大学祭08
今年も学祭の季節。恒例の占いに出かけた。学祭では以前、「ドラッグクイーンのショウ」や「ブタの丸焼き」というイベントが行われたが、今年は「生きた鶏をシメて料理する」というイベントがあった。
当日通りがかった皆さんは肝を潰されたかもしれない。私も驚いた。写真はちょっとグロい光景なので別窓にした。
まず、鶏の足を縛ってさかさまに吊るしておく。頭の方に血を集中させて血抜きをしやすくするため。
次に、下にバケツを置いて少し吊るしておいた鶏の首を切り落とし(引っぱってねじるのがコツとか)、そのまま首から血が抜けていくまで放置。
そして沸騰した湯に浸し毛穴が動かなくなる程度に表面的に熱を通して毛を抜く。
最後が解体。内蔵と足を取り除く。
鶏は、逆さまにされた時点で観念(?)して動かない。鳴かない。非常に静かなもので、家禽として何世代も繰り返された運命は、本能にある種のプログラムを与えたのかもしれない。あるいは集合無意識か。
生首の死に顔は静かに目を閉じていて恨みや未練や執着ぽいものは見受けられなかった(鶏の表情がわかるとはいわないが)。そういえば「肉屋が鶏の霊に祟られた」という話は聞いたことがない。「霊感のある人がケン○ッキーの前で鶏の霊と遭遇した」という話も聞かない。動物は、自分を捕食した相手を恨むのだろうか?
よほどのことでない限り、「殺されたら化けて出る」のは人間だけなのかもしれない。
逆さに吊るされた様子は、タロットカードの「吊るされた男」を髣髴とさせる。
カードの意味は「尊い犠牲」。
私も毛抜きを手伝った。鶏肉は丸ごと圧力釜で「サムゲタン(中にお米)」
という料理を作ったり七輪で焼き鳥にしたり、鶏がらスープを作ったり。素人がシメたので肉はやや硬かったが、手羽先とレバーがおいしかった。いい出汁が出ていた。
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