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2013年7月31日 (水)

今更ノストラダムスで妄想

※以下に書いたことは全て個人の妄想です。

本人の死後数百年経った昭和の一時期、五島勉氏のお陰で(仕業で?)社会現象が起きるなるほど注目を浴びたムシュー・ノストラダムス。彼の残したとある詩の内容が「1999年7月に人類が滅亡する予言か!?」という噂が70年代に広まり、ドキドキしながら「その頃日本はどうなってるのかな(車は空を飛ぶの?) 本当に滅亡するのかな? 滅亡するなら今真面目に宿題やってもしょうがないよね」などと未来に思いをはせていた良い子のみんなも今じゃ初孫がいる年齢かもしれない。
ムシュー・ノストラダムス(というか五島勉氏?)が当時の子供だった人々にもたらした思い出は強烈なインパクトだったろう。だって冷戦真っ只中だったもの。冷戦とかよく知らないマヤ予言世代の私ですら、やはり「人類に未曾有の事態が到来する予言」というのは子供心に鮮烈な印象をもたらしたのだから(これはこれでいい思い出だw)。

今回はそんなムシューの残した4行詩の1つから妄想を広げていった。

預言詩 9,44 逃げよ逃げよ、すべてのジュネーブから逃げ出せ 黄金のサチュルヌは鉄に変わるだろう。 巨大な光の反対のものがすべてを絶滅する その前に大いなる空(天)は前兆を示すだろうが

まず、フランス語の「サチュルヌ」は土星のことだ。そして土星の守護神「サートゥルヌス」でもある。サートゥルヌスはローマ神話の農業神であり、ギリシャ名をクロノスという。男性の神様で、奥さんは現地の地母神だ。
この神様、「将来は自分の子供に討たれる」という予言を聞いてその未来を恐れた挙句、子供達を抑圧 (ごっくんと飲み込んじゃうor地母神の胎内から出られないように幽閉)してしまい、 最終的には母親の機転で生き延びた子供に討たれてしまう。地母神が生み出した子供に。そして抑圧された子供達は蘇る。
この神話は後に「狼と7匹の子ヤギ」の元ネタになったようだ。
父親(父性)に抑圧された子供達を救ったのは地母神の機転(=母性)というわけだ。

次に、「ジュネーブ」についてジュネーブは中世より商取引市場の盛んな都市だった。地名の語源はギリシャ語の「GENE(=生む)」だ(イタリアのジェノバも同じ語源を有する)。
また、GENEは遺伝子を意味する英単語「ジーン」と同スペルである。

◆現代の錬金術は・・・
農業神サートゥルヌスにGENE(生む/遺伝子)・・・ここでふとGM(遺伝子組み換え)産業を連想した。現在非常に注目されている遺伝子組み換え作物の産業の代表格といえば、TPPとも縁深いモンサント社だ。この会社、遺伝子組み換え技術の特許をとって大儲けしている。従来種(そしてそれを栽培する農家)に対して抑圧的で強引なシェア確保の手口( 字幕ONでどうぞ)も使い、今や遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%だという。GM(遺伝子組み換え)産業・・・まさに現代の錬金術かもしれない。

「錬金術」とは、卑金属(鉄など)を色んな化学実験で何とかして貴金属(黄金)にできないものかと中世の人が考えてアレコレやった学問のことだ。非科学的な発想だが、錬金術師達が真面目に色んな実験をしたお陰で図らずも化学が発展したという。
そんな「錬金術」、現代では安い元手から大儲けする商売の例えとして使われている。私も上でGM産業にその例えを使ってみた。けれどこのGM錬金術、副作用も大きいので賛否両論である。遺伝子を組み替えて害虫に強い作物やそれとセットで使う除草剤(雑草は枯れるがGM作物は無傷)を創ったのはいいが、自然界の方がそれに反応してGM作物を食べても死なない害虫やGM作物用の農薬に強い害虫なんてのが出てきてしまったのだ。

◆現代のサートゥルヌス神話?
スーパー雑草&害虫の出現で農業は悪循環に陥っている

政府と企業が手を結び、アメリカの国策として推進され、種子支配や特許ビジネスで勢力を急拡大しているGM(遺伝子組み換え)産業。しかし、ここにきて企業側が否定してきた“副作用”や“ツケ”が表面化している。その最たるものが、「スーパー雑草」と「スーパー害虫」の発生だ。
スーパー雑草とは、GM作物と一緒にまく除草剤に対して雑草が徐々に耐性を持ち、除草剤では枯れない抵抗力を持つようになったもの。(中略)続いてスーパー害虫とは、GM種子の中に組み込まれた殺虫性毒素に対して耐性を持ち、変異した強力な害虫のことだ。
(中略)思いがけない問題児となったスーパー雑草とスーパー害虫。この両者を駆除するために、農家はさらに毒性の強い殺虫剤や農薬を大量に散布するという悪循環を繰り返している。その手間もコストもばかにならず、農家の経営を大いに苦しめているのだ。
(中略)使用する量が増えれば、土は除草剤漬けになる。土壌汚染の問題も深刻だ。効率を追求して遺伝子組み換えを行なったはずが、人間は自然の手痛いしっぺ返しを受けている。

GM(遺伝子組み換え)産業、もしかすると現代のサートゥルヌスなのかも知れない。遺伝子操作で種から子孫を残す遺伝子を抑圧された(産み出す力=女性性を抑圧された)一代限りの作物を用いる非常に男性的・父権的な農業ともいえる。そして、そのアグレッシブなビジネス手法は地母神の産んだ子供達(農家・従来種)を脅かし抑圧してしまっているようだ。
また、遺伝子組み換え作物が従来種の遺伝子を汚染(風に乗ったGM作物の花粉等が隣の畑の作物と自然交配してしまうことで遺伝子が混ざってしまう)することも問題視されている。隣の畑で従来種を汚染された農家がモンサント社から「GM技術の特許侵害」という理由(言いがかり?)で訴えられる事件も起きているようだ。国の後押しを得た産業は裁判に対して強気なのだろうか?
また、GM作物は害虫が食べると死ぬ成分を持っているので、人体にも害があるのではないかという説もある。
地母神の子供達に襲い掛かりどんどん抑圧していく「サートゥルヌス」。それを見た地母神は、子供達を救うために機転を利かせる。その結果が自然界に生まれたスーパー雑草とスーパー害虫なのかもしれない。

◆ノストラダムスは予言する?
ノストラダムスの詩に戻ろう。「黄金のサチュルヌ(サートゥルヌス)」が錬金術のようなGM産業(もといシェア90%のモンサント社)に例えると、「全てのジュネーブ」はさしずめTPP含む全てのGM産業市場だろうか?
そして「巨大な光(=太陽)と反対のもの」は、太陽と対の存在である月(母性・地母神のシンボル)かもしれない。
地母神の機転によって生み出されたスーパー雑草とスーパー害虫が錬金術(サートゥルヌスの暴走)をストップさせ、錬金術によって化けたはずの「黄金(大儲け)」を「鉄(大儲けじゃない)」にしてしまう?
その前に、「大いなる空(天)は前兆を示す」。占星術的に予兆が読み取れる日が来るのだろうか?
もしもお抱え占星術のいるトレーダーがそんな「予兆」を読み取ったら、GM産業に投資していた「全てのジュネーブ」からあるとき忽然と手を引き、「逃げ切る」のだろうか?
(仮にGM産業が『鉄』になった場合、金融市場への影響はどれほどなのだろう)

もしも現代のサートゥルヌスが倒れて世界中が「やっぱり従来種がいいや」となった時、従来品種の種を大量に地下保存してるビルゲイツ()は勝ち組になるだろうか? もしなったら「全てはロックフェラー財団(モンサント社に研究費を援助している。ビルゲイツと仲良しという噂もある)が仕組んだ出来レースだった!」とかいう陰謀論が一部のオカルトマニア達の間で流行りそうであるw
だが、場合によっては「サチュルヌ」と一緒に共倒れする可能性もあるわけだ。例えば、あれもサチュルヌの「錬金術」の一部であった場合は・・・

【余談】
昔センセーションを引き起こしたのストだダムスの詩『1999年7か月、空から恐怖の大王が来るだろう。アンゴルモワの大王を蘇らせ、マルスの前後に首尾よく支配するために。」 は訳し方が何通りかあり、「恐怖の大王」を「支払い役の大王」と訳す専門家もいる。
なんか「借金の肩代わりをしてくれた相手に債務者は頭が上がらなくなったため、相手は首尾よく支配者となって『大王』になる」みたいな展開を妄想した7の月最終日。

遺伝子組み換え効かぬ害虫、予想より早く出現 米で被害 ←この記事書いた直後に出たニュース。シンクロニシティ。

自分の足を食べるタコ

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コメント

五島氏は亡くなっていたのですか??今年5月に新刊が『H・G・ウェルズの予言された未来の記録』として祥伝社より刊行されましたが・・・

>通りすがりさん

ご指摘ありがとうございます。私の勘違いでした。

ノストラダムスの預言詩は、単純に「先物取引とか株なんかの金融システムが破綻するよ」っていう風に読んでます。
余談はちょっと面白い展開ですね。

>がまちょさん
金融システムがえらいことになる可能性は以前から囁かれてますものね。
GM産業を連想した私のこじつけ遊びはあくまでマイナーなトンデモ説だと思ってください。

アンゴルモアの大王を中国とする説がありますが、それを前提にして恐怖の大王を「支払い役の大王」として妄想すると、
「中国を蘇らせるために中国が抱えた負債の肩代わりをしてやった者が首尾よく中国の支配者になる(中国は頭が上がらない)」みたいなイメージになってしまいました。怖い・・・

「恐怖の大王」を「支払い役の大王」として、「アンゴルモアの大王」を中国とみなすと、「支払い役の大王」は天安門事件後訪中した陛下かな?と思いました。
世界中から干され始めた中国ために訪中で「信用と信頼」という値が付けられないものを陛下訪中で中国の代わりに支払ってやった、と思います。訪中あたりから中国の興隆が目覚しかったと記憶しています。そして潤沢な資金を手に入れた中国は世界中の貧乏国に賄賂攻勢をしかけて、気がつけば手の付けられない超大国にのしあがった。
それでも支払い役の天皇を擁する日本に対し頭が上がらない。
儒教の国中国は日本に感謝するどころか立場が上になった日本が疎ましくて仕方が無い。
だから「反日」に傾いたのかも。

ただ、これだと「1999年の7の月」と合わない。陛下訪中は「1992年10月」。1999年の7の月に降りてきたものはいったいなんでしょうね?

妄想乱文失礼しました。

>名無しさん
ほんと1999年7月って何なんでしょうね。ノストラダムスは隠喩的な文章を書く人なので、あれは単なる西暦の日付だという前提に囚われず自由に想像していいのかもしれません。
何しろ、1999年以降に起きた別の事件(911など)と結びつけたノストラダムス本も売れてますからw

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