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2014年5月 6日 (火)

秘められた力

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。

今回の話は前回の記事の補足みたいなもの。
安倍政権が目指す“戦争ができる国” 裏に潜む米国との関係

2013年12月に策定された「国家安全保障戦略」では、積極的平和主義のもと日米同盟の強化と自衛隊の増強を謳った。「米国とともにある日常的な戦時体制の構築こそが、彼らの当面の目標だと見て間違いない」と斉藤氏はみる。

 それは自民党の「日本国憲法改正草案」に、「開戦規定」がないことからも垣間見えるという。戦争ができる国にするであれば、憲法に「開戦規定」を設けるのが自然だ。ドイツもフランスも韓国もそうしている。それがないことで、いったいどんな「戦争」を想定しているのだろうか。斎藤氏は、獨協大学法学部の古関彰一教授の次のような議論を紹介する。<一旦緩急あらば、米軍が出動する。米軍が武力行使に出る場合もあれば、国際法上の戦争による“開戦”となる場合もあろうが、日本国防軍は、いずれの場合も米軍の後方支援であるので、最悪の場合でも武力行使はするが、それによって「開戦宣言をしない戦争」、つまり事実上の“戦争”が可能になる>(「自民党改憲案の書かれざる1条」―「世界」2013年5月号)

◆いつものアメポチ芸
今まで憲法を理由に後方支援を断ってきたアメポチ国が、アメリカから「じゃあ憲法どうにかしろよ」と詰め寄られればこうなるのは自明の理。今までよく保った方だ。改憲(or集団的自衛権容認)の理由をナショナリズムで誤魔化してたけど結局はいつものアメポチであり、改憲(ないしご都合拡大解釈)した場合は経団連含めた諸々の勢力による軍産ビジネス(残業代0)が本格化し、軍事費用財源確保の増税と社会保障削減が来るだろう。やがて日本にもアメリカのような「政治を牛耳る軍産複合体」が生まれそうだ。
(アメリカを牛耳ってきた軍産複合体の話はこちら←防衛予算削ってるオバマ政権下でアメリカでのうまみが減ったからって日本を利用する気?)
ついでに憲法は9条だけじゃなくて労働3権のある28条もどさくさに紛れて変えたそうな予感;
(変えるまでもな、くとっくに機能してないという噂も)

この国、建前上は独立国だが諸般の事情で独立国なら常識である「独自の開戦規定」を作ってない。その状態のまま改憲(or集団的自衛権容認)するとアメリカの思惑次第で自衛隊が色んな事にこき使われたり、無条件に世界中あちこち駆り出されて本来なら参戦理由のない戦いに出向き死人を出す羽目になりうる(既にNATOの連携協定に調印してる自衛隊引っ張り回す気まんまん)。それでイランなど比較的日本と仲いい中東諸国は心中複雑。要するに、日本はその力がありながら独立国として自立(independence)できてない。
ひとまず自衛隊が憲法と矛盾した存在にならず、なおかつ9条よりも強力な「ポチ仕事(お供・財布・後方支援・加勢etc)お断り」に使えてなるたけ平和に過ごし面倒事に巻き込まれにくくなるような、条件の厳格な独自の開戦規定を作ること、そしてそれをしっかりキープすることが日米関係の運気を大きく変えるような開運ポイントになる。
が、それが出来るには日本の集合無意識に植え付けられた無用な依存心や泣き寝入りの暗示(マインドコントロール)を抜け出すことが不可欠だし、それには自分が自立して生きられる力を持っているとしっかり自覚することが不可欠なので、それが出来てないうちは口で言うほど簡単じゃない・・・

◆使いこなせなかった力
昔々。まだ日本人の部屋着が着物だったり、貧しい農村から娘が身売りされたり、ラーメンやお好み焼きといった現代の国民食が発明される前のこと。「民主主義」という概念はあるものの十分には発達・機能しておらず、古代からずっと続く「泣き寝入り暗示」の支配的運気は今よりもずっと強く、「憲兵」という職業が存在していた頃。
その当時は不景気で、日本の国民(この当時から一応主権者だった)は政府に向けるべき不満と注意を海外に逸らせガス抜きさせる手口にまんまと誤魔化されていた。国民は今も同じ手口(例:尖閣・竹島といった住民のいない島をツールにした領土問題演出や嫌中韓ブーム、幸福の科学が絡んでたという慰安婦漫画展騒ぎやSTAP細胞騒ぎetc)に引っかかって全く進歩してない。政策と不景気と原発事故のストレスは解決されず誤魔化されただけ。

当時の注意逸らし(=八つ当たり)対象は中韓ではなく欧米列強。集合無意識を支配する泣き寝入り暗示のせいで政府への社会ストレスを適切に解消できない大衆(主権者)は、ガス抜き対象として用意された排外主義にのめり込んでいったが、あくまで単なるガス抜きであって問題は根本解決しない(=鬱屈が解消できない)から相変わらずストレスは蓄積するため、尚更ガス抜きへ先鋭的・急進的ににのめり込む(=解決よりも憂さ晴らし優先)という悪循環に陥り、とうとうガス抜きネタを提供していた政府の方が不満を募らせる大衆心理の暴走を抑えきれなくなって欧米列強ほぼ全部と戦争する羽目になった。本当に立ち向かうべきは欧米列強なんかじゃなく、集合無意識を支配する卑屈な泣き寝入り暗示(マインドコントロール)の方だったのに。

ここまで書いてお気づきだろうか? あの当時ですら、大衆(=主権者)の力は政府よりも強かったことに。

そして、あろうことか誰もその事に気が付かず、その力を問題解決に用いず泣き寝入りと引き換えの憂さ晴らしに注ぎ込んだことで暴走し自ら壊滅的な悲劇を招いた。「主権」という強力な力は持っていたのに、力の使い方が分かっていたとは言えない。「泣き寝入り暗示」が主権の意味と使い方を理解する妨げになっている。未だに。
戦争になると大衆は今まで以上のストレスと泣き寝入りを強いられる環境に追いやられた。結果的に敗戦で泣き寝入りを強いる軍事政権は転覆したが、戦争(ガス抜き)に依存せず最初から自分たちの主権力で政権を倒せばよかったことには恐らく多くの人々が気づいてなかった。使い方のわからない力は生かされることなく封印され続け、暴走して自分達を傷つけた(「◆感情を満たすための暴走と傷」を参照
為政者に対する長年のストレスと泣き寝入りの蓄積をナショナリズムや根性論で誤魔化し勇ましく強がっても、それは無力感を隠す虚勢でしかない。「とある東の国の物語2」でも少し妄想したが、自信のない自分を誇大な自己像で覆い隠してしまった背景は、そういうことだったのかもしれない(妄想)。
(例え当時の日本に強い国力があっても、戦う前から負けてる状態で戦争に勝つ運気は作れまい)

◆イジメとの運気照応?
よくある日本的なイジメの中に、「暴力で心を支配した上で金を持ってこさせる」というのがある。一昔前だと被害者は家から金品を持ち出し続ける良心の呵責とその命令に逆らえないことへの板挟みから、遺書にすべてを告白して自殺することが多かった。イジメを受けても泣き寝入りしてしまい、被害を相談できずに独りで抱え込んで加害者を増長させることが悲劇を招く日本的な現象といえる。問題が起きるとつい泣き寝入りをしやすい集合無意識下の暗示(マインドコントロール)が、自分の中にあるその心理癖が悲劇の共犯者なのだ。
最近は家から金品を持ち出させるだけではなく、万引きさせたり「稼ぐ」ことを命じたりもする。女の子であれば稼ぐ手段に売春(援助交際etc)をさせたりもする()。

おそらくそういうイジメの構図変遷と同じことが敗戦後の日米関係でもどこかしらで起きているのだろう。子供は時に自分が属する集合無意識の暗部を「イジメ」という形で無意識に体現する器になっていることがある。個人的には「この人は強いから我慢して言いなりになってさえいれば、他からはイジメられなくて一番安全なのだ。」と自己暗示して泣き寝入りするいじめられっ子と日本が妙に重なる(妄想)。終戦から数年で勝者と敗者が同盟関係(対等なお友達)になんかなれやしない。

アメリカへ貢ぐための経済成長と沢山の借金。戦後史を一手に担う自民党(と官僚達)が伝統的に経団連と癒着しているのは、経団連がアメリカへ貢ぐための資金稼ぎ機関にもなっていたからだろう。イジメにある「もう家からお金を持ち出せません」「じゃあ稼いで来い」というパターン、今回の改憲も米国の意向であり、かつ軍産ビジネスのためでもあるとすればまさにそんな感じだ(妄想)。
今のアメリカは、アメポチ日本への依存なしではいられない。日本の伝統的アメポチ政策は国民の泣き寝入り癖に依存せずには成立しない。つまり、アメポチ日本への依存なしではいられないアメリカは、日本国主権者達の泣き寝入り癖への依存なしには今の力を維持できない国ってこと。もしもこの国の主権者が泣き寝入り癖をやめて政府と官僚をきちんと監視・コントロールし、今までのようなアメポチ政策の歴史を断ち切ってしまった場合、一番強いの誰?

けれど今の日米はまだ共依存。心理構造は尼崎事件や日本的なイジメと同じ。深層には集合無意識規模で稼働してる泣き寝入り根性の暗示。要するに、主権者達を無意識下で支配するの泣き寝入り癖こそがアメポチという運勢を招いた。そういう政策を私達が何も言わずに長い間許してきたからだ。するとやはり、国の運気を変えるにはその国に住む人々の集合無意識を変えるのが一番か。 

◆歴史は繰り返・・・さなくていい
敗戦後はアメポチ政党(ほぼ一党独裁に近い戦後史を作った)のアメポチ政権によるアメポチのための政策(国の借金増大)にやっぱり泣き寝入りし続けてきた。(アメリカに貢ぐための)高度経済成長や好景気が続く間は泣き寝入りのストレスを景気で誤魔化すことができたが、今は景気で誤魔化せない。
そこで再び「海外に不満を逸らせるガス抜き策(注意逸らしたすきに不満出る政策をこっそり通す)」が出てくるわけだ。さすがに311という巨大な龍脈変動が起きた後の今はガス抜き政策(尖閣・竹島といった住民のいない島を巡る領土問題は集団駅自衛権容認へのプレッシャー兼相手国と共同のガス抜き用ツールとも言われている)があっても大正~昭和のような運の流れを繰り返すとは思われないが、泣き寝入り暗示を抜け出せず未だに十分な主権の使い方が出来ずにいる主権者がガス抜きに誤魔化されてる隙にストレスを強いる政策を通されても泣き寝入りして再度ガス抜きに誤魔化されてしまう悪循環がしばらく続く可能性は見て取れる。

アメリカに対する日本の依存心と自民党に対する大衆の依存心は似ているかもしれない。『強い相手は依存できる相手。たった一つの依存対象なのだから見捨てられたり今以上に虐げられないように何でも我慢するしかないのだ』という自己暗示に縛られている。それは古代から始まり封建時代には全国の大名クラスにまで定着し、今も続く日本的泣き寝入り根性。
政府に対してもアメリカに対しても、日本の集合無意識は昔のような強権的支配に怯える必要がなくなったことにまだ気が付かなくて泣き寝入りや隷属の習慣が取れてない。まるで、とっくに自立して生きる力を持ってるはずの大人が未だに「支配的だった怖い親(またはそれを連想・投影させるもの全て)」に怯えて卑屈に様子をうかがっているようなもの。自分が不要な習慣をずっと持ち続けてることに気が付いていない。時にはそれが、出来るはずの自立(independence)を妨げることさえ。
(あ。これって国政の官僚依存症にも言えることなのか?)

震災以降に始まった「泣き寝入り暗示脱出の流れ」は一人一人が自分に秘められた力に目覚めていく流れにもなりそうだ。「秘められた力」・・・時にそれは一人ひとりの個性や能力であったり、運勢であったり、社会的には『主権』という力であったりする。それに対して従来通り力を封印する運気(泣き寝入り暗示に支配される運気)が存続する流れ。日本の運勢は二つの流れの過渡期にある。
風水の視点から見ると、昨日起きた大島近海を震源とする地震(=龍脈変動)による各地の震度分布をオカルト的にみると、この国の中枢である千代田区の風水を選んでそこの気の流れ(=運気の流れ)をダイレクトに直撃したような印象がある。震源から発された振動波があまり分散されずに千代田区へと伝わっている。
しかも、よりによって政治と経済の中枢である大手町だけが最大震度5弱。
多分この龍脈変動、はるか南の西之島に新しい島が出現したのと同じ力が働いている気がする(妄想)。私が以前、「お金の不徳を正す風水効果がありそうな島()」と妄想したあの島を生み出した力が。
あの島も、猪瀬元都知事の誕生日に突如出現したとたん、東京の運気を直撃したんだよなあ・・・
私達が泣き寝入り暗示に気づいて抜け出すようになっていくと、あの島やあの地震を引き起こした力(?)がさらに強い運気を発動させそうな気がする。

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古代から続く支配の手口?←日本古代史を尼崎事件に例えた妄想。角田美代子は卑弥呼(アマテラス)で、暴力装置の弟分はスサノオ。それが大和国権勢の始まりか?
ヘリテージ財団の論文←シナリオ通りなんだろうね・・・

2014.5.17追記
多国籍軍参加、将来は可能性=石破氏←言わんこっちゃない。

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AYAさん、こんにちは。最近ぽけーっとニュース見てたらあの島は私とも同じ誕生日でした^^

>京都のゆいさん

 !?

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