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2008年5月 1日 (木)

デクレア・インデペンデンス

※以下は占い師の個人的な独断と偏見と妄想です。

卍チベット問題がロック魂を呼び覚ます?
ビョークという世界的人気歌手が3月2日の上海公演で「独立を宣言せよ」を意味する「Declare Independence」という曲を歌った時に「チベット、チベット」と叫んだとして、あの国の政府がおかんむりになった。その12日後の3月14日。中国チベット自治区ラサで、政府の抑圧への抗議行動に対する当局の武力鎮圧をきっかけに暴動が発生。
本人によると、「デクレア・インデペンデンス(独立を宣言しよう)」は当初、個人の精神的自立を念頭において作った曲だったという。
以下、bjork.comより抜粋・意訳したものを某掲示板で発見したので転載。

I have been asked by many for a statement after dedicating my song "declare independence" to both kosovo and tibet ( amongst others ) on different occasions.
何度か私の歌「declare independence」をコソヴォとチベット(他にもあるけど)に捧げた後で、声明についてたくさん尋ねられています。

I would like to put importance on that i am not a politician, i am first and last a musician and as such i feel my duty to try to express the whole range of human emotions.
まず、言っておきたいのは私は政治家じゃないということ。最初から最後まで音楽家であって、人の感情の全体を表現していこうってところに自分の責務を感じています。

the urge for declaring independence is just one of them but an important one that we all feel at some times in our lives.
自立を宣言するっていう衝動はそういったもののひとつでしかなく、だけど私たち誰もがその人生のどこかで感じる大切なものです。

this song was written more with the personal in mind but the fact that it has translated to its broadest meaning, the struggle of a suppressed nation, gives me much pleasure .
この歌を書いた時は個人の自立についてをより念頭を置いたけど、抑圧されている国の争いっていうもっとずっと広い意味に移ったっていう事実はとても嬉しいことです。

I would like to wish all individuals and nations good luck in their battle for independence.
あらゆる個人と国の、自立のための戦いに幸運が訪れることを願いたいと思います。

最近、比較的若い層にチベット問題に対して関心を持ち熱く感情移入する人が増えたらしい。 極端になると、チベットの自由や個性が抑圧される様を見聞きするだけで、自分が個性や人格を何者かに抑圧されているかのような憎しみや怒りやストレスを感じる人もいるらしい。
人権問題ならダルフールやミャンマーやイラクも有名なのに、なぜ、「チベット」が選ばれたのだろう? 
その理由を電波に想像。若い人達の多くが、色んなレベルで「個としての精神的自立(自我の確立)」というテーマを一度は通る(それは若者に限らず一生のテーマ?)。例えば、「コンプレックスを乗り越える」とか「自分に自信を持つ(健康的で自立した自尊心を育てる)」とか、「個人的な生きがい(自分の生き方や自分なりの人生愛)を見つける」とか「個性を確立・発揮する」とか。そんな「内なるindependence(自立)」を妨げる様々な抑圧的要素から自由になるために戦い、自己表現する様子は「ロック」という若者文化を生んだ。「ロック」の重要な要素は「反抗」だ。
その精神的テーマと3月14日のラサを皮切りに起きたチベットの「抑圧から自由になるための抵抗」とがシンクロし、若い人達は、自らの個人的なindependenceをチベットのindependenceに連想・投影した結果がチベットへの急激な感情移入につながったのじゃあるまいか。あの現象は、無意識の「ロック」なのかも(別にそれが悪いとは言わない。度を越さなければ・・・)。

ビョークがラサで暴動の起きる12日前に上海で精神的な自立を歌い、衝動的に「チベットチベット」と言ったのは、何か暗示めいている。シンクロニシティーだと思う。
ビョーク自身、子供時代は顔立ちをバカにされ、「JAP」といじめられていたそうだ(個性を侮辱されたことに対して精神的に戦ったり立ち直るには、他者の評価に依存しない自立した自尊心を確立させる必要があり、それはまさに精神的自立の大事な要素)。「民主主義」という概念には「自分も他人も尊重する」という前提があり、この前提は精神的自立の要素とも 一致する。

恐らくチベット問題に関しては、「精神的自立」ではなくとも自分の独自性を模索する時期の人には年代を問わず比較的共鳴・共感しやすそうだ。コンプレックスを抱えているなどで自己評価や個性が抑圧されていたり、何らかの理由で束縛を受ける(または自分で自分を縛る)などして精神的充実感(=新たな個性や生きがいが芽生える肥やし)が妨げられ密かなストレスを抱えている人はチベットの現状に己の現状を強烈に投影し、両者をほとんど同一化させ、「チベット解放ならずして我が解放なし!」とばかりに日常を忘れてフリーチベットにのめりこむ危険さえある。すると、チベットを抑圧する中国に対しては「自分を抑圧し束縛する憎い何か」を投影することになり、かくして中国は義憤のみならず個人の内面から沸き起こる憎悪の対象にもなる。「ロック」と「反抗」だ。

そんな投影と同一視の結果、聖火ランナーを「中国に協力している=チベット弾圧支持者」と短絡的に見なして怪我をしそうな物を投げつけたり(実際、生卵や水の入った重いペットボトルが投げつけられた)、自分よりチベット問題に関心の低い人(または身近な中国人・中国と取引のある企業やその社員)を苦しむチベットを見捨てる冷血な人とかチベットの弾圧支持者と見なし、一方的に怒りを募らせ許せなくなって自分の感情をぶつけたくなったら(要は八つ当たりをしたくなったら)要注意。少し頭を冷やした方がいい。「ロック」にハマり過ぎかも。そういうのはチベットどうこうというより、ヒステリックな一過性のブームでしかない。つまるところ、チベットのための運動ではなく自分自身のための気まぐれな投影遊びになる。度を越さなければ遊びでもいいと思うけど。

卍偶然の一致
ビョーク事件の起きた日付3月2日は、インドでガンジーがイギリスの抑圧に対する「非暴力の抵抗」を始めた日でもある。やがてインドは独立する。
ビョーク事件以外にも不思議なシンクロニシティーはまだあった。ラサ暴動から丁度一週間後(同じ曜日)の3月21日、チベット自治区と新疆ウイグル自治区の境目でM7.1の地震が起きた(震源は風水で中国大陸の龍脈の源とされる崑崙山脈)。ウイグル自治区ホータン県では約4万4000人が被災。その2日後の23日と24日の2日間、ウイグル自治区ホータン県で当局の抑圧に対する1000人規模の抗議デモが2回発生。実はウイグルにもチベット同様人権問題と独立運動がある。 同じ問題を抱えた二つの地域の境界で大きな地震・・・両方の地域が共鳴してる。
心理的な解釈だと、「地震」は現状に対する不満や現状を変えたい(壊したい)気持ちの象徴だったり「自信がゆらぐ」という象徴だったりする。抗議する側とされる側。どの象徴がどちらの立場に当てはまるかは言うまでもない。

同じ国の2ヶ所で抑圧されたものが吹き出した。どちらも「インデペンデンス」がテーマ。3月14日のチベット騒乱と3月23日から発生したホータンの抗議デモ。日付の合計はどちらも「8」。ある数字占いだと8は「抑圧」を意味する。2つとも、当局の抑圧からindependenceしたいがために当事者が起こした事件。時同じくして個人的な心理的抑圧から心をindependenceさせる戦いを望んでいた若者達による当事者への感情移入。政治的抑圧は心理的抑圧を投影する格好の素材・・・シンクロニティー(意味のある偶然の一致)という現象を提唱した電波系(といわれている)心理学者C・Gユング曰く、「人の心は集合無意識でつながっている」

コアなロックファンの間では、「カタチだけロックを真似しようがそこにロック魂がなけりゃそいつはロックじゃない」と言われている。
「精神的自立」は「形式的に自立したフリをすること」よりも本質的な意味でずっと重要だとされる。
ダライ・ラマ14世の考え方では、チベットにとって本質的に「independence」が実現することは、本質的なindependence後が例え形式上は「ある国の自治区」のままでも、現在の「名ばかり自治区(自治区のフリ)」より本質的な意味でずっと重要だとされる。

あの国の主席が来した5月6日にあわせて東京で行われたフリーチベットイベントにおいて、司会のモーリー・ロバートソンはこう言った。
フリー・チベット! フリー・あなたとわたし!
どういう目的でフリーチベットやってるのか、よく分かる叫びである。

参考: ビョーク、チベット発言について語る
(電波な目で見ると、写真のビョークがどっかのシャーマンに見えてしょうがない)


True Colors
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容姿・劣等感・個性

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