気象衛星画像に写る白い着物の女性2
◆封印されて歪んだ個性達と荒魂
そもそも私が上の衛星画像を見て「抑圧された日本の個性を象徴する日本のアニマだ」と思ったのは、「顔を隠されている=個性を封印・抑圧されている」と連想したことがきっかけ。
無意識領域に抑圧された個性は時に歪んだ形で表面化し、制御不能に暴走して様々な現象や症状を引き起こす。いわば解消すべき「歪み」。 抑圧された個性の種類によってその「歪んだ形で表面化」は様々に現象化し、様々に表現される。例えば、「災い」とか、「悪魔」「鬼」とか、「神経症」など・・・
で、封印(=抑圧)した個性が「神」かそれに匹敵する力を持っていた場合に結果発生するものを「祟り」とか「神の怒り」言うことも。有名どころは菅原道真や平将門。
また、神道では神々の荒ぶる側面、災いや祟りを成す側面を「荒魂(あらみたま)」と呼んだ。
日本のトーテムである太陽。その神格化した姿であるアマテラスにも、そんな荒魂がある。その名を瀬織津姫。別名を八十禍津日神 または大禍津日神という。名前の意味は「多くの災い/大きな災い」。
この荒魂というのは恐らく、「抑圧され歪んだ形で表面化した個性」の象徴ではないかと妄想した。当然ながら、日本にもそのような部分が沢山ある。それら「荒魂」は様々な形で表現され、また現象化してきたと思う。そのいくつかは今までにも書いてきた。これからだって現象化するだろう。
(震災以前は現象化しないように呪術的な抑えが効いていたが、今はその抑えが取れた印象がある)
◆地母神の封印と八十禍津日神
東征によって抑圧されていった日本各地の個性のほかにもう一つ抑圧された日本の個性があるかもしれない。
それはどこの国にも存在していた「地母神」。
古事記に出てくる日本の地母神イザナミもまた、抑圧されてしまった日本の地母神の一つである。古事記によると、彼女は夫イザナギとの間に火の神を生んだ時の火傷で死に、地下の黄泉の国(冥界)に住むことになった。そのとき以来、彼女は本来の姿を歪められてゾンビの様な姿になってしまった。黄泉の国へ面会しにきた夫イザナギがその姿を見て嫌悪と恐れを露わにしたとき、彼女は怒り狂うゾンビ鬼女になってしまった。イザナギは一目散に逃げ、歪んだ姿のおぞましい彼女が地上に「表面化」しないように、地上と黄泉の通り道を大岩で塞いだ。こうして日本の地母神である彼女は、黄泉の国という名の無意識領域に一層厳重に封印(抑圧)された。
その後イザナギが黄泉の穢れを清めるために禊を行った時に生まれた神々の一部がアマテラス(=日本のトーテムである太陽の擬神化キャラ)とその荒魂である八十禍津日神である。いわば、日本のトーテムを司り皇室神道最高神のアマテラスは、己の国の地母神が抑圧された状態で(むしろそれが原因で)生まれたのだ。心理的に例えると、生まれた頃から心理的抑圧(神経症の原因)を抱えていたようなもの。神経症の症状が出ると、アマテラスは荒魂化するようだ。
古事記が編纂された時代、日本は既に個性の抑圧が始まっていた。その頃には地母神信仰が根付いていた頃よりも男性性の強い社会になっていたのだろう。
(男性的世界と地母神の再会3を参照)
◆地母神に仕えるウサギ?
ここで、件の衛星画像に出てくる「お供のウサギ」を思い出してみる。ウサギは、地母神と同じく多産と豊穣のシンボルにもなっている動物だ(月にいるウサギが餅をついてるのもそういう背景ある?)。福島県には早春に吾妻連邦の残雪がウサギのような形になって苗代に種をまく時期が来たことを告げる「吾妻の雪ウサギ」という現象がある。「我が妻の雪ウサギ」ってところか。豊穣を意図して種まきの時期を伝える地母神。ウサギはさしずめその使者って感じか。
個人的には、封印された日本のアニマ(吾妻=わが妻)のお供がウサギなのは、すごくしっくりするのだ(妄想)。
次回、千年前に「抑圧された日本の個性が歪んだ形で表面化・暴走」したような事例について妄想する。
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