チリ鉱山作業員救出劇がグノーシス的に見える?
ちょっとした偶然:
落盤事故が起きたチリのサンホセ鉱山の語源は、労働者の守護聖人である聖ヨセフから来ている。奇跡的に助かった作業員達は聖ヨセフの守護を貰えたのかも知れない。
聖ヨセフは「グノーシス」を達成したといわれているあの救世主の養父(嫁が処女懐胎で息子を生んだので養父扱い)である。十字架にかけられた息子が「復活」した年齢は33。死の淵から生還した作業員の数も33。救出の掘削に要した日数33、最初の一人が救出された日付10.10.13の合計、33・・・
(因みにチリ大地震が起きた時報道された町コンセプシオンは処女懐胎が語源。チリの二大事件には何故かマリアとヨセフの象徴がそろう)
※ここから下は根拠のない妄想。元ネタ分からない人はスルー!
チリの落盤事故で地下に閉じ込められた作業員達は、グノーシス主義なら「悪の世界」、デミアン(または少女革命ウテナ)で言うところの「卵」に閉じ込められた我々に見えた。或いは、タロットの「塔」の中に幽閉され塔の崩壊前に外へ脱出する人(崩壊して初めて強制的に出される人ではなく)でもいい。
かつて物質的な形を超えた広い世界(又はグノーシスで言う霊的故郷プレーローマ界)にいた我々は、いつの間にか顕在意識が認識出来る狭い視野の範囲に己を閉じ込めてしまった。 そして、広いの世界とのつながりを遮断してしまった。その結果、遮断され顕在意識の範囲外になった己の多くの部分を無意識の領域に抑圧し、己の本来性を忘れ去ってしまった。ここに悪の世界、卵の内側の世界、「塔」が発生する。多くの者は己が広い世界から遮断され本来性を失い狭い世界に閉じ込められていることすら忘れている。
本来の己を再び取り戻し故郷の広い世界に復帰するには、それらの真実を「グノーシス(認識)」すること。己を顕在意識が認識出来る狭い視野の範囲を越えた外の広い世界に解放すること。卵を孵化させ顕在意識の殻を破り卵の外の世界へ脱出すること。村上春樹のスピーチ風に例えるなら、卵のまま壁に体当たりするのではなく、卵から孵化して羽ばたき壁のはるか上を飛び越えること。
「グノーシス」すると物理的な形の世界を超えるので、「死」を超えることになる。 これをグノーシスの世界では「救済」と呼ぶ。これは仏教の世界でも「救い」とか「悟り」とかに分類できそうだ。
かつていた広い世界から遮断され、地下の限られた世界に長いこと閉じ込められて、本来のライフスタイル(直訳的には命のあり方)を抑圧され、そしてそこからの脱出を待つ作業員。彼らが待つ「救助」をイメージ的にグノーシスの「救済」そっくりに見えてしまう今日この頃。彼らが乗る救助用のカプセルの名前が死を超えた鳥「フェニックス(不死鳥)」であるのも私の妄想を煽ってしまう。
(『卵』は不死鳥の卵だったんだ・・・ついでに頭の中でかごめ歌まで聞こえて来た・・・)
グノーシス主義略説
チリ鉱山救出劇とUFO目撃事件
画像:W.T.ホートンの「脱出」とO∴H∴の「塔」
« 【動画】人間を楽器に例えた恋の話 | トップページ | チリ鉱山救出劇と世界のUFO目撃多発現象 »
「ニュース」カテゴリの記事
- 2年前書いた薬物関係の妄想が;(2025.05.20)
- 印パの変動と奇妙な偶然(2025.05.03)
- 大船渡の火災と奇妙な偶然(2025.03.12)
- 悠仁様の進学に奇妙な偶然?(2025.01.28)
- ロシア語で考えてみた(2024.11.24)
「不思議な話」カテゴリの記事
- 安倍氏暗殺犯の霊視とジョセフ・ナイ氏の偶然(2025.05.08)
- 印パの変動と奇妙な偶然(2025.05.03)
- オカルトな覚え書き(2025.03.26)
- 大船渡の火災と奇妙な偶然(2025.03.12)
- 悠仁様の進学に奇妙な偶然?(2025.01.28)
コメント