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2013年5月 3日 (金)

みんな「見えない何か」と戦ってる

女子×女子 同性から言われたキツイ一言 <職場編>

ハラヨさん(33歳・グラフィックデザイナー)が唖然としたのは、お局様の品の無い言葉。

「健康診断から帰った後、女性の先輩が『このコ(ハラヨさん)胸が大きいんですよ』と冗談で言ったら、当時40代のお局様(未婚)から『揉んでくれる相手もいないくせに』と不機嫌に言われました。まぁ私は見た目が地味だったんで」

ハラヨさんは「大人気ないなぁ。ただの雑談なのに……。っていうか、結婚したので揉んでくれる相手はいますよ(笑)」と思ったそうだ。ハラヨさんは出産のために退職するまでお局様と一緒に働いていたとのこと。お局様はまだ独身で頑張って働いている。

嫌味や誹謗中傷、暴言など、取り立てて言う必要のないことを我慢できずにその場でことさら相手に言ってしまう(言わずにはいられない)現象には、言った本人に何らかの心理的なこだわりや囚われがあることを意味している。
相手に対して暴言を放った場合、相手本人に対する不満や敵意や嫉妬が動機になっているように見られがちだが、今回はそこをもっと掘り下げて妄想してみた。

◆暴言の動機
例えば、無意識のうちに相手へ自分個人の葛藤やコンプレックス(ないし嫌な記憶)を連想・投影・同一視していて、本人は実在の相手ではなく内面のコンプレックスや葛藤に向けて暴言や敵意を放っているケースがある。相手が憎いのではなく、「己を不愉快にするもの(コンプレックスや葛藤)」が憎いのだ。
相手(の言動や話題)はたまたまそんな「内なる憎きもの」を連想させただけ。それでつい相手の様子や言動にこだわり囚われて我慢できなくなったり許せなくなってしまう。
ようするに、暴言の動機は相手の言動や様子にあるのではなく、自分の内面的問題にある。よって、誰かに向けて言葉を発しているように見えて、実際は見えない何かと一人相撲しているだけ。 見えない何かを罵っているだけで、本当は誰とも会話なんかしていない。

自分を不愉快にさせる葛藤やコンプレックスなど、「内なる憎きもの」が憎いのであって相手が憎いわけじゃないのだが、本人の脳内ではそれが区別できずに混同されている。
それで「内なる憎きもの」を無意識に連想→投影→同一視した相手を憎んでしまう。本当は何が憎いのか自分でも分からなくなってしまう。
そんな時、暴言をぶつけてきた相手に
「アナタ個人の問題を他人に(私に)投影して八つ当たりしたってアナタの問題は(惨めさは)変わらないし解決しませんよ。自分の問題から逃げてることを周囲にアピールしただけです。」
などと不用意に言ってはいけない。余計めんどくさいことになるから。

◆「お前は悪くないけどお前が憎い」
例えば、雑談でバストサイズの話題が出たときに胸の大きな後輩に対して「揉んでくれる相手もいないくせに」と憎々しげなセリフを発してしまうお局様。彼女は、【普段から自分の小さなバストサイズを口実にして可哀想なぐらい自己卑下している】ようだ。
だから胸の大きい後輩が話題に上ったとき、そんな自己卑下感がむくむくと沸き起こってつい後輩のバストにこだわってしまい、まるで後輩が自分の巨乳をダシにして貧乳の自分を卑下したかのような恨みを無意識下に抱き、自分に卑下感を与えて不愉快にした復讐とばかりに後輩へ取り立てて言う必要のない暴言をその場でことさら言ってしまったのだ。我慢できなかったのだ。
(自分に卑下感を与えたのは自分なのだけど)

そんなお局様は、未だみずみずしい思春期の少女と同じ(悪く言えば思春期未完で発達途上の)可愛らしい心を持っているともいえる。まだまだ十分若いってことだ(精神的に結婚適齢期より若い)。
『カワイイな。そこまで後輩に嫉妬すんなら俺が喜んで揉んでやるのに』と記事見て思った男性諸氏もいるかもしれない。実際、暴言現場に偶然通りすがったKYセクハラ上司が笑顔で同じ事を言い放てば、これまた未曾有の暴言となる。恐らく最近臭くて嫌いになってきた父親がリビングでエロ本読んでるところを目撃した思春期のお嬢さんのような目をするだろう。誰が、とは言わない。

なお、【】に書いた文の単語を「小さなバストサイズ」から「低い仕事能力」に置き換えると、記事にあった別の人のケースに当てはまる。

◆暴言する者と恨む者の共通点?
さて。暴言を言ってしまった人をことさら恨んでしまうのも、言われた本人に何らかの心理的なこだわりや囚われがあり、それが相手のセリフに投影されていることがある。例えば、「他者に高評価されることへの強迫観念」などを抱えている人は、自分をバカにする人、卑下する人、不当に低評価する人が許せない。【】の単語を「他者からの低評価(他人にとって利用価値が低いこと・他人の価値観に合致していないこと)」に置き換えればいい。

自分を不当に低評価したり些細な口実で誹謗中傷し侮辱する(暴言を言う)赤の他人がどうしても許せない場合、「その人から高評価されないと何が困るのか。なぜその人にそこまで正当な評価をされたいのか?」と自問自答してみるといい。その人からの正当な評価や理解など、さして欲していないことに気がつくだろう。自分が正当に評価され理解されたい相手は、他にいるはずだ。それは自分自身かもしれない。
周囲や他者の評価にこだわり囚われる心理の原因が「他者から正当に評価され理解され尊重されない限り、私は(人間は)自尊心を持つ資格がない」というルールに己を縛り付け洗脳する考え方にあるとしたら、どうしても許せないのは自分に対してそんなルールを洗脳し続けている考え方かもしれない。
(このルールだと、社会から人扱いされなかった黒人奴隷達や偏見によって社会から拒絶・隔離されたライ病患者達は自尊心を持つ資格がないってことになる。放射能への偏見から避難先の社会で忌み嫌われ孤立している原発事故の非難区域出身者も自尊心を持つ資格がない)

他者からの評価に自尊心を依存している人、普段から自己否定感が強く自前の自尊心(自分の命は自分にとって利用価値=生きる意義があるという認識)が作れない人など、どうしても他人に依存してしまう人(自立し切れてない人)は、他者からの侮辱や嘲笑や低評価を示す暴言をことさら恨んでしまうことがある。例え、暴言を発した者の動機が本人のコンプレックス(内なる憎きもの)を投影した結果の「一人相撲」だったとしても。強い心の葛藤に耐えられず投影対象へ暴言を発してしまったのだとしても。
誰よりも惨めさに苦しんでいるのは、暴言を抑え切れない本人自身だったとしても。

◆みんな「見えない何か」と戦ってる?
ことさら誰かを侮辱する側とそれをことさら恨む側。時にはどちらも心の裏側は自己否定感で一杯で、いつも見えない何か(内なる憎きもの)と戦っているのかもしれない。両者は同じ波長を共鳴させあった合わせ鏡・・・人間関係の悩みを占うとよく出るパターンの運勢だ。 人間は人生の中で多かれ少なかれ「見えない何か」と戦うことがあるし、それを外部に投影・同一視して八つ当たりた挙句ご迷惑をかけてしまうことだって珍しくないのかもしれない(いじめ問題にもこういうケースある)。

暴言は、自分に向かって放たれた言葉ではなく、本人の「内なる憎きもの」に向かって本人が放っている一人相撲のセリフだと思えるかどうか。その人は暴言をぶつけた相手について語っているのではなく、その人個人の内面的問題を語っているだけだと思えるかどうか。
暴言を受けたとき、一人相撲している暴言者の言動に己の「内なる憎きもの」を連想・投影・同一視し、そっちに向かって恨みを抱いたり、その恨みを動機にして暴言者を罵る(やはり一人相撲)状態に陥ってないかどうか。そこがポイントかもしれない。
(そういう現象、リアルだけじゃなくネット上の罵り合いでもよくある)

必要とされる必要がない

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コメント

自己紹介乙の法則ですね。
他人に対する暴言は、
結局「自分自身が考える」相手のへこみそうな言葉だったりするので
自分にまんま返されるとダメージが深いんですよね。
返り矢はオソロシス。

>がまちょさん
まさにそれですね。そして、「自己紹介乙」という返事を実際に送ってしまうと、余計めんどくさいことになります。
感情的に暴言放つ人というのは、実際は一人相撲をしているだけで他人と会話なんかしていないんですね。ゆえに、他人と会話していない人に返事を出してもしょうがない。本当の意味で会話がかみ合わないし成立しません。

一人相撲が動機でメッセージを寄せてくる人も、そのメッセージに対してスルーできず意趣返しや揶揄する返事をしてしまう人も、等しく一人相撲を抱えている人なのかもしれません。

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