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2007年5月18日 (金)

占い依存症のこと

旅行記の途中だけれど、閑話休題。
ずいぶん前にさらっと触れる程度に書いただけで、常々思っていたけれど本格的には上手くまとまった形で書けなかったことがある。それは、「占い依存症(占いジプシー)」についてのこと。今回の旅行が終わってからは何となく書けそうな気がしているので、書いてみる。

これから書くことは、長いです。それだけ複雑な問題です。しかし、占いを利用する皆さんに、占いを利用する前に読んで頂きたいことでもあります。
占いを有効に使っていただくために。決して占いを自分の新たな問題のタネにしないために・・・

◆例えば、相手の気持ちを占う前に・・・
「相手の本当の気持ちを教えて欲しい」という理由で占いをしに来る場合。一見何の問題も無いありがちな相談内容に見えますが、実は落とし穴だったりします。相談者にとって疑問の解決にはどこかで必ず事実確認が必須であるにもかかわらず、相談者が「事実確認を取らずに占いだけで済ませたい」と意図している場合、もう一度よく考えた方が良いのでしょう。それが、起こりうる危険を防ぐことにもなるからです。
仮に、「相手の気持ち」が知りたい場合。「気持ち」を本人以外の人間から聞き出すだけで、自分が安心したり納得したりできるかどうか、です。相手の気持ちがわからなくて不安だったり、イライラする気分が、占い「だけ」で解消できるでしょうか?(相手とのコミュニケーション不足、事実確認の不足が原因の悩みなのに?)

例えば、「相手は自分のことが好きではないのかもしれない」という不安や疑惑を持ったとします。その不安や疑惑を「確かめるために」占いに頼ったとします。鑑定結果が「その疑惑や不安はあなたの取り越し苦労で、依然として相手はあなたのことが好き。」と出れば、少なくともその場は安心できるかもしれません。「自分の勝手な想像で取り越し苦労したお陰でお金を無駄遣いしてしまった」と苦笑するかもしれません。喜ばしい鑑定結果が出た場合、実際に相手と向き合って事実確認を取ったわけではないけれど、「占いで事実確認が取れた」と思いこむことが出来る人もいるでしょう(それが落とし穴です)。

事実確認には2種類あります。一つは「相手と向き合って確かめること」。もう一つは、「自分と向き合って確かめること」。本当に「占いで事実確認が取れた」場合。それは、占いを通して自分と向き合った末「あ、やっぱり自分の思い込みだった」と気付いた時です。自分に対する事実確認です。妄想の証拠は自分の中に。そして、妄想の原因となった「内なる不安」の正体も、自分の中に・・・

◆現実から逃げると解決しない
さて、占いによる鑑定結果が「相手はあなたのことが好きではない」とか、「相手はあなたを都合よく利用する気でいるだけ」というように出てしまったとします。不安やイライラは解消できるでしょうか? 「この占いで事実確認が取れた」と思える人は、すでに自分の中で確信や実感めいたものがあるか、すでに自分が相手に愛想を尽かしているわけでも無い限り、あまりいないでしょう。占いで芳しくない結果や実感が持てない結果が出た場合、「この占いが外れているのかもしれない。やっぱり実際に確かめよう」と思い、実際に相手と向き合って確かめられればいいのですが、「実際の確認をしない代わりに」占いをしに来ている場合、確認する代わりに(実際は代わりにならないのですが)別の占い師のもとに「さっきの占いでこう言われたんですけど当たっていますか?」と一番肝心な現実の確認ではなく占いの確認をしに行ってしまい、結局占いのはしごを繰り返してしまう、ということがおこりうるようです。占いの当たり外れは事実確認しないと判明しません。「当たり」が確認できて初めてその占い師のアドバイスは役に立ちます。

事実確認をしないで占いを繰り返すうちに、悪い結果が出れば不安や苛立ちは増えるし、例え良い鑑定結果が出たとしても、「本当かな?」という気持ちが湧いてきて不安や苛立ちが戻ってくると感じたことのある人もいるでしょう。それは、その鑑定結果にピンと来るような「実感」がないからかもしれません。「実感」は、そのことについて今までを振り返ったり分析できる程度のやり取りや経験があることから生まれます。「実感」が自分に対する事実確認を促します。
特に、相手についての具体的な鑑定結果に実感がない場合、それだけ相手とのやり取りが不足しているということでもあります。そういう場合は占いよりも、まず相手とのやり取り不足を解消するには何が必要かを考えることが先決です。その時、人によっては「相手と直接やり取りをする意欲がどうしても出てこない」自分に気付くかもしれません。それは、「相手に恋してる」のではなく、「恋に恋してる」からかもしれません。

相手との関係や相手の気持ちを具体的に占う場合は、占った結果を聞いてある程度ピンと来るくらいには、相手のことを知っている(理解している)必要があります。
相手とのコミュニケーション不足を抱えた状態や、「まだ相手とコミュニケーションをしたことがほとんどない(実際には会ったことがない)」状態で、予め相手の気持ちを具体的に占いで知りたいということは、「コミュニケーションをとらずに相手と無条件で親密になりたい」「生身の相手を実際に理解する気はないけれど、相手からは愛されたい」「単に一人で恋愛ごっこをしたい」という願望が裏に隠されているケースもあります。

◆「現実から逃げるための占い」は危険
「事実を確認しないための占い」ということは、「占いの当たり外れを確認しない」というのと同じ意味があります。
そんなタイプの相談者に対して、私は時々「当たっているかどうか確認できないと、いくら占いを繰り返しても不安が残りませんか?」と質問することがあります。「いや、そこまで真剣にのめりこんでないから・・・」と冷静にお答えになる方はとても多いのですが、いざ鑑定結果が自分の望みと異なるものだった場合、「そんなはずは無い」「不愉快だから鑑定やり直せ!」と荒れ始めるケースがかなりあります。
それは、「当たり外れなど関係ない。どうせ確認しないんだから、気分の良いことさえ言ってもらえれば口から出任せでも構わない」という占いを精神安定剤代わりにする心理(=依存心理)に繋がっています。

占いは興信所の調査の代わりにはなりません。自分の恋愛運を向上させたり悩みを抜け出してより良い運を作るためのささやかな応援をします。その応援となるアドバイスは、占いが当たっていることを確認出来て初めて役立ちます。確認や心当たりを持つ前に占い師の言葉を妄信しないで下さい。「心に留めておく」だけにして下さい。
占いは、相手と交流し、相手を知り、相手を理解する作業の代用にはなりません。その作業をするためのささやかな応援をします。
応援団は、選手の代わりに競技を行うことが出来ません。でも、選手が競技を成功させると非常に嬉しいので、応援しています。

◆占いをしても不安や苛立ち・悩みや疑問が解決しなかった場合
事実確認が必須の悩み事に対して、本当は事実確認をしていなければ、占いで解決しなくても不思議ではありません。例えば病気治療など、占い以外の手段が不可欠な悩みが占いだけで解決しなくても不思議でないのと同じです。この時点でどう判断するかで、占い依存症のリスクが変わってきます。
事実確認を取る意志や現状を変える意志が持てないのは、現実を切り離して良い事だけ言ってもらうことで占い師を精神安定剤の変わりにしたいからかもしれません。その場合は、占いを求めているわけではありません。
以上のような理由で占っても何も変わらない。鑑定内容に実感が持てず、納得できる答えが得られない。むしろ苛立ちと不安のストレスは増すばかり。それなら今度はまた別の占い・・・ということを繰り返すことが、占い依存症を引き起こす一因になります。

また、占い師と興信所を区別できているかどうか、自分自身に確認してください。「区別できていない」と感じたら、なぜ事実証拠の見える興信所ではなく、自分で答えを掴む必要のある「占い」に頼ったのか自分に尋ねて下さい。本音は、占いを望んでいるのではなく、不安や苛立ちを解消したいだけかもしれません。
その場合は、「こういう理由で悩み苦しんでいます。自分が不安定な状態から抜け出すために私は今何ができるのでしょう?」そう質問した方が、占い師は的確なアドバイスが出来ます。本当の目的は精神の安定であって「未来や相手の気持を尋ねること」はその手段でしかないわけです。そして、その手段は目的実現にとって適切な手段ではありません。その証拠が「占い依存症」です。不適切な手段を適切な手段だと思い込む固定観念が、問題を生むこともあります。また、どんなに不安でも事実確認をする意志が持てない場合は、本当はその物事を不安に思っていないからです。外部に内面の不安感を投影しているだけなので、「何が不安なのか」の答えは別にあります。

◆目を背けた現実の中にこそ解決の糸口がある
何も解決しないまま(解決のために必要なことが出来ないまま)、気分が晴れないまま、占いにその場限りの安心を求め(占いに精神安定剤の役割を求め)続けると、やめられなくなってしまうようです。「現実と(本人や自分と)向き合わずに占いで全てを済ませる」というやり方が適切な悩みの解決法では無いので(むしろ悩みをややこしくする方法です)、結果的には占いを繰り返す度に「不安や苛立ちがちっともなくならないストレス」だけが積もっていき、解決から遠ざかり、その結果情緒不安定になって理性を失ったり、占い依存症になっているお客様をよく見かけます。

それにまつわる色んな話も聞きます。お金が消えてゆくだけでちっとも解決に繋がらないことへのストレスをかかえ、それでも占いをする以外にどうしていいかわからず、「もはや占い師に当り散らすためだけにお金を払って占いをしている」という人の話も聞いたことがあります。
気に入らない鑑定結果を出した占い師をひどく恨んだり(良い鑑定結果に変えてもらうために何時間でも何ヶ月でも粘ったり)、例え良い鑑定結果が出ても「じゃあその占いが本当に当たってるかどうかあなたが確かめてくださいよ!」と叫んだり、時には占いのしすぎで借金がかさんで自己破産、なんていうことも本当にあるそうです。最近は占い依存症についてテレビでも取り上げられることがあるので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

どうしたら占い依存症から抜け出せるのかと自分を見つめたら、「自分の望まない現実を占い師に変えてもらいたくて(=現実逃避のために)占いをしていた」ということに気付いたケースも多いです。過去を変えられなければ現在をそっくり変えることは出来ませんが、自分次第で現状を改善し建設的な未来を作ることは出来ます。人は大昔からそうやって様々なことを解決し、立ち直り、乗り越えてきました。

◆自分を占い依存症にさせず、占いを自分のために役立てるには
では、自分が抱えている悩みや疑問の解決に占いを役立てるにはどんなふうにすればいいでしょう?
まず、最初にあげた「相手の本当の気持ちを知りたい」という場合。
それが本当の目的なのか、精神安定のための単なる手段でしかないのか、よく見極めてください。単なる精神安定の手段で相手の気持を質問している場合は、本来の目的である精神安定の方法を質問してください。
その上で、それが手段ではなく本当に自分の目的だとした場合、
「占いに相手の気持ちを代弁してもらう」という考え方はせず、「相手の本当の気持ちを自分でつきとめ、納得することが出来るために、今何が出来るか。注目すべき(注意すべき)点はどこか」といったことを知るために占いを使ってください。また、「なぜ自分は相手の気持ちが知りたいのだろう?」ということにも思いをはせてみて下さい。「この恋を有意義にするためには今何ができる?」という発想でも良いでしょう。
「相手の気持ちをいちいち疑わずに心を穏やかに保つにはどうしたらいいか?」という発想も〇。
そんな発想に立ってはじめて「相手の心を自分で突き止める意欲がない」「恋を有意義にするために実際的な努力をする意欲はない」ことに気づいた場合は、相手とのやり取りが不可欠な実際の恋愛を望んでいるのではなくこういうことかもしれません。

◆占いを上手に役立てるための基本的なコツ
占いをする前に、いくつかの準備を心の中で済ませておくことをお勧めします。
「自分が抱えている不安や疑問や悩みを自ら抜け出したり乗り越えたりするために、今出来ることや注目すべき点(注意点)は何か?」
「自分の夢や目標を叶えるために、自分が今出来ることや注意点は何か?」

といった発想で心の準備をしてから占いをすると、占いをするときに今までを振り返ったり自己分析する方向に自然と意識が向きます。そのため、そのとき出た鑑定結果に対してピンと来るような「実感」をどこかで見つけることが出来ます。そうすると、「自分に対して確認を行う」ことになるため、結果はどうあれ占いに対してある程度の納得が得られ、占いをはしごする必要がなくなります(これは、占いが当たっているかどうかについて、自分で推測する方法でもあります)。さらに注意点として、

「占い師に直接解決してもらう・直接答えや確認をとってもらう」という発想で占いをしないこと。
占いだけで全てを終わらせないこと。
「もはや事実確認が不可能なこと」を占わないこと。
「今までそのことを占って来てピンと来るような実感が持てたかどうか」を振り返り、ピンと来るものがなければ「今必要なことは現実の確認」と判断して占いをやめること

・・・どうしても現実を受け入れられない(相手と向き合えない)状態なら、「その理由や原因を知るために今何が出来るか。解決のために最も適切な方法は? ポイントは?」「消えた可能性ではなく、本当の可能性を探すには?」という発想を持って自分を見つめ自己分析することが占い依存症を防ぐコツの一つともいえるでしょうか。「自分で考えず占いに丸投げ」はNG。「占いを使ってでも自力で考える」と言う発想が〇。上手な占いの使い方は、「隠された答えと可能性に思いをはせること」から始まります。

自分自身の悩みを解決する方法は、隠れているだけで本当は自分が知っています。占い師の助言が適切か否か(当たっているか外れているか)はその隠れてしまった「解決方法」が証拠を握っています。助言を聞いて「不安」や「疑問」ではなく何らかの心当たりなど、「それはあるな」という感覚を味わったら、「答え」がサインを発している証。
占いを「精神安定剤」や「確認・解決の代行業者」とするのではなく、「レポートを書くための検索エンジン」や「心の物置から答えを見つけるために役立つかもしれない懐中電灯」くらいに思っていただくと良いでしょう。

「占いは」、その人が現実世界で自分の生命力(運勢含む)をいかに有効に発揮できるか、という観点から編み出された古くからの方法でもあると言えます。

 

※次に、占い依存症防止のための簡単なチェックリストを作ってみました。ご自由に利用してください。

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コメント

>どうしたら占い依存症から抜け出せるのかと自分を見つめたら、「自分の望まない今の現実を占い師に変えてもらいたくて占いをしていた」ということに気付いたケースも多いです。

電話占いと検索して出てくる会社はほぼどこも、霊視、透視を謳っています。体験談を載せ、前世鑑定、縁切り縁結びを謳っています。有名人は、有名人しかしらない専属の占い師・霊能力者を頼るとよく記事で出ています。

ただの占いのみの仕事をする人と、霊能力者、超能力者、前世を見通せ、オーラを見て、本人の気づけない根元的な問題を解決する手助けをし運勢の向上をつとめる、2種類があると思いますが、結局依存症になるのは、霊能力者を謳う占い会社を利用した場合ではないでしょうか。

占い会社が問題解決を謳っているのだから、他力本願になるのは当然です。それと、一般人からは「占い師」と「霊能力者」の区別はつかず、業界にいる人自体の認識も統一されておらず、
「占いとはなにか」は千差万別だと思います。
「前世」とか「運の悪さの原因は」とか、そんなのも、本人にはどうしようのない問題です。

その上で、依存症にならないための、もし依存症なら抜け出すためのご意見がききたいです。
なぜ占いそのものが悩みの種になってしまうのか、それは占いの定義が広すぎるからではないでしょうか。

投稿: stupid | 2007.10.14 13:26


>stupidさん
占い依存症になる方は霊感を謳い文句にしている場所以外でもかなりおられるようで、占い依存症にジャンルは関係ないようです。占いは第3者の立場から問題解決を間接的に手伝う技術。「占いで(占いさえすれば)何でも願いが叶う・問題解決する」という誇大広告をおかしいと思わずに鵜呑みにして他力本願になってしまうのは問題ですね。それを常識と思ってしまう発想自体が依存症を誘発します。自分のことに責任を持っていない。運は自分が作っているので、「運の悪さは本人にはどうしようもない問題」ではありません。もしそうなら、この世に占いや開運法は生まれなかったでしょう。占ったところでどうしようもないわけですから、努力は役に立ちません。
自分の運や人生を自分で変える発想がないということは、「自分の問題を自分で解決・克服する発想がない」「自分の人生を自分で作る意志がない」というのと同じです。その発想や意志がないまま占いだけしても無駄です。
むしろ、「どうしようもない問題」「前世のせい」としてしまって解決や克服から目を背けること自体が非常に危険です。

結局、霊感占いだろうが易や星占いだろうが、依存症になるかならないかは使う人の意識の持ち方次第です。「占いとは何か」を定義してもらうことではなく、「占いをどんな時にどう使うか」を自分で決める必要があるでしょう。おかしい場所とそうでない場所をしっかり見抜く力(常識力)も必要です。

投稿: AYA | 2007.10.14 14:15


早速のお返事ありがとうございます。
ところで、「占いで願いが叶う」ことは誇大広告でしょうか?「霊能力で願いが叶う」に置き換えれば、「願いが叶うような助言が与えられる」もしくは「思念伝達やいたこの力によって」であれば、決して誇大広告とは言い切れないと思います。

そもそも、チャクラリーディングやメール鑑定をされている方が、ご自身の能力に関しては「信じてください、本当です。」とおっしゃり、他社の広告については「いかがなものか」とおっしゃるのは、どうかと思います。
運は自分で作っていく…、その手助けとして、占いや霊能力者を一時的に頼ることは、自分で何かを探しているのだから、自分で運を作っていることになると思います。
では開運のためのアドバイスを占い師に求め、相談やカウンセリングに主体をおいていれば安全でしょうか。

依存症は、何の依存にしても根が深いものだと思います。
「占い」という業界の中で、多額のお金のかかる依存症が発生しているのです。


投稿: stupid | 2007.10.14 15:28

>stupidさん
先ほど書いた通り、「この人に頼りさえすれば後は何もしなくても・何も考えなくても(自分の責任で努力をしなくても)解決する・思い通りにしてくれる」という自分の責任を放棄してしまった発想自体が依存を誘発します。依存対象を求めるだけでは自分で運を切り開いたとは言えません。
依存対象が宗教でも易者でも霊能者でもカウンセラーでも恋人でも同じです。

ご存じの通り、世の中には様々な分野で助言者やオブザーバーはいますが、「自分の代わりに何でも願いを叶えてくれる魔法使い」は存在しません。自分が魔法使いだと宣伝したこともありません(それこそ誇大広告です)。
(霊感を含め)占いを健全にご利用される方は、自力で達成・解決するための助言は求めても、決して魔法使いを求めてはいません。当然霊能者と魔法使いを混同することもありません。

投稿: AYA | 2007.10.14 18:09


誰しも何らかの解決を求めたり、何らかの願望があり占いをし、アドバイス通りにしてそれが叶ったのなら、
その人にとって占い師は「魔法使い」です。
たぶん一般的にそうだと思います。

アドバイス通りに頑張るのは「自分」ですけどね。

論点がずれましたが、「依存症にならないためには」という風に読み返すと、とてもよいお話がきけて良かったです。ありがとうございました。

投稿: stupid | 2007.10.16 01:26


占い師は魔法使いではないので、何でも解決法や答えを予め知っているわけではありません。答えは本人の中に隠れています。
占い師はその隠された答えや解決法、効率的な努力の方法を自力で見つけ出すお手伝いをします。鑑定結果は答えを出すための助言。
本人は伝えられた助言が有効そうか否か、過去を振り返ったり自分を見つめて吟味し、色々考えて納得できた(答えが出た)後に自分で行動して良い結末を得るのが本来の「占い」でした。皆、「自分で考え自分で現実を切り開くために使う」前提だったのです。自分では何も考えずに「占い師にそう言われたから何も考えず機械的にその通りにやっただけ」で偶然良い成果になっても、「解決法を自分で考えず占い師にまる投げして解決した」のと同じです。頭を使う努力抜きで良い成果が出てしまえば、確かに占い師は願いをかなえる魔法使いに見えてしまい、ますます依存するでしょう。いつまでたっても自己解決能力は身につかず、何でも占い師に頼らないと解決できなくなるでしょう。
占い師を魔法使い扱いすることは、論文を書くとき調べものに利用した検索エンジンを「魔法」と勘違いするようなものです。自分の視点と思考と言葉で書く努力をせずにサイトの文章の切り張りで自分の論文だと言い張るようなものです。

依存症の記事がお役に立てれば幸いです。

投稿: AYA | 2007.10.18 20:56

占い依存性を克服する方法で、
日常生活に支障をきたすって、ある、心理学のサイトに書いてありました。

2年前に好きだった男性が忘れられずに、メール鑑定の占いサイトにはまりました。
一回の鑑定が1500円で、何回やっても、何ヵ月かかっても、現実にはなんの変化もなく、この2年間で、かなりの金額を、振り込みました。
最近、サイトで、ポイントを買わせて占いサイトで、たくさんの鑑定師から、鑑定結果が送られてくるサイトは、詐欺だと書いてありました。
今は、自分の占い依存性を克服するために、どんな文章を送られても、返事を返さないって方法をとっています。
そんななかで、偶然見つけた、このサイトで、気持ちが洗われる感覚がありました。
今日はじめて読みましたが、これが本当に占いって思いました。
心理学にそった、人間性を自分で克服するために必要事項が書いてありました。これからも、読ませて頂きます。
ありがとうございました。

>のぐちひとみさん

ブログ記事がお役に立てましたら幸いです。

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