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2009年10月15日 (木)

復讐心の裏側は・・・

※以下は占い師の個人的・独善的な考えです。

占いで人様の相談にのっていると、恋人に騙された、手酷くフラれた、恋人を奪われたなど様々な理由で復讐心を抱えた方とお会いするケースも結構ある。復讐のために相手を不幸にする方法や、相手が不幸になる時期を占ってくれと頼まれることもある。無論、そういうご要望はお断りさせていただいている。それに、そんな占いはちっとも本人の救いに役立たない。その占いで本人が救いに気付くこともない。

とりあえず、「復讐心」というものは、何かへの執着的な憎しみ(許せない気持ち)が無ければ発生しない気分ではないかと思う。別の感情、例えば悲しみや驚きや恐怖が原因で 「復讐」という行動につながるという話は聞いたことが無い。
「憎しみ」という感情は長引けばストレスになりうるとても苦しい感情の一つだろう。この苦痛を我慢し続けることが難しく耐え難い。この苦しみからなんとか解放されたい。この苦しみがまぎれるなら、「復讐」をしてみたい。この苦しみを解決する唯一の方法が「復讐」しかないのなら、ためらわない・・・
憎しみゆえに「復讐したい気分」が生まれるのなら、復讐心は「憎しみ」からの救いを求めている証。自分を救う明確な手段が思いつかないから仕方なく「復讐(相手の不幸)」にすがっている状態かも。 これ以上憎しみに己を蝕まれたくないから湧き起こる発想の一つな気がする。これ以上憎しみを持ち続けたくないのかも。

「復讐」すれば憎しみを手放せる、憎しみ続ける苦しい状態から解放されると信じ、願い、思い込み、すがる・・・
「復讐心」が「憎しみから自分を救いたい気持ち」から生まれるのだとしたら、「復讐心」を持つ人の本当の目的は「自分を憎しみから解放すること、憎しみ続けるのをやめられるようにしてあげること」かもしれない。「相手の不幸」はそのための手段の一つになると思っただけのことで、本当の目的ではないのかもしれない。
復讐は自分を憎しみから救う「手段」であって「目的」じゃない。じゃあその肝心な「目的」の方を叶える方法をひとつに限定せずいくつか探ってみてはどうだろう? その方が「目的」の成功率が上がる。

復讐心を抱くほど長く尾を引く相手への恨み憎しみ、許せない気持ちといった「その事にこだわる気持ち」をたどっていくと、実は気付かないうちに自分の嫌な部分、変えたい部分(変えられる部分)を相手に投影していて、その「変えたい部分」を忘れずに覚えておきたい(自覚したい)無意識の気持ちが長く尾を引く執着の原因になっていたりすることもある(あくまで一例)。

例を挙げれば、自分を騙した恋人(恋敵)と似たようなズルさを自分も持っていて、そのずるい部分を変えたい、放置したくない気持ちがあの時の相手の憎むべきズルさを鮮明に記憶させている、なんてことも。そのことに気付いたらなんだかスッキリして、復讐にこだわらなくなった(憎しみから解放された)ということもある。
別の例をあげれば、憎しみを生むような嫌な体験をしたとき、その時の自分の発想、認識、判断・態度・振る舞い等に無意識では後悔しており、今後同じ失敗を繰り返さないために、どこがどう心残りだったのか(どこをどう改めたいのか)に気付きたいという無意識の思いの裏返しがその当時の憎しみに固執させる場合も中にはあるようだ。
もしも、その時の自分の態度や振る舞いや発想が好きな人を失った原因だったりすれば(相手を試すつもりでわざと遠慮や冷たい態度をしてみせたら見切りをつけられ別の人とくっつかれてしまった、相手に自分が昔から持っていた無関係な不安感を投影し勝手に疑ってしつこく詰め寄ってしまったら別の人に目移りされてしまった等)・・・

自分の変えたい(改めたい)部分、自覚したい部分が存在することに気付きたくて感情が尾を引くということは、裏を返せば自分の幸せな人生のためにその部分をどうしても変えたい、自覚したいという証かもしれない。その部分が以前から気付かぬうちに自分にデメリットを与えていたのかもしれない。
(この手のことは恋以外の出来事でもありうると思う。痴漢に遭ったが面倒がって何も言わずに我慢した数日後、我慢したこと無意識に後悔していたことが背景となってふつふつと捕まらない痴漢への憎しみが湧いてきたとか)

復讐を、「己を救うという目的を叶える唯一絶対の方法」と思ってしまえば復讐しない選択は憎しみを手放せず我慢を続けるだけの救いのない無意味な選択だと思えるかもしれないけど、復讐と同じ目的を復讐以外でかなえることが出来れば・・・
例え相手が不幸になっても、それで自分が憎しみを手放せる保証は無いわけで・・・
不幸がきっかけで相手が自分に対して罪悪感を持つ保証は無いわけで・・・
「手段の目的化」には、くれぐれもご用心。

人間が他者に罪悪感を持つためには、本人がその相手を尊重していたり愛している必要があるのなら、 誰かに自分への罪悪感を求める気持ちは、その誰かから愛情を求める気持ちでもあるかもしれない(特に恋愛の場合)。 そしてその気持は、その誰かが自分と同じ価値観を持つように求める気持ちでもあるのだろうか。「私はもっと尊ばれ愛されるべきで、ゆえにあなたもそう思って私を愛するべきだ」
(場合によっては、『愛情が得られるなら必ずしもあの人からの愛情じゃなくてもいい』なんてケースがあるかもしれない)
「復讐心」を抱く背景に、自分を苦しみから救ってあげるため・今後の幸せのために自分の「ある部分」を変えたいという気持ちがあるなら、それは自分の幸せを願う自分からの愛情の証でもあるのだろうか。もしそうなら、少なくともその人は、無意識のうちに自分からしっかりと愛されているわけだ。
多分、恋愛のもつれなどで復讐を考えている人は、相手の不幸より自分の幸福について考えた方がいい。
自分の愛情をネガティブなものに変換・加工するなんてもったいない。

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