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2007年10月12日 (金)

容姿・劣等感・個性2

※以下は占いを通した個人の仮説です。

自分を幸せにする素質・能力≠他より優れた素質・能力

日本でもいわゆる「個性を持たなくては」「個性を大事にする」「これからは個性を伸ばさなくては」 という風潮が出てきている。これ、時々「自分にしか持てない特別な素養を持っていなければ」とか「他人より何処か一つでも優れている所がなければ」という勘違いから、「自分の中に人と違う特別な素養や他より優れた部分がないと幸せじゃない」という勘違いを生んでしまうことが時々ある。これもある意味「個性のはき違え」だと思う。ヘタをすると自分の個性がいつまでもわからなくなりそうなこの勘違い、やっぱり多数決に弱いからなんだろうか?
そんな根拠のない履き違え・勘違いが、「私は他より優れた能力は一つもないし容姿も悪い。特別なところも無い。私には何のとりえも無い。だから私は人より劣っている。だから人並みの幸せは得られないのでは・・・」という根拠のない不安や劣等感を作りやすくするのかも。

仮に、「自分にしか無いもの・自分にしか出来ないこと・他人にはマネできないこと」を「個性」とするならば、それは極論すると「自分の人生を作ってゆくこと」や「自分の喜びや幸せを作ること・感じること」になるのかもしれない。これは他人が肩代わりできないから。自分の感じる喜びは自分にしか味わえないから。そこがうまく行けば、ゆくゆくは「自分の価値観を作る」ことにも繋がるのだろう。自分という存在が持つ可能性を愛し、望んだ時、容姿や周囲の評価や多数決や他者(時には恋人)に依存しない「自分の自尊心(劣等感に変化しない自尊心)」を作ることに繋がるかもしれない。これもある意味「個性(の可能性を)伸ばす」と言えるのでは?
その1の最初の話に出た2:「私が出会いを得る日はいつですか?」は「私が自分の自尊心を作れる日はいつですか?」かも。3:「異性から愛されれば劣等感が癒されて自信が持てるのですが」は「異性」を「自分」に置き換えてみればいい。
例え誰かがあなたに価値を見出し愛したとしても、あなたがそれを喜んで受け入れ同意しない限り、愛される喜びは生まれない。例え周囲が自分をこき下ろす価値観を持っていても、自分がそれに同意しない限り、劣等感は生まれない。

容姿に悩んでいなくても、「愛したい」より「愛されたい」が非常に強い人の場合は3と共通する心理がカードに出る。「恋人に愛されることで自分の価値を証明し、自尊心を維持したい」心理が人並み以上に「愛されたい」という気持ちに関わっていることをカードが示した例が結構ある。そしてその場合、振られたり恋人がいない時期になったりすると、否定された気分になったり自信をなくし得体の知れない不安を感じやすいようだ。「自分を見失ってしまったような気分」とも表現できるだろうか?  
多分、「自分(の個性が)わからない」状態だとコンプレックスの「モト」となる劣等感を持ちやすくなるのかもしれない。自分の存在が持つ可能性を知ることや、それを愛し必要とすることが出来ないでいるわけだから。
同じく、かつてある程度自分の個性を知っていたのに何らかの理由で「個性を見失った(自分を見失った)」状態になった場合でも、自分の価値を認識・識別するのが困難な状態に陥れば劣等感が生まれやすいかもしれない。

結局、自分がわからないことで自覚できない自分の価値を、誰かに保証してもらいたい気持ちが、「恋人(自分の代わりに自分を愛してくれる人)」や「他人より優れた部分」を探し求める気持ちに繋がっているのかも。「自分が分かってくる」ということは、自我の発達とも深く関わっているようだ。そういえば昔のエライ人が言った。「汝自身を知れ」

恋愛の場でも、「個性」は大きな意味を持っている。次回は容姿に限らず異性から見て魅力的に感じる人の個性。特に、人の個性が持つ女性的・男性的な要素に出来るだけ迫って書いてみる。

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