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2004年11月16日 (火)

二足のわらじ

以前、チベットに関する仕事を始めたと書いた。その当時、あるチベット関係のオフィスが信じられないほど忙しく、猫の手も借りたい有様だったことと、知り合いのチベット人が怪しげな仕事をしている(!)私を心配してくれて私にその猫の手の口利きをしてくれたのだ。
オフィスは通常業務と引越しとイベントの企画・運営を一度にこなさなければならない事態に陥ってて、一時は日付が変わってからの帰宅もあった。お陰で色々勉強できたこともあったけれど。「占い師」と「事務員」の二足のわらじ。仕事から帰ると占いの原稿や依頼がたまっていて眠れない日もかなりあった。
やがてオフィスの忙しさや混乱がひと段落ついたため、オフィスが非常に忙しいときだけは手伝いに行く以外、私は再び「占い師」のわらじだけをはくことにした。本職はこっちだから。
これからはバンバン占うぞ、と意気込んだ2日後が母校の文化祭だった。
ウチの大学は変わっていて、いつも誰かがキャンパス内で店を開いている。ほとんどはフリーマーケット。OB,OGが店を開いているときもある。別に誰も文句は言わない。むしろ繁盛している。そして、そんな店達のなかに、私がいる。隣駅の大学から学生が占いをしに来ることもあった。
文化祭も然り。出店達の中に、私がいる。誰も文句は言わない。
文化祭の期間は客足が絶えることは無い。貧乏な学生向けに、おひねりという形で小銭を受け取りつつ占いをやっていたのだが、一日が終わって気がつくと売上の合計が4ケタになっていた。文化祭期間の3日間、毎年そんな感じ。
昼間から夕方にかけては占い、夜は学生がやっているキャンパス内の酒場でいろんな人とおしゃべりしつつ飲んでいた。ときおりはビールやつまみを奢ってもらうのと引き換えに手相を見た。酒場には何と、「マリファナ青春旅行」の著者にして「大麻堂」の経営者、知る人ぞ知る麻枝光一氏まで来ていた(どんな大学かと思われるだろうが、さすがにマリファナは禁止)。
麻枝氏と飲んで、彼の手相を見て、ちゃっかりおひねりを貰って、彼の体験談、中島らもの裏話、日本や世界のマリファナ事情なんかを聞くのはとても珍しい体験だった。話し方は大阪のすけべなおっちゃんやけど。
そんなこんなで文化祭を満喫したら、また学生時代の私に戻ってきたような気がする。いつでも、どこでも占いをやってはおひねりを頂く。気楽な野良犬。わたしの原点はここ。その原点を作り上げる力をくれたのは、チベット。凍りついた私の心を温め、耕してくれたお陰で、眠りから覚めた種から野良犬(性格は猫)みたいな占い師が生えてきた。
そのチベットに関係するオフィスの手伝いをしたことで、少しでもチベットの恩返しになればと思う。

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