スーパーシティ法占ってみた
成立した「スーパーシティ法」とは? 討論で見る論点「個人情報」「規制緩和」「監視社会」
現在オンラインショッピングなど、個別のサービスで個人が自分の情報を提供しサービス受けることは日常に行われている。しかし各サービスの間で、勝手に個人情報が交換されるということはない。
ところがスーパーシティ構想は、企業などの実施主体が住民のさまざまな個人情報を一元的に管理し、代わりに医療、交通、金融の各種サービスを丸ごと提供しようとするもの。
街中に設置された監視センサーによる顔認証やスマートフォンの位置情報によって、住民の行動を実施主体が掌握する。さらに個人情報や行動軌跡は、ビッグデータに集積され、AI=人工知能によって、分析=プロファイリング、個人の特徴を識別する。実施主体がその個人の情報だけではなく、特性や人格まで推定することが可能となる。
最先端のIT技術を活用した便利で快適な暮らしは国民の多くが望むものだが、個人情報を一元的に管理されると恐るべき監視社会が出現する。
政府がスーパーシティ構想のお手本にしたのが中国の杭州市だ。杭州市はIT大手企業のアリババの本拠地で、街全体のIT化が世界で一番進んでいるが、裏を返せば、街中に監視カメラが数千台もあるなど監視社会の最先端を走っている。科学技術というものは、どんな社会を目指すのかという哲学やビジョンによって方向性と中身が決まる。中国のような民主化を弾圧するような国が整えてきた監視技術を日本が見習い、後追いするべきではない。
米の某百貨店は購買データ分析で女性が妊娠したことを本人より早く察知する
英インペリアルカレッジ・ロンドンと、ベルギーのルーバン・カトリック大の研究チームは、匿名化されたビッグデータから高い確率で個人が特定されるという研究結果を、2019年7月下旬、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した(朝日新聞 2019年8月11日)
生年月日、性別、郵便番号の他、人種や市民権の状態、学歴などを組み合わせると、特定の度合いが高くなる。さらに、車の所有状況や住宅ローンの状態など、計15の属性情報を使うと、マサチューセッツ州の全住民の99・98%について、情報が特定の1人のものだと絞り込めた。
アメリカのディスカウント百貨店チェーンTargetは、購買データの分析によって、女性が妊娠したことを本人より早く察知する。妊娠初期の女性はマグネシウム、カルシウム、亜鉛のサプリメントや、無香性の化粧水を購入する傾向があるからだ。おむつや幼児服のクーポンを、妊婦が買わなさそうなワイングラスや芝刈り機のクーポンと一緒に送ると、効果的であるという。
※以下は個人の趣味で使っている占星術ソフト「アストロロギア」の鑑定結果です。原文ママ。
火星と天王星が強いセクスタイル
情熱と独創性の調和。新しい分野を切り開くことのできる才能あるいは素質の持ち主。変革の指導者としての適性あり。ユニークな感性で成功。自分のやり方を貫き通す。
(プライバシー保護の制限を情報分析技術で突破。情報戦の世界も激変するだろう)
月と木星が強い衝
怠け者。楽観的すぎる。油断やぜいたくによって、困った事態になりやすい。安楽を好む。やや自分に厳しめの選択をするように心掛けるべし。
(データ至上主義やデータ依存症に陥ると、創造性を失ったり盲点に気付かなくなったり。国民も国民で、プライバシーが筒抜けになりかねないこの法律が悪用された場合の危険性に最初は無頓着かもしれない。それと、災害に弱すぎる仕組みでもあり、災害に対して楽観的過ぎ)
木星と冥王星が合
ほぼ12年に1度できる世代的座相。異常なまでの発展あるいは暴走という意味だが、必ずしも強い暗示ではない。社会的に大きな動きが起こりやすいとき、というくらいの解釈で良いだろう。
(技術が便利な発展をもたらすと同時に技術が悪用されて暴走する事態も招きうる運勢)
金星と海王星がスクェア
夢のような甘い話に弱く、結婚詐欺やインチキなセールスにひっかかりやすい。恋人を勝手に理想化して、結果的に幻滅しがち。既婚女性はよろめきやすい。将来に向けて美しい夢を思い描くが、おおかたは机上の空論。夢はあっても地道な努力が嫌い。そのため心の中に葛藤が生じやすい。快楽主義者。酒や麻薬におぼれる。夢想の能力を建設的に生かせれば吉。
(政府が期待するほど良い成果は出ない感。政府がビッグデータビジネス業界の口車に乗って利権のために利用されてしまったような感じ。ビッグデータ収集のために美味しいキャンペーンで大衆を釣る現象増加?)(金星と海王星のスクエア詐欺を象徴することもある。データ流出やデータを悪用した犯罪に注意)
太陽と火星が弱いスクェア
エネルギッシュだが、野心と現実のあいだにギャップがある。短気で短絡的。荒々しい。長期的な展望に欠けるため、その場その場の思いつきで、情熱を間違った方向にそそぎがち。負けず嫌いで傲慢。わがまま。エネルギーを地道な努力と結びつけられれば吉。
(スーパーシティ構想にも竹中平蔵氏の野心が関わっているとの噂。実は彼を占った時にも『わがままな性格』という暗示が3か所もあったw 大げさな目標を口実にした目先の利権目的といった感がある。また、懸念されるような監視社会化の野心を持つ人間はいるかもしれないが、法律を恣意的に運用しようとしても雑で失敗しやすい)
月と土星が弱い衝
感覚が鈍い。あるいは自分の気持ちを表現するのが苦手。浮ついたところはないが、冷淡で無感動。陰気で懐疑的。孤独癖もあるようです。単純で素朴な喜び、心の中の小さなほほえみを大切にしてください。検事のような、つねに冷静でなければならない職業には適性。
(懸念を持たない層も多いが、不安や不信感を持つ人はビッグデータを取らないアナログなお店や業者を選ぶ傾向に? 個人情報を一元管理し監視社会化を推進したい側の心理を表しているよう。人間不信が基盤にある?)
月と冥王星が弱い衝
極度に鋭い感性を持つが、情緒不安定。
(データ解析で大衆心理の気まぐれさまでは予測しきれないだろう。監視社会は人々の情緒を不安定にする・・・)
海王星と冥王星がごく弱いセクスタイル
信じられないような夢をもたらす世代。終戦直後の1940年代後半、および1960年代にもこの角度ができている。
太陽と土星がごく弱いトライン
活力と抑制の調和。長期的な展望をもって、コツコツと努力を続ける。遠大な計画を実現させることのできる才能ないしは素質が備わっている。
木星と土星がごく弱い合
いわゆる大合。20年に1度生じる。アクセルとブレーキの結合。表裏一体を成す権利と義務。やめるべきことをやめ、始めるべきことを始めるという重い責務が課せられた世代。この年は社会的にも重大な分岐点になりやすく、吉と出るか凶と出るか両極端。開戦に向かう 1940-41年は凶と出た例。世代的な座相であるが、個人的な意味もかなり強い。この合を持つ人は、運命的に重い責務を背負う。キリストはこの大合を持つといわれる。
(便利さと引き換えの監視社会化や技術悪用リスクという吉凶併せ持つ運気か)
ホロスコープとサビアン
◆ヒンドゥー数霊術視点
この法律やその運用者が抱えるテーマは「忍耐」だ。占星術でも「短気で短絡的」という暗示が出ている。効率と能率を求め続けた結果、短期で短絡的な意識が過度に増幅され、そんな意識が求める効率と能率至上主義的なニーズに対応した技術とそれに支えられた文明が抱える弊害があちこちに目立つようになっていくかもしれない。
また、データを使った犯罪や災害への弱さなど、課題や盲点・問題点の多い情報インフラ技術を政府が目先の動機で短絡的に導入してしまったような印象。結果的に思い通りの成果や利益が得られない可能性も高め。政府自身がうまい汁目的の連中に利用されたんじゃなければいいが・・・ま、天下り先作るのは間違いないな。
人間はその技術を幸せに使えるのか?←スーパーシティ法はムーンショット構想と密接だと思う。
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