中国的生物兵器の欺瞞的運用戦略?
中国・武漢ウイルス研究所の科学者たちが、コロナウイルスの遺伝子を操作して人間への感染力を高め、それをコウモリの生息する洞窟に放つ計画を立てていたことが分かった。
問題の研究計画は、米非営利研究機関「エコヘルス・アライアンス」(ピーター・ダザック代表)が米国防総省傘下の防衛先端技術研究計画局(DARPA)に提案して、研究の助成を申請したものだ。武漢の研究者たちは、計画の「パートナー」として提案文書に記載されていた。同文書には、計画の「準備は順調に進んでいる」と記されていたものの、DARPAは研究の助成を拒否。その後、計画がどうなったのかは分かっていない。ジョー・バイデン米政権をはじめとする世界各国の政府は、ウイルスが同研究所から流出した可能性を排除することを拒んでおり、中国に対して、国際的な科学調査に全面的に協力するよう求めている。こうしたなか、中国政府の公式見解に懐疑的な見方を主導してきたDRASTIC(新型コロナ感染症に関する分散型の先鋭匿名調査チーム)が、今週に入って複数の文書を公開した。ニューズウィークでは、この文書の検証を行えていない。
パンデミックの発生以降、20人以上にのぼるDRASTIC(脚注:ドラスティックと読む)の調査員(多くは匿名)たちは、複数の国で独自に調査を行ってきた。彼らはこれまで注目されていなかった文書を発掘し、さまざまな情報をつなぎ合わせ、その全てを公開してきた。そうする中で、彼らの調査活動は徐々に、プロの研究者やジャーナリストたちに高く評価されるようになってきている。
DRASTICの調査のお陰で、今では武漢ウイルス研究所が長年、コウモリが生息する複数の洞窟で調査を行い、さまざまな種類のコロナウイルスを収集していたことが明らかになっている。しかもそれらのウイルスの多く(新型コロナウイルスに最もよく似たものも含む)は、2012年に3人の鉱山作業員がSARSに似た感染症とみられる症状で死亡した洞窟から採取したものだった。
英テレグラフは9月21日、「中国武漢の科学者たちが新型コロナウイルス感染症が発生する前に伝染力の強い変異種コロナウイルスを作る計画を立て、トランプ政権傘下の機関に研究費支援の要請を行っていた」と報じた。
中国武漢の科学者たちは新型コロナウイルスが出現する1年半以上前(2018年3月)に、雲南省の洞窟に生息するコウモリに新しい「スパイクタンパク質」が移植されたコロナウイルスを注入する計画を立て、米国防総省傘下の国防高等研究計画局(DARPA)に研究費1400万ドルを支援するよう要請した。
(中略)科学者たちが立案した計画のなかには、(1)人間により感染させることができるよう遺伝的に強化されたウイルスを作る、(2)MERSの変異種と伝染力は高いが危険性が低い変異種を混合することも含まれていたDARPAに提案を行ったのは、新型コロナウイルスの起源に関心を持つ人々の間で今や有名人となったニューヨークの非営利団体エコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック代表だ。この研究チームに「バットウーマン」と呼ばれる武漢ウイルス研究所の石正麗博士も参加していた。
(中略)DARPAがこの提案を拒否したことで「人類は救われた」と思うのは早計のようだ。ダザック氏らは別の米国連邦機関から資金を獲得することに成功していた。9月13日付コラムに書いたことだが、ダザック氏らは米国立衛生研究所(NIH)から連邦研究資金を受けて人間に感染するコウモリのコロナウイルスの研究を行っていたことがわかっている。
(中略)スカイニュース豪州版は20日、「米国に亡命した中国の人権活動家が2019年11月下旬に『中国で新しい危険なウイルスが広がっている』と米CIAなど情報機関関係者に伝えたが、彼らは大きな問題とはみなさなかった」と報じた。
(脚注:エコヘルスアライアンスはCIAのフロント組織でダザック氏はCIAのために働いていたことが判明。21年10月26日の追記参照)
さらに・・・
武漢研究所「流出説」を再燃させた“専門家集団”─ドラスティック─(動画あり)
2012年4月、3人の鉱夫が雲南省南部・墨江の山奥の銅鉱山の掘削路で、キクガシラコウモリのグアノ(コウモリの糞や体毛が化石化したもの)をシャベルで採取するよう命じられる。
通気性が悪いなかで1日7時間にも及ぶ作業を数週間も続けた結果、3名は病に倒れて昆明医大病院に運び込まれ、新たに入った3名も同じような病に倒れる。
彼らの症状は、咳、熱、重い呼吸、血栓といった新型コロナに酷似した症状で、6名のうち高齢の3名が死亡。彼らの血液サンプルは、武漢ウイルス研究所へ送られて解析された結果、SARSの抗体が見つかったという。(※SARSもコウモリ由来)
ところが「ヒトに脅威となる病原菌を早期に見つけ、未然にパンデミックを防ぐこと」を使命としているはずの武漢ウイルス研究所は、この感染事例をWHOに報告していない。
ドラスティックは、墨江の洞窟の正確な位置を、グーグル・アースの過去の画像なども駆使して割り出すことに成功。
これを受けて英BBCの記者が、2020年10月、墨江の洞窟を訪れようとしたが、私服警官に尾行された挙句、洞窟へと続く道の途中に故障トラックを置かれ、文字通り道を塞がれている。
2013年10月、「コウモリ学者」の異名をもつ武漢ウイルス研究所のコロナウイルス研究の第一人者、石正麗は、「ネイチャー」に「コウモリ由来のウイルスには、他の動物を媒体とせずとも直接人間に感染するものがある」とする論文を発表している。石正麗らのチームは、その後も、「どのウイルスが鉱夫に感染したのか」を突き止めようと、洞窟で採取されたコウモリのコロナウイルスを分析し、SARSに最も似たゲノム配列を持つウイルスをRaBtCoV/4991と名付けている。
そして、新型コロナの流行が始まった2020年2月3日、石正麗らは、「新型コロナウイルスのゲノム配列は、SARSと80%一致し、雲南省で採取されたコロナウイルスRaTG13は96.2%一致し、新型コロナに最も近い」と発表。当然、世界中の研究者が、RaTG13の起源について情報を求めたが、採取場所や時期に関する石正麗らの説明は二転三転する。
なぜウイルス名を変更したのか?
ドラスティックの最大の功績の一つは、「RaTG13はRaBtCoV/4991と同一だ」と突き止めたことだ。石正麗は、「分かりやすくするための名称変更だった」と釈明したが、おそらく「RaTG13と墨江の洞窟(2012年に感染が起きた)が関連づけられるのを避けるため」の名称変更だろう。
武漢ウイルス研究所が2010年から2015年までに採取した630ものコロナウイルスのデータを分析したドラスティックは、RaTG13に酷似したウイルスが他にも8つ(いずれも墨江の洞窟で採取)あることも突き止めた。
新しい遺伝子兵器の目的は軍事目的ではなく、敵国に対して政治的・戦略的に優位に立つ事である。
従来の兵器の場合、使用すれば国際社会から非難されるが、この新しい遺伝子兵器の場合は使用方法が欺瞞的である。
たとえ遺伝子に改変の疑いがあろうとも、それを否定・阻止・抑圧すれば、国際機関側は有罪を証明出来ない。
※注意:ここから憶測
実際、パンデミックはとりわけ欧米先進国(大半は経済的影響の大きい厳しめのロックダウン政策やワクチン政策を実行した)の社会・経済に大きな負担を強いている反面、中国だけはその渦中で唯一経済成長をした。こうなるとただでさえ生産拠点や貿易相手を中国に依存してきた欧米先進国は、自国の経済回復のためにますます中国を頼るはめになる可能性が高まった。
即ち、中国軍関係者の書いた論文が言うところの「欧米先進国に対して政治的・戦略的に優位に立つこと」が出来ちゃったわけだ。
エコ・ヘルスアライアンスとダザック代表がCIAとつながっていた以上、CIAにも内通者がいるのだろう。2019年に中国の人権活動家から受け取ったコロナ流行の警告を黙殺したのもCIAだ。ということは、黒幕はCIAにも影響力を持っていることになる。もしいればw
もし黒幕がいるなら、彼らはパンデミックで自分も感染することを恐れてない。高度な感染予防方法か、感染しても重症化する前に治療する方法を知っているのかもしれない。いや、知っている。
(妄想してみた)
↑英語記事。翻訳記事をこちらで発見。
彼がCIAの意向を受けて「人間に感染するコウモリのコロナウイルス研究」を研究していた可能性。
パンデミックの直前にも「武漢ウイルス研究所」で危険なコロナウイルスを変異させる実験が行われていたことが判明(報道記事)。
やはり武漢の研究所では墨江の廃坑から発見された「新型コロナに酷似した症状のウイルス」を使った危険な実験が秘密裏に行われていた模様。これは米が武漢の研究所に依頼した機能獲得実験とは別のもので、軍事機密に属する実験だったという。本当に別のもの?←陰謀脳
米国が武漢の研究所に依頼していた危険な機能獲得実験が、中国軍の生物兵器研究の参考となり、また隠れ蓑に利用された(させた?)形だろうか。
パンデミックにまつわる奇妙な話:
米国が杜撰な管理体制を指摘されていた武漢研究所を選んだ意味・・・
CIAが中国人活動家からのコロナ流行警告を黙殺した意味・・・
トランプ達がコロナワクチンの出る前からコロナの治療法を知っていた意味・・・
パンデミックの実行部隊は、やはり米中合同?
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