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2005年1月11日 (火)

岡本太郎の手相をみる

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「芸術は爆発だ」「太陽の塔」などでお馴染みの芸術家岡本太郎。最近になって彼に興味を持ち、出来れば手のひらを見てみたいと思っていた。そしたら先日「まる裸の太郎展」に行った時岡本太郎美術館のパンフレットに、偶然にも手のひらを前に向けた岡本太郎の写真が載っていた。手のひらには感情線、知能線、生命線、運命線の様子がくっきりと写っている。これら写真に写された手のスジ、手の形や指の形から、彼の手相を少しだけみることが出来た(写真は私の手を使った手相の線の説明)。

手相の第一印象。「意外と普通(笑)」だと思っていた・・・最初は。
知能線と生命線が最初の方で重なっており、知能線は長めで、横の方向と斜め下の方向へ2つに枝分かれしている。このことから分かるのは、彼の性格が意外にも「恥ずかしがり屋で寂しがりや」であるということ。あのエキセントリックな言動が有名であるにもかかわらず・・・(もしかしてあれは照れ隠し?)。
また、彼が文化人類学を学んでいたように、知能線の枝分かれの方向からも、彼が研究者的な素質を持っていたことがはっきりと出ている。研究者モードになっているときは特に恥ずかしがり屋になるのかもしれない。また、創作活動を含めて、彼にとって生き方そのものが何か大きなテーマの研究の一環であったかもしれない。
生命線はゆるいカーブを描き、知能線と同じ位置から始まって1、2cmは知能線をなぞり、終わりの位置は一般的な手相より小指側で終わっている。生命線は少し短めだが、すぐ隣にある運命線が生命線を補う形で下へ伸びている。非常に好奇心が旺盛。「興味のある物事が多過ぎて、生きているうちにはやりきれない」と手が語っているようだ。
指の形は短く、がっちりしていて先端は四角い。性格的には不器用で頑固な職人に似ているが、親指の曲がり具合からは順応性の高さが見て取れる。何かにいったんハマるとなかなか抜け出さないタイプかも。親指の付け根周辺がふっくらとしており、消化器系が活発で胃が強い方か。
ここまではまあ見た目はそう珍しくない手相。問題は感情線。これさえも一見普通に見えるのだが、良く見ると 
感 情 線 が 2 本 も あ る !
基本的に「2つのことが同時に出来ない」「ウソをつくのが苦手」なのは同じだが、「じっくり考えてから行動し、お金の使い方は慎重でケチ。恋愛では感情表現が苦手」という場合と、「思い立ったら即行動。お金の使いっぷりは豪快。恋愛では情熱的なアプローチ」という二つの顔を持っている。貯金好きかと思えば物凄い勢いで衝動買いをしたり、シャイかと思ったらいきなり興奮して情熱的になっちゃうらしい。どうやら「恥ずかしがりやだけど寂しがりや」同様、「シャイだけど実は注目されたい」という欲求もあるみたいだ。岡本太郎の手には2人の相反する岡本太郎がいる。手相ですら「対極主義」を表現している(?)あたりは、さすがだ。岡本太郎曰く、「ピカソも自分の手相とほぼ同じ」らしい。右と左、どちらの手相が同じなのかで意味が違うのだけれど、確かに性格は似ているのかも。なお、今回占った彼の手相は右手。
以上がパンフの赤色刷り写真から分かった彼の手相。岡本太郎を知る人がこれを読めば、周知の事実が書かれているだけなのかもしれないが、太郎ビギナーの私としてはなかなか新鮮な経験だった。

実は岡本太郎、ウチの亡くなった祖母そっくりで、祖母も彼のファンだった。

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