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2009年2月10日 (火)

不安の正体をさぐると・・・

※あくまで一占い師個人の見解です。

 

自分の心が作り出した不安(妄想)に惑わされて冷静な思考や判断を妨げられ、占いにすがる人達が古今東西沢山いる。あのエジプトの女王クレオパトラもそんな感じで、最後の方は占い依存症だった。カルトはそんな人の心理に容易につけこんで高値のツボを買わせたり洗脳させたりする。
人は自分の中に内なる不安感を持っていると、それを外部のさまざまな物事にそのつど投影し、「これが自分の不安なのだ。これさえ解決すれば不安はなくなる」と勘違いして、「にせの不安」を「本当の不安」と思い込むことが多い。「にせの不安」をひとつ解決しても再び際限なく不安の口実を作ってしまう。そのため、「毎回似たような不安を持ってしまう」ことが多い。それで占い依存症になる人もいる。ひどいと不安が作り出した強迫観念のために理性や判断力を失ってしまうケースも。とりあえず、毎回似たような不安を繰り返す場合は、「内なる不安」を抱えている可能性が高い。その場合、その時々で発生する不安の具体的な形には目を向けず、自分の不安感の共通点を探ると○。
例えば・・・

人に愛されているかどうか不安(恋の不安含む)
願いが叶わない(絶望する)ことへの不安 (出会いや復活愛含む)
他人からどう見られているか不安 (嫌われ不安含む)
自分が失敗しないかどうか不安
自尊心を失うことへの不安
仕事への不安
家庭内の不安
突然災難が起きるのではないかと不安
不注意によって取り返しのつかない結果になる不安
恥をかいてしまう不安
被害を受けるのではないかという不安

際限なく似たような不安感が浮かんだり悪い想像が頭を離れないのは、内面の不安感を外部に投影していることに気づかないから。外部に投影した結果生まれた今回の不安が生まれる前から、同じ不安があなたの中に存在していたかもしれない。そのことが不安になる前から、あなたは既に不安を抱えていたのではないだろうか

どんなに不安を感じていても解決のために事実確認をする意志が持てないのは、「本当はその物事を不安になど思っていないから」というケースが多い(現実逃避の場合を除く)。 タロットなら剣の9が高確率で出る。
外部に内面の不安感を投影しているだけなので、「何が不安なのか」の答えは別にある。
では、本当は何が不安なのだろう? 「本当の不安」を見つけることができれば、自分が外部に投影した具体的な「にせの不安」にいちいち振り回されることなく冷静に「あ、本当はこれが怖いわけじゃないんだな。じゃ少なくともこれは心配しなくていいや」と思うようにもなれる。不安のために本来なら出来ることややりたいことを出来なくさせてしまうことも無くなる。人によっては、本来の自分を封印する必要さえなくなるかもしれない。

◇不安の正体をさぐると・・・
まず、仮に自分が抱える具体的な不安や具体的な悪い想像が実現してしまった場合、どんな気分を抱くだろう?怒り、悲しみ、劣等感、不信感、不条理、罪悪感、後悔、尊重されていない気分、自己否定、寂しさ、絶望、失望、死の恐怖、喪失感、自分を見失った感じ・・・その時気分は人それぞれだろうが、共通して言えるのはそれが心に秘められた何らかのネガティブな感情だろうということ。そしてその「内なるネガティブ感情を恐れる心」が内なる不安感の正体。であり、今回の具体的不安の原因だったりするかも。正体と原因。それらを「不安が実現した場合」という仮の想像でなるたけ突き止めておけると○
人は時に、「内なるネガティブ感情が発生する」という結末の設定で不安のシナリオを作ることがある。例えそのシナリオが、かなり無茶な展開であったとしても、そのシナリオに固執することがある。

内なる不安の持ち主が毎回作り出す(毎回外部に投影する)具体的な不安のパターンに共通点があるのは、不安が特定のネガティブ感情をもとにして作られているためかもしれない。
不安因子を数種類持っている人の場合、不安パターンが数種類あるようだ。どれも不安因子がどんなタイプの感情かを突き止めておくと、投影に振り回されにくくなる。 不安因子となるネガティブ感情がどこから来たのかは千差万別。本人の体験が抱えているものだったり(その場合は過去にさかのぼってその感情が発生しなかった展開をイメージし、その場合自分はどう生きどんな人になっているかを仮に想像すると○ そのイメージ上の自分が解放を待つ隠された自分を知るヒントになることも) 、あるいは自分より前の世代の、遺伝子に記憶されたものだったりすることもある。時には民族レベルで刻み込まれたトラウマということも(イスラエルはガザ地区を攻撃したときそのトラウマに振り回されて暴走してしまったように見える)。

何が内なる不安の原因であれ、それを外部に投影し「にせの不安」に基づいた行動に自分を駆り立てないであげるのが重要。不安が動機になっている発想や行動は、結局不安を強調してしまうのだ(占い依存症も然り)。内なる不安を外部に投影してニセの不安を捏造した結果、「不安だから本当はAにしたいけどBで我慢しよう」「何かを心配していないと不安だから何とかして不安材料を探そう(不安の投影対象を探そう)」「不安を紛らわすためだけに本当はやりたくないことを無理してでもやらなくちゃ」などと判断してしまうのはとてももったいない。 ニセの不安に振り回されるなんてもったいない。本当はそのことを不安がってなどいないのだから。

もしもその不安がなければ、自分はどう判断していただろう? どんな考え方やどんな希望を持つだろう?

(もし自分の中に不安因子になりうる「内なるネガティブ感情」が大きすぎてお困りなら、カウンセラーなど専門家に相談してみてもいいと思う)

 

占い依存症チェック

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