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2014年5月20日 (火)

マインドコントロールと子供達

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。

 

以下、一部で話題になったことがある、平成12年の自民政権で行われた教育改革国民会議の資料より一部抜粋。順不同。

・遠足でバスを使わせない、お寺で3~5時間座らせる等の「我慢の教育」をする
・<小学生>簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする
・<中学生>簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする
・<高校生>満18歳で全ての国民に1年ないし2年間の奉仕活動を義務づける
・子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
・「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
・教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする
・警察OBを学校に常駐させる
・子育てにおいて必要な事項を決めた育児憲章を作る
・団地、マンション等に「床の間」を作る
・出産後の親業教育の義務化
・有害情報、玩具等へのNPOなどによるチェック、法令による規制
・バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う
・スローガン、目標を作り大人一人一人の生涯徳育を助長する
・マスコミと協力したキャンペーンを行う
・改革を受け入れる基本的土壌をつくる

これ、税金使って大真面目にやった会議でのアイデアなのだが、ブラック企業やカルトがやってる手口とほぼ同じものがある。こういう手口は最悪の場合、尼崎事件や北九州監禁殺人事件で発生したマインドコントロールとも通じる心理現象(隷属と泣き寝入りの暗示)を引き起こす。日本の集合無意識に刷り込まれた伝統的な泣き寝入り暗示もこれと同じもの。さすがにアイデアが出された当時も批判が出たそうだが、実際に教育基本法は改正されたし、そういう発想が出てきちゃう感性自体は現政権にまで受け継がれてる印象(詳細)。
最近の自民党は保守系カルトやワタミ元会長とつるんでいるのは元々そういう感性を持っていたからでもあるのだろうか。もしや日本人の集合無意識に刷り込まれた「忍耐(美徳)と泣き寝入りを混同させた従順な泣き寝入り暗示」という伝統的マインドコントロールが薄れゆく流れに対して、それを薄れさせずに今まで通りを維持しよう・薄れたところは補強しようとする運気がまだ残ってる象徴? などという妄想が浮かんだ。
このブログ的に言うと、自民党自身、戦後には政財界が受け継いだ国家開運呪術(起源をさかのぼれば東征時代)が発する運気の恵みを得ている政党と言える。あの呪術、為政者にとっては良いものだろうが集合無意識には大きな副作用を残した()。


ここから妄想 真に受けないこと

ブラック企業や尼崎事件、北九州監禁殺人事件の「奴隷」たちがどんなにひどい目に遭っても不満を言えず、抵抗もせず、逃げるチャンスがある時にすら逃亡しないで奴隷状態になったのは、そうなってしまう心理現象を引き起こすマインドコントロール(暗示)の手口があるからだ。ある意味では、ターゲットになった本人が自分で自分を被害者にするように行動してしまう(=自分に対する被害発生の共犯者になってしまう)手口ともいえる。それには、
「この状況からは決して逃げられない。逃げられないなら少しでも苦痛を感じないようにしよう」と思い込ませることもカギ。
例えばブラック企業ならこんな感じらしい。

NHK「クローズアップ現代」が特集していた「レジリエンス」というやつも、悪用すればマインドコントロールの手段になりえる。人間の持つ「残酷な状況を乗り越える力」を悪用すればいいのだ。悪用ポイントは、レジリエンス研究のきっかけの一つがホロコーストを乗り越えた孤児達であること。彼らはなすすべもなく虐げられ続け、抵抗も逃亡も出来ず泣き寝入りするしかなかった残酷な環境を生き残り立ち直っていったわけだが、彼らを調べることで「泣き寝入りするしかない劣悪な状況になっても心が折れずに乗り越えられる人材の作り方」を探ることができる。
その方法を悪用して劣悪な状況を乗り越えられる人材を増やすことが出来れば、日本で社会問題になってる「劣悪な労働環境」を改善する必要はなくなる。こういう人材なら残業代0でこき使われても泣き寝入りするしかない境遇にめげず耐え続けてくれるかもしれないと期待できる(被害妄想)。
日本の集合無意識に巣食う泣き寝入り根性・奴隷根性を取り除かず刷り込んだまま人材の忍耐力を向上させることが出来れば、非常に使い勝手がいい。政財界がこれから始める軍産ビジネスにもぴったりだろう。また、社員が死の商人に従事することへの抵抗を下げることもできる(被害妄想2)。
万が一悪用されないように、被害妄想になって悪用例を考えネタ晴らししてみた(その発想自体が被害妄想)。

やはり同じ番組で別の回に放送されたこれもマインドコントロール手口の一種。当然ながらあれを見て違和感を感じた人は多かった(記事)。このポエム、まさに日本の集合無意識に巣食う「問題解決よりも憂さ晴らしを優先」させる泣き寝入り暗示を如実に体現している。この場合、「ポエム」が憂さ晴らし手段を兼ねているように見える。時に「解決無き憂さ晴らし」というのは、現実逃避にもなりうる。現実逃避の一種としてもマインドコントロールは使うことが出来る。

で、件のマインインドコントロール手口「ポエム」の仕掛け人が、今度は小学校で妙な朝礼を始めている↓
ポエム化で炎上した「居酒屋甲子園」の影響か?創始者の教育現場への関与が明らかに 「ついてる!ついてる!」と生徒絶叫 小学校の居酒屋式「あいさつ訓練」に賛否
「ポエム化炎上」の件もあるからか、案の定動画を見て引く人も多い。下手をすると保護者から苦情が出かねない。そういう予想が出来ないまま何の疑問もなく朝礼のアイデアを始めちゃったのであれば、もしや本人も悪質なマインドコントロールを受けた経験があるんじゃないだろうか? と余計な心配をした。
リンク下側記事の最後部分、「まだ自分で考える事のできない小学校低学年に、ひたすらポジティブであるようにと叩き込むことは、人間なら当然あるネガティブな感情を抑圧してしまうのではないか」という指摘は、私も同感だ。人体から痛覚を奪うぐらい危険だと思う。理由があって自分の心が伝えてくるネガティブな感情を、まるで存在していないかのごときポジティブな振舞いで強引に抑圧してしまえば、その感情の発生原因を知ることが出来なくなってしまう。時には問題を根本解決する機会までも抑圧してしまうのだ。ネガティブな感情を持つことに罪悪感を植え付けかねない手法は、とても危険だ。
マインドコントロールというものは、スポーツ選手の自己暗示の例など使い方次第では多少薬にもなるが、使い方を誤ったり悪用すればたちまち毒になる。そして毒にしてるケースが多い。
恥かしがり屋が治った女の子の例は、「皆で一緒に陽気なパフォーマンスをした」ことが効果的だったのだろう。

 

不気味なのは、この妙な朝礼、一番上に抜粋した「自民党の教育改革国民会議の資料」と雰囲気がそっくりに見えてしまうのだが・・・これは幻覚か? そうであってほしいけど。
(動画見ると『ついてる ついてる』が『憑いてる 憑いてる』に見えるのもオカルト脳特有の幻覚か)

 

◆アメリカの猿真似?
あの朝礼動画を見てこんなことを言う人がいた。

8 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/05/19(月) 12:13:53.65 ID:ux1rqv160
>>1
共和党支持のキリスト教カルトそっくりっすなあ・・・・・

キリスト教原理主義カルトと軍産複合体。両者が化合すると子供達に対しても牙をむく(事例)。「狭い視野」に子供を監禁してマインドコントロールするのだ。
その手のカルトは共和党の支持母体であり、同じく共和党支持母体の軍産複合体とはビジネスパートナーですらあるかも。かつてアイゼンハワー大統領が退任演説でアメリカの政治を牛耳る軍産複合体に警鐘を鳴らしたが、手遅れだった。
そして日本の自民党は、伝統的にアメリカ、それもとりわけ軍産複合体と縁深いポチである。
(アメリカの国防予算削減に合わせた集団的自衛権容認の背後には政財界が始める軍産ビジネスもあるのだが、ほぼアメリカの猿真似みたいな結果になると妄想)。
アメリカは日本以上に格差社会で貧困層も多く、「軍隊にでも入らないと食っていけない」という人が多い。高校を卒業した後軍隊に入ると除隊後に奨学金をもらえる制度もある(参照:市民と軍隊と兵士)。
軍事大国のアメリカだが、普段から徴兵制を敷かなくても人手を集める工夫がされている。そこにはマインドコントロールを使った面に加え、格差と貧しさ(飢えの恐怖)に依存した仕組みという一面もある。
【米国で進む経済徴兵制】戦費調達のために「貧困」創出か
兵士や軍産複合体・・・食べるため、豊かさのために軍事に依存する世界が確かに存在する。高度経済成長と引き換えに自給率を低めてきた日本が利権や国の借金帳消しや不景気脱却のために軍産ビジネスに依存するようになれば、アメリカと同じようなことが起きるだろう。軍産ビジネスと組んだ変なカルトが生まれないことを祈る。社会問題までアメリカの猿真似をしかねない。

◆まとめ
以前から書いてるが、飢えの恐怖(=死の恐怖)を原動力に豊かさと繁栄を追及することで成り立つ文明世界は、飢えを手放すことが出来ないのだなーと改めて思った。文明が飢えの恐怖(死の恐怖)に依存していること自体が、ある種のマインドコントロールなのかもしれない。
戦争なんて元をたどれば飢餓状態で生じる共食いとさして変わらない。豊かさや繁栄を追求する仕組みに共食い的な競争の手法を採用しなければ、飢えの恐怖に原動力を依存する必要もないし、不景気下で生き残るための過度な競争(=飢餓状態の共食い)から生じる劣悪な労働環境などの社会問題も生まれないし、食われる側の抵抗・不満を封じるためにマインドコントロールを使ったり泣き寝入りさせる必要もないのだけれど・・・

とまれ、日本の集合無意識はもう伝統的マインドコントロールをほんの少しずつだが抜け出しつつある。意識が監禁状態から脱しつつある感じ。「すき家の乱」が起きたのは、バイト達にマインドコントロールが効かなかったからだ。人々の無意識があのマインドコントロールを拒みだし、新しい運の流れを作り始めたからでもある。このブログでお馴染みの「あの島」もその流れには大きくかかわっているのだが、この島、属する龍脈を見ると遠くマリアナ海溝まで続いている。ということは、米軍基地のあるグアムやサイパン経由でアメリカへもやがて何らかの運気的影響を及ぼす・・・ことはないだろうか(妄想)。面積は5倍に成長したという()。
(もしも将来、自衛隊が多国籍軍に参加してこき使われる事態になったら、最悪の場合は自衛隊の中で『すき家』の乱が発生しかねない。ある意味、血を流すクーデターよりも破壊力がある。ニートの増加現象も大きく見れば現代の産業文明に対してすき家の乱をしてるような効果がある)

集合無意識の泣き寝入り暗示が薄れゆく今だからこそ、今まで抱えてきた問題に光が当たってくっきりと浮かび上がる。時に目を疑い愕然とするようなことが起きても、「今まさに発生した問題」ではない。潜在的には昔からずっと存在し抱えてきた問題なのだ。顕在化してきたということは、解決できる運気になってきたと言ってもいい。むしろ、よくぞ顕在化したともいえる。
これからも、そういうことがどんどん起きるだろう。まるで悪いことが次々と新しく生まれて悪い方向に展開していくかのように見えるかもしれないが、ご心配なく。隠されていただけで、前からずっとこんな調子だ。表面化したということは、私達がその問題を乗り越えたり解決したりする力がついてきた証なのだ(自己暗示)。

 

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コメント

最近興味深く読ませていただいています。

まだあまり読めていませんが、私の経済に対する考え方と大変近いものを感じます。


この間ブログを始めましたので、よろしければリンク・紹介させてください。

「愛による経済」と申します。
http://aikeizai.blog.fc2.com/

よろしくお願いしますm(__)m

>たかはしさん
初めまして。お楽しみいただければ幸いです。

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