« 地元のお寺で睡蓮 | トップページ | デスノート+ホットペッパー »

2007年9月10日 (月)

恋人は、誰よりもあなたのそばに?

古今東西、「恋人(結婚相手)が欲しい」とか、「あの人の気持ちが知りたい・振り向かせたい」といった理由で占い師に相談する人は多い。
そして興味深いことに、切ないまでに恋人や結婚相手を強く求めていながら、「実際に恋人を探すために行動する意欲はない」とか、気持ちを確かめたり振り向かせたりはしたいけど、「目の前にいるその相手と実際に交流する意欲はない」ということが占いで判明することも多い。さらに、以前占い依存症の記事でも述べたが、「コミュニケーションをとらずに異性と親密になりたい」という思いを持っている人や現実を無視して「自分が思い描く望み通りの展開を言って欲しい」という願望をむき出しにする人も多い。なぜだろう?

♡恋に役立つ占いの使い方
現在・未来を問わず、「幸せな恋のために、今何が出来るか。注意点は何か?」という発想がとても大事。
運命が恋人を与えてくれるのを何もせずに待つのではなく、自ら運を切り開く(開運の)前提で占いを使う。本当に相手の気持ちを確かめたいのなら、占い師にやってもらうのではなくあくまで自分で突き止める前提で占いをその応援ツールに使う。要するに「恋人を得るために・恋を実らせるために、真実をつかむために、自分は何が出来るか・どうあるべきか」という意識。あくまで「自分と向き合う」前提で占いを使うことが効果的。決して「現実と(自分と)向き合う代わりに願望通りのことを言ってもらう」とか「相手と(自分と)向き合う代わりに占いを使って済ませる」とか「占いさえすれば後は何もしなくても二人は結ばれる」となどと考えてはいけない。占い依存症があなたを手招きするから。

♡あなたの恋はどれ?
あくまで自分が動く。自分が考える。自分が相手と向き合う。自分で突き止める。「そんなことは出来ない・したくない」「それ位なら何のためにお金払って占いをしてるのか分からない」「ウソでもいいから気分の良くなること言って!」と感じるとすれば、それは生身の相手と交流する意欲がなく、実際に相手を知る意欲もなく、あの人の気持ちを確かめたりアピールして振り向かせたいわけでもない。そして、本当は「あの人」が欲しいわけでも結婚相手や恋人が欲しいわけではないのかもしれない。
もしそうだとすれば、「現実の恋」は望んでいない。

では本当は何を望んでいるかというと、「心の中だけで楽しむ恋(エア恋愛)」なのかもしれない。私の知るありがちな一つの具体例としては、本当に望んでいることが「あくまで自分の心の中で理想の展開をする恋の物語やイメージを密かに楽しむこと」や「恋に恋すること」だったりもする。ならば、心の中で楽しむ自分だけの「素敵な恋(物語)」に、占い師とはいえ他人にどうこう言わせる必要があるだろうか? 自分の物語の展開や結末を他人に保証してもらう必要があるだろうか? むしろ誰にも口出しさせず、自らも口に出さず、大いに楽しんでいいことではないだろうか? 誰かの保証や同意が得られないからといって、物語をやめる必要があるだろうか? 自由に設定や結末を決めて(又は決めなくても)いいことではないだろうか?(実際、自分の思い描く設定と異なる占い結果が出た時、『なぜお前如きが私の恋を邪魔をするのか』と本人が不思議な怒りを発するケースも多い) 

♡恋人は、誰よりもあなたのそばに?
現実の恋よりもこの手の望みを持つ時に限り、自分の恋人は、心の中に存在する。恋人は、誰よりも自分のそばで、常に自分と共にある。かの者とは、いつでもどこでも対話できるし、どんなことだって出来る。いつでもどこでも、何でも出来る。自分の物語やキャラクターを客観的に注意深く観察・分析すると、そこからあなたの隠れた願望や隠れた一面、隠れた可能性を教えて成長させてくれることだってある(例えば、相手はどんな特徴があり、その相手とどんな愛情のやりとりが理想か)。しかも生身の人間に対してはどうしても必要になる明確な意思表示や言語化したやり取りが、いらない。そして、後から生身の恋人が出来たとしても、「別れなければ二股になる」わけでもない。
心に住む「あのひと」を知らないうちについ投影した生身の相手(=ただのスクリーン)とコミュニケーションする気にならないのは、そのせいかも。愛する人は、「あのひと」であって、「あのヒト科の個体」ではないのだから。
もしかすると、「あのヒト科の個体(スクリーン)」を知るずっと前から心のなかには「あのひと」がいて、ずっと前から好きだったのかもしれない。ずっと前から「あのひと」を知っていて、ずっと前から既に心のなかで出会っていたのかもしれない。

♡相手の気持ちを確かめる? 自分の気持ちを確かめる?
もし愛する人が心の中の人ならば、生身の人類とは混同しないように注意したい。自分の恋人を間違える様なものだから。(同じく、生身の恋人が出来た時にも両者を混同しない注意は必要だ)
相手とほとんどコミュニケーションをとったことがない、コミュニケーションを取る機会がないなどの「相手のことをほとんど知らないのに惚れちゃった」ケースの恋は「心の中で楽しむ恋」や「心の恋物語」であることも比較的多い。分かりやすく極端に例えると、「行きつけの店の新人バイト」「宅急便のお兄さん」「取引先の社長」「外で見かけた受付のお姉さん」に惚れた場合など。
当たり外れを確認できない・確認する意志がない状況で占い師に相手の気持ちや性格を尋ねたい人もこの手のパターンの恋が多い。自分がどの恋を望んでいるのか。まず、相手の気持ちを確かめようとする前に、自分の気持ちを確かめる発想をすると○。

本当は生身の相手を必要としていないのにそれに気づかず(或いは知っててわざと)生身の人間と恋愛をしようとすると、うまく行かなかったり、時には自分を傷つけるのみならず相手を傷つけたり。相手を道具にする恋は、自分も道具にされる恋愛運を作り出すことがある。
「心の中だけで楽しむ恋」をする時、つい他人の手を借りてしまわなようご注意を。それは、他人を自分の精神世界に巻き込むだけでなく、他人を自分の心の世界へ侵入させることにもなるから。他人を「自分だけの世界」に巻き込んだ瞬間、「自分だけの世界」は失われてしまう。占い師や相談相手とて例外ではない。

心か現実か。イメージか生身か。今の自分がどのタイプの恋を望んでいるのか、或いは両方のタイプを別々に同時進行させたいのか。投影の押しつけではなく相手と向き合い本人の実際の人柄や魅力を理解する意欲が少しはあるかどうか。自分でよく見極めておきたい(因みに占いで相手の魅力を言語で教えてもらっても魅力理解の代用にはならない。話じゃなく実際に相手と向き合わないと魅力を理解できないから。それと、相手と向き合って確認しないと占い師の言った通りかどうか確認できない)。
最近一部で流行の「二次元萌え」も今回書いた「心の中に恋人がいる」心理と似てるかもしれない。

・・・本当は現実の恋を望んでいない。では何を望んでいるか、というもう一つの例は、自分が打ち込めるものや目標や張り合いが持てず、自分の生き方の世界を楽しく出来ず、それが見つからないままでもしか恋愛に走って虚しさを紛らわしていた、というケース。その場合の本当の望みは「自分が充実感を持てる何かを見つけ出すこと・手に入れること」だ。
(相手にそんな『何か』を投影していることもある)
でもしか恋愛と似たような理由から自分の未来が想像できない不安のために「でもしか結婚」を考えている場合も、やはり相手を探すというよりは自分の充実できる生き方を自分の内面から探してみたほうがいい。

いずれにせよ、本当に本当の願いを叶えるためには、自分の内面に目を向けることから始まるのかもしれない。

Kuma2_thumb

占い依存症チェック

本気で架空のキャラを愛する人々
探し求める存在は、もしかすると・・・
エア恋愛の意味
童貞のまま30代で死んだ男の誕生日
「草食化」という本能?

« 地元のお寺で睡蓮 | トップページ | デスノート+ホットペッパー »

不思議な話」カテゴリの記事

占い」カテゴリの記事

恋愛」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

結婚」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/585389/54220942

この記事へのトラックバック一覧です: 恋人は、誰よりもあなたのそばに?:

« 地元のお寺で睡蓮 | トップページ | デスノート+ホットペッパー »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ