依存している国々にとっては。

彼は次のように呼びかけた。
欧州各国に対し、「ロシアからの石油とガスを完全に放棄する」よう呼びかけてロシアのエネルギー輸出に反対する統一戦線を促した。
シュミハルは、ロシアのガスに大きく依存しているスロバキアやハンガリーのような国が直面している課題を認めた。
「一部の国、特にスロバキアがロシア産ガスに大きく依存していることは理解している。しかし、我々は徐々に供給源が多様化するのを期待しています」
ウクライナが輸送契約を更新しないという決定を下したにもかかわらず、シュミハルは自国の国際的義務へのコミットメントを強調した。
「同時に、ウクライナはEUとの連合協定とエネルギー憲章条約に従って義務を果たし続ける用意がある」と記し、エネルギー問題におけるウクライナのEUとの継続的な協力を示唆した。

上のニュース、平たく言えばウクライナが
「欧州との協定終了したんで自国領通ってるロシア~欧州向けのガスパイプラインを年末で止めます」と宣言したことを意味する。
ウクライナ側は
「うちは引き続きエネルギー憲章条約(エネルギー原料・産品の貿易及び通過の自由化、エネルギー分野における投資の保護等に関する条約)の中身は守るよ」
と言っているものの、EUの方が5月にエネルギー憲章条約から脱退済み。

既にノルドストリームも壊されているので、ウクライナ領を通っているガスパイプまで止められた欧州はガスの調達が今まで通りにはいかなくなる。 
欧州向け輸送船の多くがフーシ派のせいでスエズ運河を通れないため、欧州で足りなくなった分のガスは多くを米から輸入する可能性が高い(=露のガスより高コスト)。
てことは、ウクライナのガスパイプ終了宣言、米にとっては悪い話じゃない・・・

欧州がもしガス不足になれば物価高になるだろうし、冬寒いだろう。電気代も上がる。
ガスパイプ止められて困るのは欧州。その結果欧州で不満が募れば親露な極右がますます欧州に台頭しやすい環境になる。
しかもパイプが止まる時期が丁度米大統領選の翌月というタイミング・・・
話がうまく出来すぎててロシア単独で企画できる計画じゃないってことだけはよく分かる;

それを踏まえた上で以下の記事を見ると・・・
 ↓
米港湾労働者組合、来年1月15日までスト中断に同意

スト中断が終わる予定の日付が丁度欧州のガスパイプ止まった直後の時期であることにご注目。
即ち、「欧州で不足が見込まれるガスをそろそろ米国から輸出開始してもいいかな」って時期に、交渉次第では米国銃の港でストが再開される可能性があるということ。即ち、米から欧州へガスが輸出できなくなる可能性があるということ。
これは労組がスト交渉するなら強力な切り札だ。雇い主どころか米国そのものと交渉できちゃうかもw

多分、ストが再開されるか否か(欧州へガスを輸出できるか否か)は交渉次第だけでなく、大統領選の結果も影響しそう。
ペトロダラー協定失効で戦争では儲ける事が出来ずにドル余りが進む一方の米国。経済問題の打開策として欧州へのガス輸出増加は魅力的なはず・・・

そんなことで気になるのが、以前過去記事の「◆超大国をはめるトロツキストの末裔達? 」でご紹介したスウェーデン紙のスクープ。
今となっては真偽不明だが、ちょっと気になる内容なのだ。

「米は欧州で戦争とエネルギー危機をいかに計画したか」(訳文)より:

・シンクタンク「ランド研究所」からの例外的な内部リークのように見える文書の中で、ヨーロッパのエネルギー危機がアメリカによってどのように計画されたかについての詳細な説明が与えられている。ランド研究所は、特に冷戦中の外交および防衛政策に関するアメリカの戦略の背後にいたことで知られている。

・今年1月に作成されたこの文書は、紛争前にウクライナが追求していた攻撃的な外交政策により、ロシアがウクライナに対して軍事行動を取らざるを得なくなることを認めている。その実際の目的は、すでに準備されていた対ロシア制裁をヨーロッパが広く採用するよう圧力をかけることであったと文書は主張している。

・この結果として、欧州連合の経済は「必然的に崩壊する」と文書は述べており、著者は、とりわけ、最大90億ドル(約1兆2000億円)の資源が米国に逆流するという事実を賞讃している。結果、ヨーロッパの高学歴の若者たちは移住を余儀なくされるだろうとも書かれてある。

・この文書に記載されている主な目的は、ヨーロッパ、特にドイツとロシアを分断し、ロシアのエネルギー供給がヨーロッパ大陸に到達するのを阻止するために有益な愚者を政治的立場に置くことによって、ヨーロッパ経済を破壊することだ。

・・・2年前のリーク(とされている記事)と今の情勢がぴったり一致してるような・・・?;
ランド研究所は(トランプのバックについた)ヘリテージ財団同様、ネオコン系のシンクタンクである。即ち、欧米ドル覇権潰しとBRICS台頭を目指す多極派に属するシンクタンクだ。
もし万が一、多極派が欧米ドル覇権潰すためにリーク文書のような「ウクライナ巻き込んで戦争&欧州エネルギー危機計画」を建てているんだとしたら、米が目先の餌(アメリカ経済維持に好都合な欧州からの資源流入&その妨げとなるドイツ弱体化、欧米へのガス輸出増etc)につられて文書にあるような計画を実行しちゃえば、後で間違いなく欧米ドル覇権潰すための罠にはまってしまう。
事実、ウクライナ戦争の影響による支援疲れやエネルギー問題その他で人々の不満が高まる欧州では、ロシアと繋がりを持つ右派政党が影響力を伸ばしつつある。これではロシアからのガス供給を止めても欧州における米の影響力はどのみち低下してしまう。

まるでゾルゲ事件が起きた時の日本のように、米は既に罠へ足を踏み入れているのか・・・陰謀脳の妄想は広がるばかりであった。
(ランド研究所から流出したとされる文書1ページ目のPDF
上のリンクのPDFを翻訳した結果:

ドイツを弱体化させ、アメリカを強化する

米国経済の現在の状態は、外部からの財政的および物的支援なしに機能できることを示唆していない。
FRB が近年定期的に実施している量的緩和政策と、2020年と 2021年の Covid ロックダウン中の制御されていない現金の発行により、対外債務が急激に増加し、ドル供給が増加した。
経済情勢の悪化が続くと、2022年11月に予定されている次期選挙で、民主党が議会と上院での地位を失う可能性が高くなる。このような状況下では、大統領の弾劾の可能性を否定できず、それは何としても回避しなければならない。

資源が国家経済、特に銀行システムに流入する緊急の必要性がある。

EU と NATO のコミットメントに拘束されているヨーロッパ諸国だけが、私たちにとって大きな軍事的および政治的コストなしにそれらを提供することができる。

それに対する主な障害は、ドイツの独立性の高まりだ。ドイツは依然として主権が制限された国だが、何十年もの間、これらの制限を取り除き、完全に独立した国家になるために一貫して動いてきた。この動きはゆっくりと慎重だが、着実だ。

なるほど。それで「ドイツとロシアを分断」とか「ドイツを弱体化させ~」て話になるわけだ。欧州の経済資源を米へ流入させるのにドイツが邪魔者だから。
真偽不明ながら、なんだか気になる話である。


欧州のガス事情で運気変動? その②

中東発のドル覇権変動?
本当の脅威とは?

2025.1.1
ウクライナを経由したヨーロッパへのロシアの天然ガス輸出が元旦に完全に停止

2025.1.9
米で2回目の港湾スト回避、労組と使用者側が新労働協約で合意
欧州ガス問題の行方やいかに?

 

2024年9月27日 (金)

石破茂氏占ってみた

※以下は趣味で使っている占星術ソフト「アストロロギア」の鑑定結果です。いかなる個人・団体も誹謗中傷する意図はありません。

 

1957年2月4日 東京生まれ

月と木星が非常に強い衝
怠け者。楽観的すぎる。油断やぜいたくによって、困った事態になりやすい。安楽を好む。やや自分に厳しめの選択をするように心掛けるべし。
(のんびり屋。本来は観察力が優れているのだけれど、面倒がったり油断するなどしてその力をあまり使わず見切り発車したり行き当たりばったりの適当な進め方をしたくなるタイプ? しばしば自分個人の考え方と所属するグループの考え方や価値観に不一致がおきやすい)

火星と天王星が非常に強いスクェア
わがままで、どこまでも自分勝手なことを続ける。そのため世間との摩擦が多く、本人も周囲も不幸になりやすい。偏屈でへそ曲り。向こう見ず。突発的な事故や怪我に注意。異常な性的関係に耽溺しやすい。今まで続けてきた物事を急にほうり出すなど、情熱の方向が突然変化するという意味もある。
(仕事や社会的立場とプライベート・個人的心情の間の葛藤。自分の置かれた状況や環境や運命の利点や恵まれた部分など、プラスの部分をきちんと自覚・把握し活用することで失敗しにくくなる星回りの人。自分の理想や希望と少しでも違ってくると突然やる気を無くす一因になっている視野の狭さに注意)

火星と海王星が強い衝
 実現不可能な非現実な夢に情熱を傾け、空回りする。不透明な分かりにくい性格なので、いさかいや摩擦が多い。たいした理由もないのに他人と争い、それがエスカレートしがち。原因不明の事故、不透明な性的関係といった意味もある。鋭いイマジネーションを持っているが、ビジョンが粗野で、独り善がり。大事な点を見落としやすい。妄想の世界に没頭する人もある。夢想の世界にかける情熱を建設的な方向へ生かせれば吉。
(夢見がちな人。昭和の大ヒットアイドルグループ『キャンディーズ』のファンだった模様。情報の取り扱い注意。また秘密主義が空回りして情報を共有すべき相手と共有しなかったり、状況や物事や置かれた立場の良い部分や利点を見落としたまま、片手落ちの状態で物事を考察・考案・判断しまわない注意。諜報や軍事の分野でそれやると致命的;)

天王星と海王星が強いスクェア
平均すると半世紀に1度ほど生じる世代的座相。不透明なビジョンにもとづく性急な変革を暗示。
(時代の変化や状況の急変や派閥がらみのトラブルに翻弄されやすい?)

太陽と土星がセクスタイル
活力と抑制の調和。長期的な展望をもって、コツコツと努力を続ける。遠大な計画を実現させることのできる才能ないしは素質が備わっている。冷静で落ち着きのある人柄。
(特に太陽が『ネットワークを利用した壮大な夢の実現』を暗示する位置。その過程で過去の清算が行われるので大仕事になりやすいがこの星回りならやり遂げられるかも? 土星が同盟関係も司る7室にあるので、彼が首相になれば日米関係が主従関係から対等な関係に変化しやすい)

海王星と冥王星が弱いセクスタイル
信じられないような夢をもたらす世代。終戦直後の1940年代後半、および1960年代にもこの角度ができている。
(国民生活に寄り添ったアイデアが出やすい? 防衛増税はしそうだけど)

木星と天王星が弱いセクスタイル
発展と変革の調和。良い変化の起こる世代。社会的に変化があり、それが文化的向上につながる。個人的意味としては、独創的な能力によって社会的に活躍できる才能ないしは素質。
(時代の変革期に自民党総裁になっただけのことはある。時代の変化を促進しうる人。偏見や先入観を持たずにフラットな視点で物事に取り組める)

月と金星が弱いセクスタイル
感受性と美の調和。美的センスに優れ、柔軟で寛容。まろやかな優しい性格。優雅を好み、争いを嫌う。恋愛運にも恵まれる。
(一目惚れした相手に8年かけて距離を縮めて恋愛結婚へ)

月と天王星が弱いトライン
感受性と独創性の調和。ユニークな感性を発揮できる才能あるいは素質の持ち主。人とは違った独特の感覚を持っている。風変わりで、おもしろい人。進歩的、未来的。自由・平等・友愛の精神を尊ぶ。
(物事を見る視点や角度が独特で秀逸。その能力は出し惜しみしないほうがいい)

金星と木星が弱いトライン
高潔で品位のある調和のとれた性格。しかも魅力的。そのため人生において成功しやすく、物質的にも恵まれた生活を送りやすい。上品で、美的センスも高く、恋愛運にも恵まれる。上流階級の生活に向く。
(大恋愛の末の結婚。政治的には外交と関係する分野でかなり良い運気になりやすい。色んな人達と忌憚なく交流しやすい)

火星と冥王星がごく弱いトライン
異常なまでの情熱の持ち主。揺るぎない勇気をもって、とことん頑張ることができる。肉体的な愛情関係において、官能的な強い喜びを得ることができる。
(運気の応援を貰ってパワフルに進むこともできる。日本独自の諜報・防諜機能を充実させることにもエネルギー注ぐ? 自国の地政学的な特徴、利点、弱点etcを探求し対策することにもツキあり。)

金星と海王星がごく弱いスクェア
夢のような甘い話に弱く、結婚詐欺やインチキなセールスにひっかかりやすい。恋人を勝手に理想化して、結果的に幻滅しがち。既婚女性はよろめきやすい。将来に向けて美しい夢を思い描くが、おおかたは机上の空論。夢はあっても地道な努力が嫌い。そのため心の中に葛藤が生じやすい。快楽主義者。酒や麻薬におぼれる。夢想の能力を建設的に生かせれば吉。
(アイドルが好きなだけあるw くれぐれも偽情報に騙されたり甘言に唆されたり担がれたりハニトラにハマったりしないで><; 観察力を使うことでリスクを回避しやすい)


◆ヒンドゥー数例術視点
今生のテーマは「安定性」と「満足」。「夢や理想」と「実現可能な事」との間の調和を学ぶ人生。狭い視野に陥ると実現不可能な事にこだわり囚われがちだが、広い視野を持って自分の想定やイメージの外にあるもの事の良さにも気が付くことで良い意味での切り替えやより良い選択をしやすくなる。カギは忍耐力。広い視野を使った観察力の発揮を面倒がると良くない。すぐに見切りをつけないこともカギ。
「幸せや理想の形はたった一つだけ」ではないことを知る人生かもしれない。

余談:
もしも石破氏が安倍氏の遺志を受け継ぐ存在としていい仕事をした場合、こうなっちゃうリスクは少し遠のくかもしれない。
彼の場合、ジョセフ・ナイ的な米の意向で行う軍備増強&防衛増税ではなく、対米自立を念頭に置いた軍備増強&防衛増税をするタイプ(それで『日米地位協定撤廃』とか言う)。だから党内に存在する(米の意向によるアメポチ型の)対米強硬派を抑えようとする点は安倍氏と同じではないかと思う。
安倍氏は世界が多極化することを見据えて、中国だけでなく日本も東アジアの極国になっていくべき(そのためには対米自立が必要)という考え方だったという・・・
彼が安倍氏の発想をどこまで受け継ぐのか、そして実現できるのか。現時点では全く不明である。
個人的にはワクチン禍対策にも注目したい。コレも調査して欲しいな。

2024年8月28日 (水)

中国軍機の領空侵犯を占った

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。

 

「領空侵入の意図なし」 中国外務省

中国外務省の林剣副報道局長は27日の記者会見で、中国軍機の日本領空侵犯について「(日本側と)意思疎通を続けている」とした上で、「いかなる国の領空にも侵入する意図はない」と述べた。「関係部門が状況を確認中」として詳しい説明は避けたものの、意図的な侵犯はあり得ないことを強調した

上の報道が出る前日、中国機の領空侵犯についてサビアン占星術で占っていた(鑑定結果)。
結論から書くと、その時点で既に件の領空侵犯が北京政府の意向で行われたものではなさそうな気配が出ていた。領空侵犯をした者達は、自分達の力に自信を持ち、なおかつ「今は失われている中国共産党本来の価値観や中国建国当時の理念を取り戻したい、蘇らせたい」と考えているような印象だった。中国軍の中にそんな気持ちを強く抱えている人達が結構いるのだろうかと妄想した。
また、反逆や突発事態も司る天王星と個人感情や「公式ではなくプライベートな物事」も司る月が秘密や機密も司る8室にある。その様子から見ると現場の人間達が公式の命令ではなく私的な動機で秘密裏に領空侵犯の計画を立てて実行した感じがある。衝動的ではない。仲間同士の結束も強く、有力な後ろ盾も存在するかもしれない。何か現場で「利害や気持ちの一致」が発生した結果、領空侵犯という形になった感。
これは、北京政府が中国軍を十分に制御し切れていない、ということ。


◆よりによってそのタイミング?;
もう一つ踏まえておくべきことがある。
実はあの領空侵犯、日本で日中友好議連が訪中する前日に起きている(根拠)。
即ち、北京政府が日本の議員達を迎え入れる準備を整えた矢先のタイミングに合わせて現場の空軍が領空侵犯をしたことで、意図的に北京政府(習近平)のメンツを傷つけたことを意味する。
あの領空侵犯が発したメッセージは、本当に日本向けなのか?
恐らく議連側もその事を察した上で北京政府とやり取りをするのではないかと思う(二階氏ニッコリ?w)。北京側はメンツ体質のせいで謝罪が困難かもしれない(偏見)。ならばその代わり、例の事件を日中両国にメリットのある新しい取引なり交渉なり連携なりを持ちかけるきっかけとして利用できまいか。万が一北京政府が軍を制御し切れず一部を関東軍化させたりしたら困るのは中国だけではないのだから・・・
日中が協力して軍の暴走を止める事が出来れば、両国間に全く新しい関係さえ芽生えうる(大妄想w)

そんな事を妄想していたら、今年8月にこんな雑誌記事が出ていたことを知った。

中国政権中枢でついに「習近平への公開造反」!露骨な首相外しに李強がブチギレて「習近平礼賛拒否」の内幕…そして解放軍でも不満顕在化

7月27日、解放軍機関紙の「解放軍報」はその二面の「強軍論壇」において、「党内政治生活の低俗化は戒めるべき」との論評を掲載した。
そしてその中では次のような意味深長の言葉が散りばめられていた。
「いま、個別なところでは党内政治生活が正常さを失い、個人は党組織の上に凌駕し、家長制的なやり方で、鶴の一声で物事を決めるようなことが起きている」。
この文章は、「軍」の話としてではなく、「党」を指して「党内政治生活」の不正常さを問題にしているが、そこに指摘した「個人は党組織の上に凌駕し、家長制的なやり方で、鶴の一声で全てを決める」との話は当然、党組織の上に立つ人のことを指している。そして今の中国政治の文脈の中では、これを読んだ大半の人はおそらく、心の中では「あの人のことじゃないのか」と思ってしまうであろう。

なるほど。どおりで領空侵犯を占った時、建国理念などの「中国的価値観」がテーマになっている印象が出たわけだ。
要するに中国軍の中には、「自分達が忠誠を誓っているのは習近平個人ではなく、あくまで中国共産党である」という意識を持つ人が多いのだろう。軍隊の名前だって便宜上「中国軍」と表記されるが、彼らの正式名は「人民解放軍」だ。彼らは中国共産党が建国前から持っている私設の軍隊(革命軍)なのだ。極端な話、国が無くなっても党が生き残っていれば存続するチャンスは残っている。
だからこそ、習近平の個人独裁には不満が募りやすいのだろうと思った。
そんな不満を抱えた中国軍に外部勢力がつけ込んで浸透し、不満を利用して都合のいい方向へ誘導したり余計な事を唆したりするとどうなるかはご想像にお任せする。
かつて民衆の不満を吸い上げて革命を起こし建国したイデオロギー集団の軍隊。その内部で政党リーダーに対する不満が蓄積しているという皮肉。
そんな中国軍の様子を見て、不満の蓄積は好都合だ・利用したいと考えそうな人達の事を以下に妄想してみた。


◆黒幕は存在するか?
私は某所などでしばしば「個人独裁のためにライバルになりそうな有力で有能な人材を粛清しまくってる習近平は共産党を自分の代で終わらせる気なのでは? 実はあの人、本当は共産党が嫌い?」と冗談交じりに書くことがあったのだが、少なくとも彼によって有力な人材が排除されまくった中国共産党がポスト習近平時代には実力が低下してしまう可能性は高いんじゃあるまいか。
陰謀脳としては、習近平の背後には黒幕が存在し、彼は無自覚なまま「独裁者習近平」という名の都合のいいお神輿的存在になっている可能性さえあると妄想できてしまう。いわば無自覚なまま黒幕のために傍若無人な長期政権を続けて都合よく動いている者。仮にそんなんだったら(そうじゃなくても)必然的に不満は蓄積されるはず。
そんな黒幕がもしいるとすれば、習近平個人を利用するだけでなく、習近平のお陰で中国軍に蓄積した不満も利用するだろう。彼らは多極派と無関係じゃあるまい。
もしも彼らが「日中の亀裂を大きくさせたり不満を爆発させた中国軍の一部を暴走させたりしてこんなことにつなげよう」とか考えてる人達かそのお仲間だったら、嫌すぎる;


◆今後を妄想
ポスト習近平時代、実力を低下させた共産党はますます黒幕の道具になりやすくなっていき、当初の理念や価値観からは遠ざかっていくだろう。
あるいは、徐々に広大な中国大陸全土を束ねる実力を保てなくなっていくのかもしれない(そうなった頃には黒幕にとって用済みか)。
先人達によって中国三大龍脈の一つ「北龍」の真上に造営された北京は、日本の太平洋島しょ部に生まれた例の龍脈と北陸新幹線経由でつながっている。その龍脈エリアである北陸に今年元旦、激震が走った。激震を生み出したその運気は龍脈伝いに大陸方向へも進み、今は北京政府の運気を揺さぶりつつあるのかもしれない。
何度も書くが、その龍脈はウイグルまで続いている。それが何を意味するのか・・・
何度も書くが、その龍脈は米国(グアム)にもつながっている。それが何を意味するのか・・・


おまけ:自分のやり方に固執しやすく、しかも夢見がちで騙されやすい性格・・・

昔、ニコ動でいくつか簡単な占い動画を載せていた(参照)。「占ってみた」タグを作ったのは私が最初だったようだ。
思い出が詰まるニコ動がサイバー攻撃から復活してくれてうれしい。

 

本当の脅威とは戦争はしばしば当事国以外の都合で起こされる。戦争当事国にされた時点で負けってこともある。
独りぼっちの革命と独裁

中国「深読みしないよう」 日本領空侵犯で国防省

中国、8月の領空侵犯認める 「気流妨害で不可抗力」
防衛省は、当時の気象状況について「飛行条件に大きな影響を与える天候ではなかった」としつつ、中国側の説明の妥当性に関する評価は避けた。
同省は「中国側が事実関係を認め、再発防止に努めると説明したことに留意し、今後の行動を注視していく」と強調。日本政府として「重大な主権侵害」と位置付ける立場に変更はないとした。


2024年8月24日 (土)

本当の脅威とは?

ハル・ノートはこうして作られた ~ソ連のスパイ工作と日米開戦~

第2次大戦前夜、日米交渉を決裂に追い込み、日本に対米開戦を決断させたとされる「ハル・ノート」。
この誕生の裏側には、日米対立を望むソ連の諜報工作が関与していた。原案の作成に従事したという人物の衝撃証言と、公開された米ソの極秘文書をもとに、ハル・ノートの誕生を検証する

ハル・ノートを作ったハリー・デクスター・ホワイトベノナ文書によるとソ連軍情報部のアセット(協力者)ないしスパイだったという。
日本に北進ではなく南進政策を取らせ、英米と対決させることがソ連の戦前の国策であった。
実は日独伊の三国同盟には秘密条項があり、ソ連への侵略が規定されていた。ソ連はそれも知っていたのだろう。
当時ソ連の工作員だったヴィダリー・パブロフはホワイトへソ連が持つ米国への要望を伝え、ホワイトはそれに従ってある草案を作成する。
それを事前に英、仏、中国に見せて了解を取ろうとしたが中国の反発により、草案の「満州を除く中国からの撤退」という箇所が単に「中国からの撤退」に書き直された。この草案が最終的にハル・ノートとして日本につきつけられる。 
米国の暗号を解読していた日本はその4日前に米大使への電報からノートの内容を知っていた。日本側はハルノートの要求を「(満州を中国の一部扱いし)全中国からの撤退要求」と解釈し、とうとう日米開戦へ。

当初日本は米国に宣戦布告してから真珠湾を攻撃する筈だったのだが、なぜか日本側が米国側への最後通告(宣戦布告)を攻撃から50分も遅らせてしまい、図らずも自ら「真珠湾へのだまし討ち」を成功させてしまったという衝撃的な話がある。
いわば「日本大使館怠慢説」である。そんなことが本当に起きるのかと驚いたが、「外務省が本国から大使館へ送った通告内容の訂正電報が遅すぎた説」もある(報道)。
どちらの通告遅延説も、陰謀臭い。だって米側、日本から通告書類貰う前から真珠湾攻撃知ってたんだもの。
知っててあえて攻撃させ、「我が国は日本から卑怯なだまし討ちをされた! 日本と戦おう!」と国民に訴え世論誘導するには、日本の攻撃前に通告書類が届いていると不都合だ。だまし討ちにするなら、通告は遅延していなければ。

こうして米ソの思惑が一致し、世界情勢は日本と英米を対決させたいソ連にとって好都合な展開となり、その結果はご存知の通り。
当時の米政府内にはソ連のスパイや協力者が200人ほど働いていた。また、日本へやって来たかの有名なソ連側スパイ「ゾルゲ」も、日米開戦を予測する未送信の電報を残している(資料)。さらには近衛文麿らの政策研究団体「昭和研究会」はコミンテルンの日本支部としても利用されており、ゾルゲと、同じくソ連スパイの尾崎秀美もメンバーだった。近衛文麿と言えば当時の首相である。ソ連スパイの尾崎は近衛内閣でブレーン役として国政に大きく影響し、日本が南進政策を選ぶよう働きかけ、ソ連の望む「日本と英米を対決させる」方向への誘導に貢献した。そう。日本の内閣中枢にソ連のスパイがいて、首相に頼られていたのだ(後にゾルゲ共々捕まった)。これがあの有名な「ゾルゲ事件」である。
両国にスパイを送り込んだソ連の差し金で日米が戦い、お陰でソ連は国境を接する日独と東西二正面戦争をしなくて済んだし、日露戦争で奪われた場所を含む「北方領土」を日本から取り戻して戦勝国に。
そして45年2月には冷戦がはじまる。米と同じ連合国側だったソ連は44年も米国と直接戦うことなく拮抗し続け、その間にいくつかの国が両国の代理戦争会場として利用され、多くの他国民の命がそこで消費された。おそろしあ。

・・・この例のように、戦争は当事国ではない他所からの思惑で陰謀的に発生する事もあると知っておいて欲しい。
対立するよう誘導された各国が背後の陰謀や思惑に気付き、協力し合って戦争を未然に防ぐ事が出来なければ「国を守った」とは言えない。それどころか戦争当事国同士はまんまと仲良くハメられて黒幕に負けたと言える。例え戦勝国になっても、背後の黒幕に利用されて大勢の犠牲者を出すことには変わりない。「戦争に勝者はいない」とはよく言ったもの。
黒幕にまんまと乗せられ犠牲者を出すよう仕向けられた戦争で「国を守るのだ!」はピエロのセリフだ。
時には背後の思惑にまんまと操られて軍備増強する事さえある(そんな理由で改憲する例だってあるかもしれない)。勇ましいプロパガンダやロビー活動や(フェイクニュース含む)情報戦で宗教右派や似非保守を元気にする事も、当事国間で嫌悪感や憎しみを煽ることもある(それで憎悪犯罪が起きればなおいい。わざと起こすまである)。
そういう時、誰が得をするのか考えてみて欲しい。
主権者の身としては、自国が茶番に気付かず大勢の命を巻き込んで踊るピエロにはならないように気を付けたい。
元々お互いに嫌な所が多々ある国同士は、むざむざ煽られて嫌悪感をこれ以上増やす必要はない。誰得か。

今、ロシアとウクライナ、イスラエルとガザでやはり似たような事が起きている。
例えば、米国のシンクタンクはウクライナのNATO加盟を妨害し、イスラエルはハマスの攻撃を知っていてあえてやらせた。←真珠湾そっくり;
ウクライナの逆侵攻だってロシアは知っててあえてさせた可能性を未だ否定できないし、終戦計画を練っていたゼレンスキー大統領の頭越しにウクライナ軍を唆して逆侵攻させ、大統領の終戦計画を頓挫させた黒幕は恐らく他国の思惑と結びついている(『8・14追記』参照)。
結局、逆侵攻したウクライナ軍部隊はひどい損害を受けた。終戦計画さえ潰せれば逆侵攻した部隊は勝てなくても良かったのか?
日中台を含む東アジアや南シナ海でもこんな茶番を起こさせないことが大切。

「本当の脅威は目の前の敵ではなく、両者を都合よく対立させている何かかもしれない」
全ての国の主権者(国家のオーナー様達)はそんな発想が出来る程度には「考える力」を養って欲しい。
ただし、根拠のないデマや陰謀論には踊らされないように。躍らせる陰謀かもしれないからw

まとめると、「国を脅かすものは軍事力で戦える相手とは限らない」ということ。
紛争当事国を陥れ利用している本当の脅威を見つけた時、それまで敵国同士であっても共通の脅威を解決するためには協力し合える柔軟さが欲しい。
本当の意味で「国を守る」とは何なのか、考え続けることが大切。

「対立するもののどちらにも屈するな」byC.G.ユング

 

ジョセフ・ナイ「対日超党派報告書」より今のところは真偽不明の噂だが、現代日本における似たようなテーマの話。

近代日本のカルマとゴールデンカムイ
最後の師団長になった鯉登が日米開戦の裏を知ればどんな反応だろう;
パンデミックの奇妙な話←コロナ禍における本当の脅威とは?
多極派誕生秘話←現代の米国はコミンテルンの一派閥だったトロツキスト達が作ったネオコンに唆されがち
「グレートリセット」で妄想

個人の意見:
食料・資源共に自給率の無いこの国で戦争をすると先の戦い同様、多分2年かそこらで主食がイモになる(今ならオプションでコオロギがつくか)。燃料もお察し。核武装したところで先に撃てやしない。狭い国土でどこかと核を撃ち合えばどっちが先に滅ぶのかは言うまでもない。
要するに、軍事に持ち込まれた時点でこの国は詰む。持久力(=自給力)がないのだから。
価値観やイデオロギーの別なく、どの国の人々からも愛され必要とされ大切にされる国になることが一番の強みになるだろう。


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