印パの変動と奇妙な偶然
※以下に書いたことはすべて個人のオカルト妄想です。テロ犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。
◆現地と日本で起きた奇妙な偶然
インダスの水使わせない? 越境テロに怒れるインド、水利条約を停止
ミスリ印外務次官によると、モディ首相は23日、内閣安全保障委員会を開催。「パキスタンが越境テロの支援を確実にやめるまで」条約を停止することを決めた。また、パキスタンとの陸路の国境の閉鎖や、在インド・パキスタン大使館に駐在する武官の追放なども決定した。
インダス川は中国からインド側のカシミールを通り、パキスタンを抜けてアラビア海に注ぐ国際河川。パキスタンにとっては、人口の9割以上が水源として依存している「生命線」でもある。
インダス川水利条約は1960年、世界銀行の仲介で締結され、全水量の20%にあたる東側の支流3本をインド、西側の支流2本をパキスタンに割り当てることなどが定められた。印パ間でたびたび戦争が起きても維持されてきたことから、「世界で最も成功した水利条約」として知られていた。インドメディアによると、条約が停止されるのは今回が初めて。
インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するかも...日本人が知らない印パ間の深すぎる「確執」
英王立防衛安全保障研究所(RUSI)の准研究員であり、キングス・カレッジ・ロンドンの上級講師でもあるウォルター・ラドウィグは本誌に対し、「両国ともに核兵器を保有している。核保有国同士が衝突するとなれば、事態は深刻だ。われわれはこの問題を懸念すべきだ」と語った。
そして、両国の核戦力を管轄する高官たちは有能だが、「何かの拍子に誤解をしてしまう可能性は常にある」とラドウィグは付け加えた。
フセイン・ハッカニ元駐米パキスタン大使は本誌に対し、「現時点でインドは外交的な対応に留めているが、いずれ懲罰的な行動に出る可能性が高い」と懸念を示した上で「インドの報復行為や、それに対するパキスタンの報復によって緊張が高まる可能性はある。しかし、核兵器を保有する国同士の全面戦争を望む者はいないだろう」とした。
そして、「現在の大きな問題は、両国を戦争寸前の状態から引き戻すための十分な関与をアメリカなどの強国がしていないことだ」とアメリカなどの国を批判した。
インドとパキスタンは植民地時代から宗主国イギリスの分割統治に宗教の違いを利用されて不仲であり、分離独立後は今日までしょっちゅうテロだの国境での小競り合いだのをしている間柄なので、正直「またやってる」ぐらいにしか思わない人も多いようだ。
「インダスの水止めるぞ」も「琵琶湖の水止めたろか」的な外交上の抗議演出と考える人が多いと思うが、私はオカルト脳なのでそうは思わなかった。
オカルト視点で見ると象徴的なある事件が起きたからだ。
その「象徴的事件」がこれ
長野県飯田市で普通乗用車が水門に衝突 1人死亡、3人意識不明
24日午後0時35分ごろ、長野県飯田市松尾清水の市道で、通り掛かった人から「普通乗用車が堤防道路から転落している」と119番があった。県警などによると、車は水門に衝突しており、乗っていた男性4人が病院に搬送されたが、うち3人が死亡した。残る1人は意識不明の重体。県警が詳しい事故原因を調べている。
雛形論で見ると、この現場、偶然にもカシミール~パキスタンに照応する。しかも、ちょうど印パで一連の流れが発生した直後のタイミングにコレが起きている。コレと印パとの共通点は照応地だけじゃない。「水門」だ。インド側がパキスタンの命運を握っているインダス川の水門・・・それが今争点になっている。私のオカルト視点では、照応地の水門で起きたこの出来事が今後を暗示する象徴的なシンクロニシティー現象に見えてしまった。車と水門。力関係は圧倒的に水門が上。車なんか全力でぶつけたって水門は壊れない。水はせき止められたままだ。車と水車の力関係は、そのまんま地域覇権国化を狙うインドと洪水被害から復興しきれていないパキスタン(現在、国力差が10倍違う)を象徴しているように見えてしまった。
こんなシンクロニシティーが起きてしまうと思わず懸念する。インドは、本当にインダス川の水をパワーゲームのカードに使うかもしれない。
◆インドとイスラエルの奇妙な類似点
いくら核武装しているとはいえ、まともに戦えばパキスタンはインドに勝てない。そんなことぐらい当事者なら知っている。それでもインドが今までパキスタンとの対立に決着をつけられずに来たのは、今までの世界が多極化せず超大国アメリカによる一極覇権構造だったからだ。世界警察アメリカがにらみを利かせていたし、それまでのインドは今ほど投資が集まっていなかったのでパキスタンとの国力差も今ほど大きくはなかった。だからお互いに決着をつけられずにいた。しかし今は違う。世界は超大国衰退&多極化しつつあり、第2次トランプ政権発足後には米覇権の衰退が顕著で世界警察としての機能は期待できそうにない。何より、既にインドの方がパキスタンよりも圧倒的に投資を得て国力を増強させてしまった。
それに対しパキスタンはインドほど経済成長していないばかりか、22年に起きた国土の3分の1が水没する甚大な洪水被害から立ち直っていない。
インドが、このチャンスを見逃すとは思えなかった。そんな好都合なタイミングでパキスタンと密接な過激派組織がテロを起こしてくれたのだ。「どうぞパキスタンを叩いて縄張り広げる口実に使って下さい」と言わんばかりに。
なんか・・・話がうまくいきすぎてる。オカルト陰謀脳の私はこの流れが不気味に感じていた。今回のきっかけになったカシミールのテロ、イスラエルがガザ潰しの口実に利用したハマスの大規模テロみたいなご都合主義的うさん臭さを感じた。
そして何より、雛形論でテロ現場と照応する地域にあまりにも象徴的な出来事が起きている。現場と照応地が象徴的に運気共鳴している。
オカルト脳の経験的に、現地だけではなく照応地にも同時期に共鳴現象が起きる場合、現地のパワーバランスないし運勢が不可逆的に変動する可能性が高めだと思っている。世界情勢を大きく変える布石になっている可能性さえある。能登と照応地のデンマークの運気が両方とも変動したケースなどは典型例だ。
だから共鳴現象が起きた今回の印パ情勢は、世界の多極化に伴う国際パワーバランスの不可逆的な運気変動を暗示しているのではないか・・・
そんな妄想をしていたら、こんなニュースが入ってきた。
今回の件、イスラエルがインド側に声援を送っていたのだ。それで今回のカシミールテロとかつてのハマステロが似ていることに合点がいった。
イスラエルは以前からインドに急接近していた。恐らく今回の件、パキスタンと決着をつけたいインドが(イスラエルの入れ知恵によって)わざとテロを見過ごしていた可能性が高い。「自国を地域覇権国として強化するために、多くの民間人を犠牲にした敵叩きの口実作り」・・・中東極の地域覇権国を狙うイスラエルの例だけでなく、911とも同じやつ; 「大義」のためなら手段を選ばないのは、テロリストだけじゃない。
今回のカシミールテロは、インドが米バンス副大統領と貿易協定の件で会談した翌日に起きている。そして現米政権のバックには、選挙運動時からイスラエル与党のリクード党がついていることは知られている。・・・テロのタイミングは、本当に偶然か?
もし今回の流れが世界の多極化潮流に基づく私の予想に近いものであるならば、印パで核戦争は起きない。起きそうな演出はあっても。
そのリスクがない(制御できる)からこそ仕掛けられた多極派の謀略だ。パキスタンだってインドと同じ多極派なのだ。ただ、インドが南アジア極の地域覇権国(極国)を目指す以上、いずれインド側が決着をつけようとする動きは不可避だった。
◆今後の展開を妄想
実はミャンマーの大地震(インドが乗っているプレートと中国が乗っているプレートのせめぎ合いが原因で発生)が起きた時から、龍脈的に見てもインドの運気が中国の運気より強まっていく気配は何となく感じてはいた(参照)。
カシミールもまた、インドが乗っているプレートと中国が乗っているプレートのせめぎ合いが激しく発生している龍脈エリアである(せめぎ合うプレートの境目付近にあるのがインダス川。それもあってインダス川の件はインド側に有利な運気が流れやすい)。
恐らく今後、南アジアではインドのプレゼンスがUPし、インドはパキスタンを隠然とした実質上の縄張りにして南アジアの極国になるだろう。結果的に、中国の南アジアに対する影響力は今より低下する。
すると、それまでパキスタンを味方につけていた中国が劣勢になる。中国が今より劣勢になると、同じく中国が味方に付いていたイランも劣勢になる。即ち中国の劣勢は中国と対立するインドのみならず、イランを敵視しているイスラエルにとっても好都合だ。そういう背景も含めてイスラエルは対パキスタンでインドを応援しているのだろう(印イ双方ともイスラム勢を嫌うし)。
中国とイランの劣勢化を予想したカシミールテロが起きて間もなく、それを暗示するかのようにイランの港で大規模な火災が発生した。AP通信によると、火元は中国がイランにあげたミサイル用のロケット燃料と言われている(報道)。米とイランが核合意の協議をしている真っ最中に起きた「中東における中国の火気流失(パワーダウン)」を暗示する出来事である。同時期にイランでは大規模サイバー攻撃も起きた。これも奇妙な偶然。
イランにあげたミサイル用ロケット燃料が燃えてしまい、中国のイラン支援もこれで一時的にせよ滞るだろうとイスラエルがほくそえんでいた(かもしれない)矢先、中国軍の貨物機がベイルート空港に着陸し、(イランと密接な)ヒズボラを直接的に支援し始めた(※)。これにはイスラエルも面食らったようだ。ヒズボラと言えばイスラエルが幹部にポケベル爆弾を仕込んでまで潰したい敵である。それを中国が初めてあからさまに支援した意味・・・中国は、インドを応援するイスラエルの思惑を知ったと思う。
噂によると、同じ多極派同士の国は、不仲であっても極地域をまたいだ遠い国同士(例えば中東の国と東アジアの国同士)で直接戦争はしにくいという。これは多極派内で作られた不文律で、「米という超大国の一極覇権が無くなって世界が多極化した際の世界大戦防止策」だと言われている。
どの国も世界大戦なんか嫌なので、この不文律は割と強力に機能しやすいが、極地域内での近隣国同士の戦争(例えば中東の国同士、南アジアの国同士)を単に「同じ多極派だから仲良くね」という理由で抑止することは難しい。近隣国同士のもめ事は、因縁が深すぎるからだ。
なので、結果的に印パやレバノン(場合によりイラン等も)が中イの代理戦争の場に;
(同じ理由で台湾も代理戦争の場になりやすいと言われてきた)
多極時代におけるアジア極の地域覇権国化を狙う中国。では、自国の東に加えて中東と南アジアでのプレゼンスを失ったらどう出るのか?
既にオレシュニクと北朝鮮の件で自国の東と北がロシアのプレッシャーにさらされ、北を子分化出来なくなった中国は、仕方なく南東方向のフィリピン・台湾・尖閣方面に縄張りを広げたがるように仕向けられている感。今後、その方向へのちょっかいが増えるだろうか?
そうなればジョセフ・ナイの狙い通り、トランプメリカは東シナ海(南シナ海も?)のガス田利権を得やすくなる(過去記事参照)。
米はウクライナ戦争を使ってまんまとウクライナの地下資源ビジネスを得たように、台湾有事を使ったガス田開発ビジネスを得ようとする可能性がまだ残っているのか。もしトランプメリカにそのような思惑があれば、具体的な筋書きにイスラエルの都合が反映されていても驚かない。
もし仮にその場合、台湾有事の筋書きを描いているのは、多極派だったということになる。
多極派の現イスラエルは、同じく多極派のトランプ政権と共に米国を世界覇権国から地域覇権国に生まれ変わらせ再出発させる支援をしている。パナマ運河やグリーンランド、ウクライナの地下資源、東シナ海・南シナ海の海底資源は、ドル覇権崩壊後の再出発資金に適している(妄想)。
とはいえ、様々な狙いや思惑が交錯する国際政治の世界では、何でも予定通りに事が進むわけではない。中国が台湾を武力統一する気がどの程度あるのかは議論が分かれているし、インドも台湾有事を黙って座視するつもりはないし、台湾も中国と正面切って戦う発想はなさそうだ。むしろ今の中国は台湾に何かするより、米国債をどうにかしてしまう可能性だってある。トランプが台湾有事ではなくトランプ関税を使った交渉でガス田開発ビジネスを得ることもありえる(妄想)。
イスラエルに至っては中国のヒズボラ支援が判明したのと同時期に首都エルサレム近郊で大規模な山火事が起きている。現場は龍脈エリアなので、この山火事は火気流失現象(しばしば政治的・軍事的な運気のパワーダウンを暗示する)の可能性がある。
おまけに、この山火事と同時期に印パは国連の仲介を受け入れた。国連トップのグテーレス事務総長は、中国寄りの人物である。
このままでは、中国&パキスタンに有利な条件で停戦する羽目になり、インドと米・イスラエルは損をする。
どうする、イスラエル。世界警察辞めたアメリカにはもう頼れまい。仮に表向きはトランプを動かして「世界警察アメリカのテコ入れ」という形をとれるとしても、実質は自分達で中国と秘密裏に交渉し、手打ちの落としどころを探る羽目になる。
運気的にはイスラエルの方が不利だ。そう簡単に事態収拾できまい。
パキスタンの背後には中国。インドの背後にはロシアやイスラエルや米。情勢は多極派同士の駆け引きとなる。次なる一手はどこがどう出すのか、手打ちになるならどんな形か? 各国の運気は? 世界警察のいない今、状況はより複雑な利害がからんでいく。各国の巧みな利害調整が必要。従来通りの予想はできない。世界が多極化するとはそういうこと。
近く行われるロシアの戦勝記念式典には、中国含め多極派の各国が出席する。そこでも印パ紛争の利害調整や根回しが行われるはずだ。ロシアはインドとお友達なのだから。
世界が多極化に備えた動きを急速に表面化させてきた現在。オカルト陰謀脳症患者としても、龍脈と情勢からは目が離せない。
(一方では南米の運気も動き出してるっぽい)。
本当の脅威とは?
トランプ当選と東アジアの運勢?
多極化後の世界とAI?
もしも多極化時代に地域覇権国同士が利害調整に失敗してもめ事が増えるようになれば、それはそれで世界政府待望論を促進しやすい情勢になることを意味する。争いの多寡に関わらず、AIを使った新たな世界戦略が作られ進められていく気がする(幻覚)。
2025.5.8
中国製戦闘機でインド機撃墜か 事実なら空戦で初―パキスタン
印パの争いが中国の兵器に実戦経験・実践データを与えるいい機会になっていた。
中東でのプレゼンス低下と引き換えに印パで実戦のデータと経験得た中国は更に増長し、中東ではなく南西方向に縄張りを広げるべくちょっかい増やす;
それが中国イスラエル間での交渉による「多極派的手打ち」なのかは現時点で不明。でも多分・・・(陰謀脳)
2025.6.14
【詳報】イスラエル、イラン最大級のウラン濃縮施設や空軍基地を攻撃
カシミールテロからの印パ小競り合い自体、中国とイランの劣勢化を暗示していたのはブログに書いた通り。
それを見逃すイスラエルではない・・・
米はイスラエルの方持つし、ヒズボラを支援するほどイランと仲良い中国が今後どの程度イランに味方するのか・・・米中の代理戦争みたいな側面がイランで発生しかねない;
今回の戦いについて少し占った結果はこちら
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