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2004年6月 9日 (水)

チャームド 魔女三姉妹

BS2で水曜1午後10時からやってるアメリカのドラマ「チャームド 魔女三姉妹」が意外とツボだ。
「ビバリーヒルズ青春白書」のキャストやってた女優シャナン・ド・ハーティもいた。
あらすじを言うと、アメリカの西海岸に住む代々「良い魔女」の家系に生まれた三姉妹が魔力に目覚め、その力を使って悪魔と戦ったり、「善き者を助ける」ために活躍する話。一話完結。
三姉妹の長女役だったシャナン・ド・ハーティがプロデューサーとケンカして台本が変更され、話の途中で長女は悪魔との戦いで死んだ事になってしまった。変わりに、三姉妹の母親の隠し子が魔力に目覚めて合流。もう一度「魔女三姉妹」になって大活躍中。経緯もストーリーも、基本的には下らないし、バカバカしい。が、なんか好き。安っぽいCG使ったりしてるところがまたイイ。なにより、キャラクターを含めドラマ全体が何となーくバカメリカン・テイストで好き(笑)。個人的には次女の旦那になった天使がツボ。


まあ、それとは別に、魔女と自称する人々は今でもいる。別にほうきに乗ったり毒りんご作ったりはしておらず、キリスト教以前のヨーロッパにあった土着の呪術や女神崇拝、自然崇拝、ハーブの知識などを現代風にアレンジして実践している。そういったものを全部ひっくるめて「ペイガニズム」と呼ばれており、実践してる人はペイガンと呼ぶ。その現代のペイガンの中に、「魔女」と自称する人がいるということ。ペイガニズムの一種でいわゆる「ウィッカ(魔女術)」なんてのをやってる人たちがそれ。ウィッカは「ウィッチクラフト」と言うこともある。ウィッカをやってる人を「ウィッカン」と呼び、チャームドの魔女のイメージもそこから来ているようだ。「良い魔女」である三姉妹が「悪魔」を倒すあたりがキリスト教ちっくだが、まあそこはあくまでドラマ。
もともとペイガニズムは異教、ペイガンは異教徒と言う意味。だから本来はケルトやギリシャの神々もペイガニズム(異教)。ちなみに、イースターやハロウィンなどは、もともとは異教徒(ペイガン)の祝祭だったのをキリスト教の祝祭ってことにしただけ。中世ヨーロッパで行われていた魔女狩りも、多分実際は言いがかりや、教会による異教徒弾圧の一つだったのだろう。異教徒弾圧というとユダヤ教徒やイスラム教徒をイメージするが、土着の信仰も取り締まり対象だった。あとはカバラの研究者や占い師なんかも時々引っかかったかもしれない。確かに、キリスト教以前の土着の呪術や信仰の中には、生贄を捧げたりするものもあったりしたので、それが後の魔女のイメージに繋がったらしい。

詳しく知りたい人はこちらが分かりやすいでしょう。
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/my-art/library/pagan/pagtop.html

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