ダヴィンチ・コードって面白い?
テレビでも取り上げられた「ダヴィンチ・コード」。巷では売れているとのこと。私はまだ読んではいないが、ダヴィンチにまつわるミステリアスな話は聞いたことがある。それも、かなーりマニアックな話し。どうやら、以前聞いたその手の話をもとに書かれた小説が「ダヴィンチ・コードらしい」。以下は私が聞いたマニアックな話。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(ヴィンチ村のレオナルド)は、イエス・キリストからマグダラのマリアにだけ受け継がれたキリスト教の秘儀(密教、あるいは秘教)の系譜を持つ秘密結社の一員で、彼自身も結社の一員としてマグダラのマリアが受け継いだ秘儀と同じものを受け継いでいた。そして、自分がその一員である事を示すために、同じ系譜を持つ者にしかわからない方法で自分の作品に暗号を残した。その一番有名な絵が「最後の晩餐」と「岩窟の聖母」。そして、マグダラのマリアがイエスから受け継いだもう一つの秘密。それが彼との間に生まれた子供だった。キリストの血を受けたといわれる「聖杯」は、キリストの血(遺伝子)を受けた彼の子孫を示している。というもの。この場合、十二使徒が受け継いだイエスの教え(密教に対して顕教)が権力を握って今のキリスト教というになった事らしい。
イエスの教えのうち、マグダラの系譜の方は教会当局から当然の様に異端とされ、秘密結社はフランスのプロヴァンス地方にこっそり隠れて存続していた・・・
以上が私の聞いた話。ここで、ある事が思い出される。
実は、タロットカードの大アルカナ(絵札)の最後のカードである「世界」のカードの絵のモデルは、「昇天するマグダラのマリア」といわれている。マグダラのマリアはイエスから授けられた秘儀の修行をして、いわゆる「悟り」のような状態になり、 神の英知に直接触れ、自らも神と同じレベルになった(神と合一した)ために、この世の領域を越えて 神の領域へステップアップしたことが「昇天(アセンション)」とされている。 神秘主義、或いは魔術をたしなむ者には抵抗が無い説だが、神と同レベルになるなんて 当事の教会が許すわけも無い。ここで妄想すると、ダヴィンチと同じルネサンス期に吹き荒れた魔女狩りの嵐 に火刑台に上った者達の中には、マグダラのマリアおよびダヴィンチと同じ秘儀を受け継いだ 者達がいたのだろうか。大半は「言いがかり」だったらしいけど。
なお、ノートルダム寺院にも「黒い聖母子像」という形でマグダラのマリアとその子供(=イエスの子) が奉られているそうだ。ノートルダムは古くからある場所の名前で、「我らの母神」 という意味。補足トリビアを言うと、 あの預言者ノストラダムスの一族は、彼の祖父の時代にノートルダム寺院で洗礼を受け、 キリスト教に改宗したユダヤ人だった。
ノストラダムスもまた、ダヴィンチ同様に、医学、占星術、料理、芸術など多岐にわたった才能の 持ち主だった。彼の出身地もプロヴァンス。そう、例の秘密結社が隠れていた地域。ただ、ダヴィンチが死んだ時ノストラダムスはまだ16歳なので、多分二人に面識はなかっただろう。某掲示板には、面白がってトンデモっぽく書いちゃったけど☆
※イエス自身はクムラン教団と呼ばれる秘密結社の一員だったという話もある。このクムラン教団では、現在の西洋系占いにも大きな影響を与えたカバラ(ユダヤ密教)や魔術の研究と実践をしていたそうな。まあ、イエスの逸話には彼が魔術を使えたかのような話もいっぱいあるけれど、もちろんキリスト教にはそんな前提は無い。全ては、「奇跡」という専売特許。
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