« 誤魔化されず本質を見る力 | トップページ | 特定秘密保護法と日本NSC占ってみた »

2013年12月 5日 (木)

特定秘密保護法案で妄想

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。 この記事を書いたことに伴い、前回の記事を一部修正しました。

国家安全保障会議(日本版NSC)が発足
初会合既に秘密 日本版NSC、内容説明なし
秘密保護法、夫婦にたとえると?全日本おばちゃん党がネットドラマ配信
【秘密保護法案】 参院特別委で強行採決 国会前にあがる怒号
秘密保護法案 参院特別委で可決

◆日本版NSCは「情報戦略の在日米軍基地」?
例の法案や日本版NSCはアメリカの意向で作られた。いわば「アメリカの軍事的な情報戦略のため」に作ったので、アメリカの意向に沿う情報だけが特定秘密に指定される印象。政治家の汚職や各種不祥事や不満が出そうな国内政策まで何でもかんでも拡大解釈して「特定秘密」を振りかざし記者や一般人を逮捕していくことは無いだろう。それはアメリカの意向に反するし、何より目立ちすぎて自分の首を絞める。とはいえ、具体的に何が特定秘密指定されるかは結局分からない(一般人がうっかり知ってしまう心配はあまり無いと思うけど)。
何となく、アメリカには逆らえないからと強引にでも組織と法案を作ってしまいたかった印象がある。

例の法案とは別件で、千年以上もの時を積み重ね磨き上げられてきた日本の隠蔽体質は筋金入りである。隠蔽してることすら隠蔽する。しかも「機密を守る」という現代的な発想での隠蔽ではなく、肝心な情報セキュリティそっちのけで不都合隠しに技を注ぐ傾向がある。
去年の記事でも「これからの戦争は情報戦」ということを少し書いたが、多分日本は情報戦が弱い。機密の厳守というより単なる不都合隠しで発達した隠蔽体質は情報戦の役には立ちそうにないし、縦割りのお役所気質が伝統的に強い国なのでなおのこと「戦い」には弱そうだ。
するとどうなるかというと、「自分達では情報戦に勝てないからアメリカに依存する」ということになる。アメリカはアメリカで自国の戦略上日本版NSCを求めていたので、日本がそれを作ることと引き換えに依存させてやる気なのかもしれない(スノーデン氏とか見てるとアメリカも見た目ほど強く無さそうだけど)。要は冷戦期に戦略上のニーズから在日米軍基地が作られたのと似たような感じ? 在日米軍基地との違いは、日本版NSCの職員が日本人てことか。アメリカの情報戦に巻き込まれそうな気もする(妄想)
自我境界の問題は領土だけじゃなく情報の分野でも表面化しているのだろう。

◆冷たい戦争の次は見えない戦争?
アメリカ式で機密を守るなら、「秘密に触れた者・近づいた者」への扱いは確かにシビアになのだろう。何より、実際に「秘密」を扱う職員達がとても厳しい境遇になりうる気がする。
当然家族や親戚、交遊関係、ネット履歴までありとあらゆることを調べられ、監視され、時に制限され、家族親族共々プライバシーのある人生は送れない(本人達は気付かないだろうが)。最悪の場合、仕事のために家族親戚など「自分を知る者」とは二度と会えない孤独な人生を生きる人も出るだろうか(映画みたいに遺体もなく死亡届けだけが出されるとか?)。マトモな結婚だって出来るのかどうか。 なんか口封じに消される可能性が日本一高そうな職員ともいえるし、突然そういう職務に人事異動を命じられたら拒否出来ないかも。
(一部の北朝鮮拉致被害者も似たような境遇で秘密の仕事をさせられてるという噂あり)
目的のためなら誰かを犠牲にすることなどめらわない。情報戦は目に見えないが戦争の一種だからそういう発想になってしまいやすいのだろうが、どうにも重苦しい話だから国内でも懸念や反発は強まるし、国連の人権弁務官も懸念を表している(記事)。
これからの戦争が情報戦になるとしたら、「偉い人さえ自分達の戦ってる相手の正体が見えてこない」などという事態にもなるのだろうか。
どんな手段であろうがどんな時代になろうが、「戦争」というものには係わり合いになりたくない。

・・・お気づきだろうか? 過去の安保闘争でも今回の騒動でも、反対者は皆日本側に抗議するばかりでアメリカ側には特に抗議をしていなかったということを。
(TPP抗議にも同じことが言える)

◆余談
多分水面下ではいつでも繰り広げられている情報戦。今後の展開次第では、日本版NSCが標的になったり集中的に狙われたりすることもありえるんじゃないだろうか。ハッキング仕掛けられる頻度が上がったりして。
「縦割り過ぎて情報が混乱する。まとまってない。」という弱点は、情報を盗む側にとっても同じことを意味する。パズルの断片がバラバラに散らばった状態の方が紛らわしくて面倒だ。
ハッキングとかITセキュリティの技術を日本独自に開発しちゃったらすごいんだけど、技術者の待遇が悪いと技術者ごと外に出ちゃうんだろうな。日本は職人や技術者をあまり大事にしなくなった?

ここ数年は戦後日本史のデジャブのごとき「奇妙な時代の焼き直し」が目につく今、特定秘密保護法案やNSCにまつわる騒動は、さしずめ安保闘争の焼き直しなのかもしれない。そのうち労働争議の焼き直しもありそう。
(西之島に新しい島が出来たことも時代の焼き直しに見える。あの海域は73年にも新しい島が出来て西之島とくっついた歴史がある)

オマケ:【秘密保護法案】議長「賛成者は起立を」→野党「全員立ち上がり議長に詰め寄る」→議長「全員起立のため可決されました」

« 誤魔化されず本質を見る力 | トップページ | 特定秘密保護法と日本NSC占ってみた »

社会」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/585389/58705469

この記事へのトラックバック一覧です: 特定秘密保護法案で妄想:

« 誤魔化されず本質を見る力 | トップページ | 特定秘密保護法と日本NSC占ってみた »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ