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2014年4月22日 (火)

自分の足を食べるタコ2

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。

「残業代ゼロ」一般社員も 産業競争力会議が提言へ
アルバイトなのに残業?!それってあり?なし?「残業代が出るならOK 69%
「残業代ゼロ」だけの問題ではない!

・・・最近まったく妄想が思い浮かばないなーと思ってたらこんなニュース。
よりによってグランドクロス(不穏な運気になりやすいとされる星の配置。星々が十字架型の配置になる)のピークにあたる今この提言が発表されちゃった。内容的にも占い的にも縁起が良いとは言えない話。
これじゃ政府がせっかく国内の風潮を右傾化させてきたのに反動で針が思いっきり左に振り切れる可能性が出てきちゃったかも。不満が出て 政府の人気運落ちちゃうかも。
「人件費が高くて発展力や競争力の足かせになってる日本人なんか、日本にとっては経済成長や競争力アップの敵でしかない。日本人こそが日本のお荷物だ。もはや日本に日本人は必要ない」
なんて皮肉を言う人が昔いたw 特定秘密保護法案騒ぎに国民の注意を引きつけてる隙にまんまと派遣法が改正されたり、「グローバル経済になると労働者の賃金が生存最低限の国に近づく()」 と言われている昨今では、強烈なブラックジョークだ。

派遣法改正に残業代ゼロ・・・企業に勤めるメリットがどんどんなくなってしまう。「高学歴になって良い会社に入って」なんていう時代は高度経済成長期だけなのだろう。
いかにも占い師的な言い方だが、企業に人生を依存したり支配されたりしないで命に秘められた自分だけの運勢をフル活用して欲しい。人生は自分の運勢が創っている。その運気をしっかり外に出せれば、例え会社員をしてても企業や景気に自分の人生を損なわれはしない。

◆泣き寝入り根性に付け込まれた結果?
残業代0は違法だけど実質は今までも暗黙の了解で皆泣き寝入りし続けてきた。収入の低い平社員でさえそうなることは珍しくなくなってきた。なんとなく、日本人の集合無意識に刷り込まれた泣き寝入り暗示がとうとう為政者による「サビ残合法化」を招いてしまった感じ。今回の提言は「収入の低い社員に対してのみ会社と労組と本人の合意が条件」とは言うものの、今の社会的風潮では「合意しない社員」に対する風当たりやプレッシャーはきついだろう。労組以外に「残業代0に反対する社員連盟」みたいな互助組織が欲しくなる印象。今回の提言が実現してもしなくてもそれがサビ残を強いられている社員達の助けになる。

日本の主権者は国民なので、国民は政府の上司なんだけど、例の暗示に縛られてしまって未だに大昔からずっと「お上には逆らえない」と思い込んで泣き寝入り を続ける傾向がある。「お上」は自分達なのに。
そして抑圧された不満や自己表現は職場テロ(バカツイート)や職場いじめという歪んだ形で表面化させ、発散を試みる。たぶん古代とか江戸時代とかと変わらない。
けれど、為政者(お上)のために施された古代朝廷の呪術結界も江戸幕府の呪術結界も震災で破たんした今、そろそろ暗示をはねのけてもいい頃ではないだろうか? 
どんな政治家も政党も政権もその支持母体も、国民がしっかり注意し監督しコントロールできなければ(主権を発揮しなければ)どうしたってまともな仕事より利権に好都合な動きをしたがるものだ。政府という部下に仕事をさせる上司は私達だ。部下を育てるのも私達だ。特定の上司(支持母体)に操られた状態を正すのも私達だ。

◆グランドクロスが示すもの?
「この世は弱肉強食の共食い。自分以外の誰かを犠牲にしなければ生き残れない」
という集合無意識に刷り込まれた強迫観念(これも暗示の一つ)が当たり前になってしまった人類史の世界だと、異なる立場や主張による意見対立は、ともすれば「次は誰を犠牲にすべきか」で揉めているだけだったりすることがある。それぞれの違いは「何を犠牲にするか」の違いでしかなかったりすることがある。
「(自分達が)快適な社会のために社会のどこを犠牲にするか」といった、あくまでも犠牲を出す解決方法しか思いつくことができないうちは、本当の意味で社会問題は解決しないのだろう。「社会問題」とは、犠牲にすると決めた部位で犠牲が蓄積し続けて広範囲に悪影響が出た現象だからだ。
だから犠牲ありきの解決方法は、問題解決するんじゃなくて、問題(犠牲)が社会の中を移動するだけだ。プラマイゼロ。発展性(プラス)は無い。

そういう社会はまるで、自分の足を食べて生きる方法しか知らないタコが「次はどの足を食べよう?」と悩んでるみたいだ。そのタコは、自分の足を食べないで別のものを食べてそのフンを別の生き物の栄養にする(生態系の循環に参加する)って発想がない。生態系の循環では、決して共食いタイプの弱肉強食は発生しない。そんなことしてるのは人間ぐらいだ。エネルギーがまともに「循環」してないのだろう。だから金運も循環しない。

今起きてるグランドクロスには「犠牲ありきの共食い発想に囚われた世界のひずみ」を象徴してるみたいだ。クロス(十字架。時に犠牲の象徴)だけに。
このグラクロシーズン中に起きた韓国の客船沈没事故にしたって船長が「乗客を犠牲にしなければ自分は助からない」と強迫観念的に思ってしまったことが悲劇を大きくした。船の行き先だった済州島もまた、3・4事件という共食いによって数万の島民が犠牲になった場所だ。

犠牲を出さない社会を作るには、私たちが集合無意識規模で刷り込まれた諸々の暗示をはねのけて、集合無意識規模で「スタンドプレーから生まれるチームワーク(=和)」の運気を発動させる必要がある。これがあのタコにとっての「生態系の循環」に相当する。某サイバーパンク作品風に「上部ゴーストレベルからの連携プレー」と表現してもいい。下部ゴーストだけでは出来ない神技だ。
今のところそれはまだ難しいらしく、過渡期なのだろうと思いたい。今出来ることは暗示の呪縛を意識すること。それが今出来る開運法の一つだ。

自分の足を食べるタコ
誤魔化されず本質を見る力
就活自殺の増加に思うこと

【今回の提言に意見したい人向け】
日本経済再生総合事務局
TEL.03-5253-2111(代表)  内線:84816

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コメント

はじめまして。

ネットで話題になっている「すき家の乱」についてはご存じですか?

アルバイトがすき家本部の現場無視のオペレショーンに耐えかねて、どんどん退職して閉店騒ぎになっています。
インターネットの掲示板やTwitterにて広まり、アルバイトが同時多発的に辞めていく現象が「アラブの春」と酷似していて面白い現象だと思います。

ゼンショー社長の小川健太郎含めて分析してみるとブログのネタとして使えませんか?

初めましてにこまつさん。コメントありがとうございます。

「すき家の乱」存じております。いかにも日本人的な乱ですね。古代や封建時代から集合無意識下に刷り込まれた卑屈で萎縮的な暗示による精神的な主権の抑圧を脱することが日本のジャスミン革命であると常々思って時々書いてます。暗示によって歪められ押さえつけられて本来の姿を現せなかった「日本人の心(個性)」の一つが蘇生できれば・・・
牛丼屋で起きた現象はまだほんの氷山の一角で、産業分野のみならず様々な分野でこれから本当に少しずつ「日本的ジャスミン革命」が広がっていく運気を感じています。震災直後からそんな気がしてます。

ゼンショーの小川氏、ソ連的な失敗をしちゃったタイプですね。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100917/216295/?n_cid=nbpnbo_leaf_bn
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100924/216369/?n_cid=nbpnbo_leaf_bn
「誰かが犠牲者にならない世界を実現するため、全員を犠牲者にしてみました」てな勢い。

彼、どうも神秘的な魅力に乏しくてオカルト的に妄想しにくいのが難点ですw

こんばんは、日本の企業の9割がブラック企業とのことです。上からの命令は、現場で仕事する人間のことを考えない。
また、日本の陰湿なイジメを、もう他の会社に行かないような人が多くて、少しでも、優しくて、真面目で、常識的な人は、辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまい、辞めざるを得ない状況になります。
早く、人が人らしく、生きて生活して、働ける社会的環境になってほしいと、願います。

>義月 静堂さん
国民は政権や政党を監督(監視)するだけじゃなくて、その支持母体を監督・監視する必要があるのかもしれないですね。

この国は戦後からずっと一党独裁の運気が流れてます。あまり中国のことを笑えないかも;
ブラック企業の様子は尼崎事件の様子と重なりますね。自我境界が崩壊した共依存による絶対的な支配服従関係。
あれは日本の無意識に秘められた病理なのか・・・

この国の為政者のために作られた国家開運呪術による開運の系譜は戦後になって政財界に受け継がれたと妄想したことがありますが、震災で呪術が破たんすると政財界にとって都合のよい運気も破綻します。
いろんな意味で都合よく服従しない「まつろわぬ民」達が復活していく予感。

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