ゲーム

2008年3月 3日 (月)

コネクト!オン連載終了のお知らせ

vol.17でコネクト!オンの占いの連載を終了します。
開運待ち受け画像の配信は来月分までです。
初めてイラストを使っていただいたお仕事でもあるので感慨深いです。
ご覧頂いた皆様、ありがとうございました。

2007年7月27日 (金)

開運待ち受け画像夏バージョン

ファミ通コネクト!オン公式サイトにて占いコーナーのマスコット「コネクたん」の無料開運待ち受け画像にクラクラするような夏バージョンが出ました! 感想はお気軽に。

ここをクリック

2007年2月23日 (金)

ファミ通コネクト!オンvol.4

さて、本日出ました「コネクト!オン」。とうとう占いコーナーにオリジナルのマスコットキャラクター登場! カエルさん多謝。一応かわいいキャラクターのつもりなんですが・・・
今回の編集長代理との掛け合い部分において、私がなかなかの電波キャラ扱いをされていますが(最終チェックのPDFが届いた時は大爆笑)実際はそこまで飛ばしてません。登戸に来る方は怖がらなくても大丈夫ですよ?

2006年9月17日 (日)

「コネクト!オン」でお悩み相談募集

現在占いを載せているオンラインゲーム専門誌 「ファミ通Connect!On-コネクト!オン-」 が占いコーナーでお悩み相談の募集をしています。応募の中から選ばれた相談内容とそれに対するアドバイスが雑誌の中で掲載されます。

あて先については、コネクトオンVol.1及び10月に発売されるvol.2の占いページにあります。そこのメールアドレスに送って下さい。
住所、氏名(ペンネーム)、年齢、西暦の生年月日、電話番号をお忘れなく。

2006年7月21日 (金)

国内初の雑誌の仕事

このたび、「ファイナルファンタジー11」「モンスターハンター2」などといったオンラインゲームを扱う専門誌 の
「ファミ通Connect!On-コネクト!オン-vol.01」
という雑誌にて、12星座別のちょっと変わった(?)占いコンテンツを提供させていただくことになりました。
詳しくはこちら
雑誌は本日発売(地元の本屋にもありました♪)。
オンラインゲームをやってる方、興味のある方はどうぞ。 感想大歓迎。

コネクト!オンのブログ

毎日新聞
エンターブレイン:「ファミ通コネクト!オン」を創刊

2006年6月 9日 (金)

アイラブテトリス③

夏休み、子供は鈍行列車に乗って遠くに住んでいるおばあちゃんの家へ遊びに行くことになった。
列車内。最初は車窓の風景を見たりしてわくわくしていたのだが、そのうち、大きな誤算をした事に気付いた。
しまった! 暇つぶしの道具を何も持ってきていない!
目的の駅は、まだまだまだまだ先。お菓子を食べて過ごすだけでは、とても持ちそうにない。しかもこんなときに限って、ぜんぜん眠くならない。何も持っていないことに気付いてしまった後の時間は長い。10分経ったと思ったら、まだ5分しか経ってない。
これは、ヤバイ。
今の子供にとって、長時間何もせずに座ってなきゃならないこと。これはもはや恐怖。冷や汗が出そう。
子供は祈る気分で自分のカバンをまさぐった。すると、奥のほうに覚えのある感触が。引っ張り出してみると、何と失くしたと思っていたテトリスだ! ずっと使ってなかったから、まだ電池も残っている。(TヮT)助かった・・・
子供は久しぶりにテトリスで遊んだ。正直テトリスに感謝した。愛してるよテトリス。
「都合のいいときだけ態度がころっと変わるのね」・・・夢に出てきたテトリスに何か言われた気がした。
それでも、テトリスは自分の危機を救ってくれた。
駅に着くまでの長い時間、子供は存分にテトリスをやって、対戦するための腕を磨いた。久しぶりだったけど、時々良いスコアが出た。
おばあちゃんの家にはいとこがいた。二人でスイカを食べたり海で泳いだり花火をやったり、新しいゲームをやったり、テトリスで対戦もした。
帰りの新幹線では何時間もテトリスをしていたら、いつの間にか降りる駅になっていた。
なんとなく、テトリスとの付き合い方が分かってきた。自分の中に占めるテトリスの位置が意味すること・・・とり憑かれて遊ぶんじゃなくて、こうやって遊べば、テトリスはかけがえのないもの。
とり憑かなければ(とり憑かれなければ)、テトリスはステキな人生の伴侶。
だから、もっと大切にしなくちゃ。
子供はテトリスをなくしたり踏んづけたりしないように、遊ばない時は専用の箱に入れて、大事に学習机の一番上の引き出しにしまった。開ければすぐに目に入る所に。
時々ボタンに手垢が付いたら、きれいに拭いてあげた。お菓子を食べてベトベトの手ですぐさわるのは、やめた。
それ以来、子供はテトリスにうなされることはなくなった。

テトリスは、子供にとり憑いてまで遊ばせるのはやめた。そんなことしなくても、自分に誇りが持てるようになったから。いつでも遊べるように、子供のすぐそばでスタンバイしていることで、満足だった。それこそが、「携帯用テトリス」にしか出来ないことだから。
子供が友達と外へ遊びに行ってる時は、同じ引き出し内の仲良くなった「トランプさん」や「チョロQ君」や「シャア・アズナブルさん」とお喋りするから、寂しさも和らいだ。
テトリスは、居場所を得た。

子供は2学期に約束していた友達とのテトリス対戦を楽しんだ。勝負は負けちゃったけれど、もちろん今でもテトリスは好きなゲーム。
振り回されるほどハマることは決してないけれど、シンプルで単調だから飽きが来ないので、大事に遊んでいる。旅行のときは必ず連れて行く。
カゼを引いて学校を休んだときは、「寝てなさい」と口うるさいお母さんに秘密で、ベッドでこっそり遊べる数少ない遊び。
二人は幸せだった。時が満ちれば、いつでも子供のお遊びライフを一緒に作る。時が満ちれば、いつでも自分の価値を発揮できる。そのときになれば、いつでもどこでも楽しめる。そんな上手な付き合い方を覚えたから。
歴史は語る。『ここに、テトリスの位置と方向性は、定まった。』

テトリスは語る。
「だって、私はあなたのテトリス。大事にしてくれるなら、二人でステキなことがいつでもどこでも出来る。
飽きずに大事に遊んでくれるなら、毎日長い時間遊ばなくても許してあげる。その方が、私は長持ちするから。」

そう。子供が大きくなって一人暮らしを始めたときも、テトリスは一緒に旅立って行った。

『病める時も健やかなる時も その身が滅ぶまで・・・』

オワリ

2006年6月 4日 (日)

アイラブテトリス②

子供はテトリスにとり憑かれていた。夢の中にもテトリスが出て来た
「私のこと大好きなんでしょう? いつも私と一緒に居て。私だけを見て。他の遊びになんか絶対行かないで。逃がさないわよ~」
ぎゃあ。冷や汗をかいて飛び起きた。

ある時、意を決して子供はテトリスをポケットの中に入れるのを辞めた。すごく未練があったけど、このままじゃ「遊び(=人生)」が貧しく寂しくなってしまう。今までテトリスやってた時間で、いくらでも他の楽しい遊びが出来たのに。あの時誘いを断った野球は、接戦ですごく面白い試合だったらしいのに・・・ 別の日はクラスメイトと公園に行ってれば、野良の子猫に触れたのに・・・

子供は今までのお遊びライフを徐々に取り戻すようになっていった。友達と夕方になるまで野球をし、家に帰ればあったかいご飯を食べて、ずっと見てなかった大好きなお笑い番組に転げまわって笑い、運動と満腹と大笑いで程よく疲れた体はぐっすり眠った。
時にはジャ○プを読んだり、友達の家で最新の対戦ゲームをやったり、公園ですごくいい遊びのアイデアを発明したりもした。
ああ、テトリスから開放されたらなんて楽しいんだろう。落ちていた成績も、また元に戻った。先に遊びのスケジュールを立てたから、そのとき一番有意義な遊びを最優先にして、テトリスの優先順位は後回しになった。今までの反動で、他の遊びと違ってずっと後回し。
時々テトリスをどこに置いたか忘れて踏んづけてしまうことさえあった。電池を入れる箇所のフタが歪んでちょっと嵌り難くなってしまったけど、なんとも思わなかった。
今までテトリスにはまっていた反動で、気持ちがテトリスから遠のいた。ボタンにチョコの汚れがついたけど、べつにいいや。
そうしているうちに、またテトリスが夢枕に立った。
「私と他の遊び、私と友達、どっちが大事なの!? 昔はあんなに私に夢中だったのに。飽きたら粗末に扱うのね。ひどいわ! もうあんたなんて知らない!」
次の日、テトリスをどこに置いたか本格的に分からなくなり、とうとう見つからなくなってしまった。テトリスに愛想を付かされたみたいだ。
さすがに失くして出てこないのはショックだった。時々は遊びたいのに。「そのとき一番有意義な遊び」がテトリスの時だってあるかもしれないのに。テトリスとしか作れない有意義な時間だってあるのに。2学期に友達と対戦するから練習したかったのに。
『どっちが大事なの!?』
テトリスだけを選んで他の遊びや友達との遊びをあきらめるか・・・それはお遊びライフにとって本末転倒だ。
他の遊びだけにしてテトリスのことは忘れるべきか・・・せっかく買ってもらったのに・・・それはお遊びライフにとって大変な損失だ。
ある時両親が言った。
「あんなに欲しがって夢中になってたのに、もう飽きちゃったの?」
「買ってやってもすぐに飽きるんじゃ勿体無いな」
・・・失くしたなんて言えない・・・

つづく

2006年5月29日 (月)

アイラブテトリス①

テトリスは、電子ゲームの中で最も原始的なパズルゲームの一つ。昔爆発的に流行り、シンプルであるが故に飽きが来ず、今でも親しまれている。さすがにテトリスだけを長くやっていれば飽きるが、時間を置くと思い出したようにまたやりたくなる。
退屈な待ち時間や飛行機などの移動時にちょうどテトリスを持っていたら。「テトリスがあってよかった」と思えるときがある。
「山で遭難して山小屋に閉じ込められたとき。テトリスがどれだけ慰めになったことか」なんてこともあるかも。
「何もない砂漠の前線。緊張した心が空き時間のテトリスにどれだけ救われたか。」これは実話らしい。
最新のゲームは欠かさずやるのに、何故かテトリスも毎日一定時間はやらないと気が済まない人がいる。
新しいゲームを数多く持っている人でも、やはりテトリスは捨てられないと言う人がいる。さすがに最新のかっこいいゲームの興奮はテトリスには望むべくもないが、飽きずに長く付き合っていけるゲーム。それがテトリス。
その様子を「古女房みたい」と言ったのは誰だったか。
これは、そんな所からヒントを得たラブストーリー。 (※「携帯用テトリス」なるゲーム機があると思って読んで下さい)

ここに、ある子供がいる。この子供にとって、現在の人生の大半は「遊び」に占められているとする。いかに遊び(=人生)を有意義で喜びに満ちたものにするか。それが、この子の人生のテーマ。
だからこの子は、人生を豊かにしてくれる「おもちゃ」や「ボール」や「ゲーム」や「テレビ」や「マンガ」や「公園」etcが大好き。これらのツールを上手に使って、素晴らしいお遊びライフを作れる可能性がぱんぱんにつまっている。
けれども、こういったツールは間違った使い方をすると、せっかくの可能性がフイになってしまう。
この子は、新しく訪れるツールを上手にに使いこなすことが出来るだろうか?
ある時この子は、親御さんとうまく交渉して最近流行の携帯用のテトリスを手に入れることが出来た。
テトリス・・・単純なパズルゲーム。マンガやアニメファンタジーの様にかっこいいキャラクターも、かわいいヒロインも出てこない。毎回ただの無骨なブロックが降ってくるだけ。とても単調なゲーム。けれど、携帯できるのでいつでもどこでも遊ぶことが出来る。
テトリスを手に入れた当初、その子はテトリスに夢中で、いつもポケットにテトリスを入れて、少しでも時間があればテトリスに熱中していた。地に足が付いていないため、危なっかしい場面もしばしば。横断歩道の信号が赤になりかかっても気付かない。
「ごはんよ」とお母さんの呼びかけにも上の空。・・・カーリンカカリン カカリン♪(古!)「いつまで遊んでるのよ。早く食べちゃってよー!」
せっかくのハンバーグは冷めてしまって、美味しくなかった。
夜は寝不足だ。目がしょぼしょぼする。ひどいときは目がかすんで周りが良く見えないときがある。
「野球しに行こうよ」という友達の誘いにも「ゴメン。今手が離せないんだ。」外はいい天気だけれど。

やがて子供は、なんだかイライラするようになってきた。テトリスが止められない。離れられない。
長くやってると目も頭も痛くなるし、最近そればっかやっているから飽きて来たのに、気になっていつもやっている。「気になる」ってだけの理由で、また長時間ゲームに捕まっている。
外で遊びたいのに、野球でもしてスカッとしたいのに、気が付くと夕方までテトリスをやっている。テトリスに振り回されている。夜はすごく疲れているのに、眠れない。ベッドに入ってもテトリスが気になってしまう。眠たいのに、夜中までついやってしまう。
もうそろそろ飽きてきたのに。くたくたに疲れた状態でテトリスやったって、ちっとも面白くないのに。
最近友達と遊んでない。さびしい。人生が物足りない。毎日の相棒は、いつの間にかテトリスというたった一種類の遊びだけになってしまった。バラエティーに富んだステキなお遊びライフのめくるめく可能性は、一体どこへ? あんなに楽しかった様々な遊びは、一体どこへ?

つづく

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