古い時代が作った恋の強迫観念?
※以下はある事例に対する個人的な印象を断片的に述べたものです。全ての人に当てはめて語られたものではありません。
あなたは大丈夫? 男性が幻滅した「女を捨てていると感じた瞬間」
↑占いのお客様の中にもいわゆる「女捨ててる」と見なされそうなタイプはおられるけど、この記事を見ても素で「(一般的な礼儀作法は別として)自分の性別を意識するかどうかは人の勝手だ」と思った自分がいる。
文体が妙に強迫観念めいた記事になってるのは、モテたい人を対象にしたメディアの記事だからか。まあモテたいならある程度気を使うだろうけど。
今は「干物女」などという単語も生まれるほど恋を意識しない生き方する女性が増えてきた。 背景の一つとしては、普段から常に「女」であろうと意識して生きることへのメリットが低下してる時代になったからかと妄想した。
自分の性別をとりたてて意識するかしないかは、かなり社会的な影響が強い気もする。
今はとっくに恋や結婚が物理的な生存戦略になりえた時代じゃない。 女を意識するメリットが低ければ意識する人数も減るのかも。
モテることがさほど生存戦略を有利にする時代じゃないってことは、モテない(モテようとしない)ことに生き残れない不安や惨めさを投影・同一視しなくていいってことでもある。「女捨ててる」とされるライフスタイルに対して「人生を放棄する自殺行為」なんて思わなくてもいいということでもある。
投影・同一視ゆえの強迫観念に突き動かされて、それだけのためにモテようとする(相手は強迫観念解消のためだけの道具)必要はないかも。
(何も既に終わった古い時代の発想に縛られなくていい)
誰か好きな人がいる場合とかは別にして、単に不安を解消するためだけのモテ努力(婚活含む)は目的意識が本質的にズレているからモチベーションを保ちにくい。
(これだと本来望んだ努力ではない。本当の望みは己を縛る思い込みの不安を抜け出すことなわけで)
方向性や目的意識がズレた努力は、力尽きると反動で逆方向に針が振れることがある。一種のリバウンドだ。
学生時代の頃から、今までバリバリに女を意識して努力してた人が急激にシンプル化(今で言えば干物化?)していったり極度に女を捨てた状態へと変化したケースを何度か見たが、そのうちの何割かは自分の本心を理解しないまま目的意識のズレによるリバウンドを起こしてる人だったりした(全員がそうだというコトではなく)。
人間の無意識奥深くには、自分の幸せにぴったりなデザインをした自分だけの運勢を作る機能がある。それはまるで、自分のために洗練されたデザインで作り上げられた最高品質のオートクチュールみたいなイメージ。 たった一人のその人のために、無意識の非常に深い所が愛情をこめて作り上げた、本人だけが心地よく着こなせる世界でたった一つのもの。
人間はその機能を眠らせたまま表層意識だけで時代や歴史や恋(あるいは人生)を紡いでいく傾向が大きかった。
今もその機能が眠ったままの人は多い。表層の目的意識と本心がズレていて気づかないままでもその機能は起動できないことがある。眠った状態を少しでも目覚めさせたくて、無意識の視点から見た自分の本当の幸せを理解したくて、ズレ(歪み)を少しでも減らしたくて、人間は色んな開運法や哲学を考案してきたのかも 。
今までは眠ったままのチカラ。自分だけが本当に着こなすことのできる封印された幻のオートクチュール。
これからはどうかな?
自分の望みを正確に理解するのも一つのカギになる。
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