キャラバン
7日にBS2で映画「キャラバン」を鑑賞。見るのはこれが二度目。一度目はスクリーンで見た。
ヒマラヤの麓、ネパール側にあるチベット系民族の住むドルポ村では、収穫できる農作物が不十分なため、塩の交易をするキャラバンで暮らしが成り立っていた。そのキャラバンを率いる若者カルマとかつてのキャラバンリーダーだった主人公の祖父ティンレの世代交代の話し。
もうもうと上がる砂埃。峻厳な斜面。荷物を積んだ数え切れないヤク(牛の一種)たち。それを率いる赤い頭飾りをつけた男達。それが全部、チベットを旅した私の記憶を突っついていく。
ストーリーは何となく西洋人が作ったものと分かるのだが、映像もキャストも本物。ドルポ村も実在する。キャラバンは現地で本当に今でも行われており、ヒヤヒヤするような高山のがけっぷちを歩く。実際、命がけ。しかし命がけのキャラバンをしなければ、村は飢えてしまう。出演者は一人を除いてみな現地の人々。けれど、皆しゃべり方に素朴で豊かな表現力を持っている。厳しい大自然の中でしっかりと力強く生きている人々は老若男女問わずそれだけで美しく見える。映像はヒマラヤオールロケで、景色が怖いほど美しい。音楽も○。
なお、若いキャラバンリーダーのカルマはイケメンなので女性に人気だ。彼もチベット高原の遊牧民出身。
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