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2009年2月 2日 (月)

浅間山噴火と龍脈

※あくまで占い師個人の視点です。 (リンクは右クリックで別窓)

 

浅間山が今朝夜明け前に噴火した。朝起きると灰が私の家(都内)まで降ってきて、自転車の座席がうっすら白かった。念のため洗濯物は軒下だけに干した。
浅間山は、風水で言うところの「龍脈」が通っている場所だ。風水の「龍脈」とは、いわゆる大地のエネルギー「気」が強く流れる場所のことを表す。最近は日本でも開運目的で風水が流行っている。
「気」・・・肉眼では見えないが、肩こりを治すなどの治療効果があったり(私の地元にも気功施療院がある)、手を触れずに人を動かしたり、運気を良くしたり・・・いろんな使い方がある。龍脈が多く集まる地であり、風水の盛んな香港では、ディズニーランドの入り口を風水上の理由で予定より12度ずらしたほどだ。
また、風水によると、大地に流れる龍脈の様子を見ることで、その国の運勢を見ることが出来るのだという。地震や噴火は龍脈の乱れによって起きるとされ、「龍脈の乱れは運気の乱れ」とばかりに大昔は地震や噴火があると為政者達がおまじないをしていた。日本でも奈良時代辺りに風水の元型のような思想が伝わっていたという(遣唐使が大陸から持ち帰ったのだろう)。これは後に陰陽道へと発展した。

去年3月、チベット動乱発生の丁度一週間後の同じ曜日にチベット自治区とウイグル自治区の境界にある山脈で大きな地震があった。震源地は「崑崙龍脈」と呼ばれる地域にあり、ここから大きな龍脈が発生し、途中で3本に枝分かれして中国大陸を覆っている。理論上、崑崙山脈の地震は中国の龍脈の源で発生したことになる。龍脈の変化がその国の運勢に影響するのであれば、それが中国の場合どのように影響したかはご存知の通り。
とはいっても、龍脈の乱れで国の運勢が乱れたとしたら、それはその国に長い間隠されていた様々な問題(改善すべき点)が龍脈の変化をきっかけに表面化したということでしかないのだろう。問題点が明るみに出てハッキリした分、分析も対処もしやすい(ピンチはチャンス)。逆に、大きな問題を抱え込んだまま放置していなければその国の龍脈上で何があろうが運勢には悪影響は無い。大事なのは「日ごろの行いや心がけ」であることは、人間も国も同じではないかと、占い師をやっていて感じる。
話を元に戻すと、日本の龍脈で浅間山より有名なものは富士山から東京(皇居)に向かう龍脈。東照宮のある日光も有名だ。徳川家康も風水に通じており、幕府を江戸に置いたのは伊達じゃない。江戸の周りには風水的理論に基づいた神社仏閣を建てている。幕府の運勢が龍脈の恵みを受けられるようにして権威を強くするためだ。けれども、それとて完全なシステムではなかったことは皆さんご存知の通り。
日本の龍脈の上にある浅間山の噴火。日本は「日ごろの行い」から見ると龍脈が少々乱れた程度で今後の運勢に影響が出・・・(コメントは差し控えます)

 

香港じゃディズニーランドも風水 ウイグル自治区の動乱と龍脈

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