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2010年6月14日 (月)

はやぶさの「死」に神秘を見出してみる

小惑星イトカワを探査する惑星探査機「はやぶさ」が数々の故障やトラブルを抱えながらも波乱の長旅の末に地球に帰還。イトカワのサンプルを入れた(かもしれない)カプセルは上空で切り離され、偶然にもアボリジニの聖地に落下。使命を果たした機体は地球の空に燃え尽きた。これが妙に日本人の感傷をかき立て、はやぶさを萌えキャラ化して最期をしのぶ人も出たくらいだ。「命を懸けて役目を終え散っていく感動的な話」と受け取るか、「用が済んだら使い捨てにされる可哀想な話」と取るかはその人次第。日本にはかつて探査機と同じ「はやぶさ」という名前の戦闘機があり、それを作った技術者の一人が小惑星と同じ名前の「糸川さん」だった。この戦闘機は大戦末期には特攻機としても多く使われ、乗組員共々探査機同様の運命を辿っている。目的は全く違うが不思議な運命の繰り返し・・・

今回も個人的なオカルトマニア視点を使って探査機「はやぶさ」に思いをはせて見た。
ハヤブサはエジプトで天空の神ホルスの化身。ホルスに対応する元素が大気と火なので、大気圏で燃え尽きた
「はやぶさ」にはぴったり。
また、13という「死」を意味する数字の日にはやぶさが「死んだ」のは意味深。その死に方もオカルト的死生観を象徴している気がする。
はやぶさ、最後は燃えることで物質からもとの元素の状態へと解放され、地球の大気と溶け合うことで地球と一体化。物質としての体がなくなった後も目に見えぬかたちで地球と共に(または地球として)生き続ける、と言えなくもない。(千の風に~♪)。
(死後は地球の大気になってうんぬんとかいうセリフのある漫画が昔あったな・・・)

「はやぶさ」を人間の顕在意識に置き換え、地球をユング心理学の「セルフ」に置き換えると、オカルト的な「死」のイメージに近い気がする。以下妄想。
・・・独特の機能を持つ顕在意識がセルフから分化し、無意識レベルの回線でセルフと繋がりながら地上世界で人生の旅路を行く。人生の旅を終え、様々な経験(データの蓄積)をした意識は顕在意識の姿(セルフから分化した状態)を解いてもとの状態に戻っていき、セルフと一体化し「魂」という形で生き続ける。セルフ(魂)が獲得した経験データは何らかの形で生かされる。いつか魂の一部は再び分化し、どこかで「人間」になるかもしれない・・・

オカルトの世界が言うように、死んで体がなくなった後の人間は、形を変えてどっかで生き続けるんだろうか?

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