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2007年10月 8日 (月)

容姿・劣等感・個性1

※以下は占いを通した個人の仮説です。

そのコンプレックス、本当に「容姿」のせい?

占い師なので、老若男女から様々な恋愛相談をよく受ける。
たまに、若い女性を中心にこんなことを言う人々がいる。それらの話を要約すると・・・
その1:「私は自分の容姿がコンプレックスで自信が持てず、この歳になっても異性と交際したことが無い。その事実が更に自分へのコンプレックスを重ねてしまうのですが」
その2:「容姿への劣等感で積極的に出会い探しをすることが出来ない。私が出会いを得る日はいつですか?」
その3:「異性から愛されれば劣等感が癒されて自信が持てるのですが、ブスには一生無理でしょうか?」
・・・悩みがこれら3つの複合型になってる場合もあるようだ。
人間、見た目が「美しい」とされるのは一生のうちでホンの僅かな時間で、そんな不安定なものをコンプレックスが作れるほど自分の価値や幸せや自尊心のよりどころにするのはとても怖いことなんじゃないかと思う。年月と共にどんどん自尊心が下がっていきかねない。恋愛に置き換えるなら、「人」ではなく「視覚情報」に恋し、それに基づいて人生設計をしてしまいかねないわけだ。自分の幸せと(生きる)価値や可能性が分からないから(=自信がない)こそ、信頼できない不安定なものをよりどころにするのかも(何をよりどころにしているかでその人の自信の度合いがわかったりするのだろうか?)。
1~3までの話を詳しく聞きつつ占うと、大概は本人のコンプレックスは容姿のせいではないと出る。むしろ、自分にとっての自分の価値が何かを見つけられないために自分で自分を貶めてしまい、根拠のない劣等感を作っているのだが、それに気づかずに劣等感の原因や理由の説明を目に付く判りやすい所(例えば容姿、学歴など)に求めてしまっている暗示がでる(その場合、例え容姿や学歴が変わっても劣等感は残るかも)。そもそもモトとなる劣等感がないと、自分の何かを口実にして自分を貶めるという発想が湧かないかも。1~3までの場合、「容姿」を自分を貶める口実にしている感じ。それが高じて行き過ぎたダイエット、または美容整形(例:マイケルジャクソン)に走らせることもあるらしい。行き過ぎたダイエットとは逆に、劣等感によるストレスが過食を誘発して太ってしまうケースもある。そんな時は体重や脂肪をとる前に根拠のない劣等感をとった方が良さそうだ。それが肥満や過食やダイエット失敗の原因だから。
なもんで、「太い体型は恥ずかしい・みっともない」という風潮は、ダイエットブームと同時にダイエットが失敗する現象を流行らせている気がする(実際にその方が儲かる。色んなダイエット法で商売できるから。自尊心や人格の形成が未発達な子供や若者達に劣等感を植え付けると、特に儲かる)。
もしも自尊心や人格が育ちきっていない子供や若者達が、「容姿を恥じること」と、「自己の存在そのものを恥じること」の区別がつかなくなっていたとしたら? 

本来、一人一人異なる可能性を秘めた別々の人間同士を比べて絶対的な根拠のある優劣をつけること自体が不可能な作業なのだが、いわゆる「多数決」に弱い日本人は目に付く所にコンプレックスを投影しやすいのかもしれない。「自分にとっての自分の価値」はそっちのけで世間の多数が好む条件や世間の好む価値観(世間から見た利用価値)だけに忠実な余り、そこから外れていると疎外感や劣等感を持ったり、逆にそんな人間を馬鹿にする性質は、いじめ問題にも関わっているのだろうか。昔ながらの全体性を重んじる気質は、使い方次第で平和に助け合うことも出来れば、他人や自分を死に追いやるまで貶め虐げるような使い方も、出来てしまう。
時には、劣等感を外見や世間体や風潮などの「外部」に投影せず、劣等感のおおもとの材料になっているネガティブな感情と直接向き合うことが必要になるかもしれない(これは優越感や不安感にも言えること)。

コンプレックスを持っている人で「いい恋愛をしたことがない」という場合は、恋の理想が自分の本当の好みではなく(実際は根拠のない)コンプレックスに基づいて作られているので、異性を見る目や判断が曇ってしまい、自分を本当に幸せにする恋を選ぼうとはしていないこともある。 劣等感に根拠が無いので、それを材料に作り上げた理想や幸せの形にも根拠が無い。以前そんな小話を書いたことがある。「コンプレックスを持っていなければ興味が無かった」ものを追い求めていないかどうか・・・

理屈や頭では分かっていてもなかなか取れないコンプレックス。それを癒すには、「私は劣ってない」「私は優れている」と無理やり表面的に思い込むよりも、そこから頭を離して自分の好きなこと、得意なこと、興味あることを探して実行する事を繰り返しながら、自分にとっての本当の喜びや幸せを知る方が良さそうだ。例え他人と同じ事をしていても、そこから感じる喜びは自分にしか味わえない唯一無二のもの。自分にしか味わえぬ喜びを作り自分に充実感を与えることができると、自己評価は上がる。それは、自分を知ること、自分の個性が秘めた幸せの可能性(=自分自身にとっての自分の価値や使い道)を見つけることでもあるんじゃないだろうか。昔の人曰く「汝自身を知れ」
じゃあ、最近注目されている「個性」って何だろう? 
自分の個性は、どこにあるのだろう?

つづく

「必要とされる」必要が無い
人間を楽器に例えた恋の話
True Colors
短所含めてありのままの自分を愛して
不安の正体を探ると・・・
コンプレックスをバネに・・・?

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