国宝仏像の手相を占ってみた
上野の東京国立博物館で平城遷都1300年記念の「国宝 薬師寺展」が開催されている。その目玉展示が日光菩薩(右)と月光菩薩(左)。これらの仏像にも簡単ながらちゃんと手相がある。大昔にこの仏像を掘った人が自分の手のひらを参考にしながら彫ったのだろうか? それとも当時「理想的な手相」というものがあったのだろうか? 高僧の手相だろうか? 案外時の権力者の手相の写しだったりして。
今回はその二体の仏像の手のうち、「OKサイン(迎合印)」にしている側の手から手相を読み取った。月光菩薩は左手、日光菩薩は右手だ。多分「OKサイン」している方が両者の利き手だと思う(私は基本的に利き手の手相を見る)。実際の手の画像は薬師寺展の公式サイトを参照。以下がその鑑定結果・・・
月光菩薩:
集中力は高い。基本的にノリと勢いで進んでいくタイプ。波に乗るとすごい効率で物事を進められるが、コツコツとコンスタントに進めるのは苦手。気まぐれなのかも。論理タイプというより直感タイプ。申し分の無い生命線。人と交流するのが好きで頭の回転は速い。人の気持ちを感じ取るのが上手。柔軟性があり、やや周囲から影響を受けやすい。時々ロマンチックに自分の世界に浸ることも。たぶん運動音痴。腎臓が強い。肝臓も少し強い。控えめな性格だが陽気。慈悲深い。おっとりしたアーティストタイプ。
日光菩薩:
集中力が長続きするタイプ。融通が利かず不器用。うそをつくのが苦手。やや心配性。直感力は豊か。月光菩薩よりは運動神経がいい。ちょっと冷え性。繊細さと豪快さを併せ持つ。型に嵌められることを好まず、自分のペースを維持することを重要視する。月光菩薩が「空気は読むもの」としているなら、日光菩薩には「空気は作るもの」という発想が優勢か。月光菩薩より消化力が高い。慈悲深く、面倒見がいい。月光菩薩より若干生命線が長い。行動力があり、積極的。開拓精神がある。好奇心もある方。実直な職人タイプ(もしかすると日光菩薩の作者は当時の職人集団の親方格の人かもしれない)
二体の手相は占星術で設定されている太陽と月の性質とも一部似通っている。もしかするとシルクロード経由で占星術的な惑星の概念が当時既に奈良へ伝わっていたのかもしれない。
手相を読んだ結果には賛否両論あると思う。基本的に、自分の中のイメージを大切にして欲しい。「菩薩」の本質は人の作った金属の構造物ではなく、精神性にあるのだから。
「せんとくん」に手相があったらぜひ見て見たい(笑)。
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